横浜から突然生放送! 大型連休もさだまさし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
横浜から突然生放送! 大型連休もさだまさし(よこはまからとつぜんなまほうそう・おおがたれんきゅうもさだまさし)は、2006年5月7日(新聞番組表の上での日付は5月6日深夜)の0:15~1:15に放送された、NHK総合テレビの特別番組。司会はシンガーソングライターのさだまさし。
[編集] 概要
- 2006年1月1日に放送された「新春いきなり生放送!!「年の初めはさだまさし」」が好評で、続編を希望する声が多かったため、横浜放送局開局80周年記念を兼ねて、横浜放送局のスタジオから放送された。
- 「年の初めは」同様に、さだがかつてパーソナリティーを務めていた、文化放送のラジオ番組「セイ!ヤング」の雰囲気で、視聴者から寄せられた投書(葉書のみ)に応えながら、さだやゲストのトーク、生ライブを交えて展開しようというもの。
- これまた「年の初めは」同様に、「番組の製作予算が限られている」という触れ込みで、セットもホワイトボード等ごく簡易的なものを使用し、テロップも殆ど使わずゲスト、曲紹介など手書きのフリップを使っていた。またホワイトボードには、「受信料お願いします」という言葉が書かれており、さだが事あるごとに冗談半分でその文字を指差したり、アップで映したりしていた。
- さだ曰く「どうせ誰も見てないから」という理由で、「大型連休のことを何故NHKではゴールデンウィークと言わないのか」について論じたり(しかも「ゴールデンウィーク」と連呼していた)、自己宣伝が禁じられているNHKであるのに、自著や自身のシングル『がんばらんば』のプロモーションビデオを、「買って見るように」等と発言し、スタッフにたしなめられたり(宣伝できない歯がゆさをもギャグにしていた)、NHKの一連の不祥事に対する率直な意見を述べる(それに関する葉書も紹介された)など、NHKらしからぬ内容が多かったのも特徴だった。
- 横浜放送局80周年のマーク(「80」という字の「0」の部分が船の舵輪になっている)について、「これはフジテレビではありません。フジテレビは今すぽると!やってますから」と、正月に続いて裏番組に言及するという、およそNHKらしからぬコメントを言ってのけた。
- 1時間の番組内でさだが歌ったのは、唱歌「故郷」1曲のみ(これ以外に冗談半分で『関白宣言』の冒頭1小節を歌ったりもした。ただし「もらう前に」の代わりに「もらわない」と言って終わり。まるで嘉門達夫の「歌が急に終わるシリーズ」のようだった)。これも話芸が達者なさだらしいものとなった。
- 正月に続き、これも好評だったため2006年8月5日未明に「長崎から突然生放送! 真夏の夜もさだまさし」が放映されることになった。
[編集] ゲスト
- 佐田玲子(さだの妹)
- ちょうど放送日が誕生日で、自ら「ハッピーバースデートゥーミー」と歌いながら巨大豚まんを抱えて登場、この番組の直後に放送の「バドミントン世界選手権」の宣伝を行った。
- 平野奈央(「よこはまポートスタジオ」キャスター)
- 天野真知(こんにちはいっと6けんレポーター)
[編集] スタッフ
- 井上知幸(構成作家)
- 住吉昇(音響効果)
カテゴリ: 日本放送協会テレビ番組 | 特別番組