横山泰行
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横山 泰行(よこやま やすゆき、1942年3月 - )は、富山大学教育学部教授、教育学者(教育学博士)。漫画『ドラえもん』を研究する「ドラえもん学」の提唱者として知られる。大学ではドラえもん学以外にもスポーツ学で気(オーラ)の授業なども担当している。岐阜県羽島市出身。
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[編集] 略歴
- 1967年 東京教育大学体育学部を卒業後。
- 1973年 フルブライト交換留学生として、ペンシルバニア州立大学に留学。
- 1976年 東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。
- 1993年 富山大学教育学部教授。
- 1993年 教育学博士(東京大学)。
- 1999年 ドラえもん学を提唱し、ホームページ「ドラえもん学コロキアム」を開設。
- 2004年 ドラえもん文庫を開設。
- 2006年 富山大学人間発達科学部教授。
[編集] ドラえもん学
ドラえもん学は、ドラえもんをデータベース化し、戦後の日本において夢を与えたドラえもんの魅力を探るものである。研究対象は藤子・F・不二雄が描いた漫画に限る。アニメやゲーム、パロディ、藤子・F・不二雄以外が描いたドラえもん作品(例:藤子・F・不二雄の死後に描かれた大長編)などは含まない。
研究は、ドラえもん全作品に登場した道具の数や、登場人物の登場頻度、会話頻度を定量化することで行なう。これは、従来の研究では欠落していた部分だと横山は言う。
推理小説シャーロック・ホームズシリーズを研究するホームズ学(シャーロキアン参照)にならって、研究対象とする漫画を正典、研究者をドラエモニアンと呼ぶ。
[編集] ドラえもん文庫
ドラえもん全1345話を集めた文庫として2004年に開設。開設場所は、富山大学横山研究室、及び、ドラえもんの藤子・F・不二雄の出身地高岡市にある高岡市立中央図書館。蔵書は、単行本、初版本、および雑誌のコピーである。収集には、インターネットやテレビ番組を通じて呼びかけを行ない、ようやく全冊が揃うこととなった。蔵書は全て閲覧が可能である。
[編集] 著作
- 渡部昇一との共著 『ドラえもんの謎』 ビジネス社、2003年、1月
- 『野比家の謎』日本文芸社、2004年、11月
- 『「のび太」という生きかた 』アスコム、2004年、12月
- 『ドラえもん学』PHP研究所、2005年、5月
- 『ドラえもんの「育て力」』イースト・プレス、2005年、10月