長崎から突然生放送! 真夏の夜もさだまさし
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長崎から突然生放送! 真夏の夜もさだまさし(ながさきからとつぜんなまほうそう・まなつのよるもさだまさし)は、2006年8月5日(新聞番組表の上での日付は8月4日深夜)の0:00~1:40に放送された、NHK総合テレビの特別番組(途中1:00~1:10はニュースの為中断)。司会はシンガーソングライターのさだまさし。
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[編集] 概要
- 2006年1月1日に放送された「新春いきなり生放送!!「年の初めはさだまさし」」と、同年5月7日に放送された「横浜から突然生放送! 大型連休もさだまさし」がいずれも好評だった為、第3弾としてこの番組が放送された。今回は毎年恒例の無料コンサート「夏 長崎から さだまさし」の準備などの関係で、NHK長崎放送局のスタジオから放送された。
- 過去2回同様に、さだがかつてパーソナリティーを務めていた、文化放送のラジオ番組「セイ!ヤング」の雰囲気で、視聴者から寄せられた投書(葉書のみ)に応えながら、さだやゲストのトーク、生ライブを交えて展開しようというもの。
- これまた過去2回同様に、「番組の製作予算が限られている」という触れ込みで、テロップを殆ど使わず、ゲストや曲紹介など手書きのフリップを使っていた。またスタジオに設置したホワイトボードには、さだの自筆([1])で「くどかばってん 受信料お願いばい」と長崎弁で書かれており、さだが事あるごとに冗談半分でその文字を指差したり、アップで映したりしていた。
- なお過去2回はセットらしいセットが無かったが、今回は使用したスタジオが普段「もってこい長崎」(長崎県向けの地域情報番組)などを放送しているスタジオということもあり、初めてセットらしいセットのある中での放送となった。また使用した手書きのフリップも、過去2回はカレンダーの裏などを再利用していたが、今回は新品の画用紙を使っていた。
- 過去2回は番組内でさだが歌を歌うことが殆ど無かったが(「年の初め」は3曲、「大型連休」は1曲のみ)、今回はさだ曰く「音楽番組」ということで、これまでで最も多い5曲を歌った。
- 番組に寄せられた葉書は472通。その内紹介されなかった葉書の中から、抽選で「夏 長崎から」のTシャツなどがプレゼントされた。
[編集] 歌った曲
- 紫陽花の詩(曲の途中でニュース中断)
- 蝉時雨(番組では放送されず)
- 精霊流し(番組ではニュース明け後の2番から放送)
- 殺風景
- 長崎小夜曲(ナガサキシティ・セレナーデ)
- 『長崎小夜曲』以外は、元グレープの吉田政美(ギター)が参加。楽曲もグレープ時代のものである。
- 『長崎小夜曲』は1983年発表のシングル(北面は有名な『北の国から』のテーマ)。「夏 長崎から さだまさし」のオープニングやコンサートの盛り上がる場面での曲として使われ、ファンの間での人気は高い。
[編集] ゲスト
- 佐田玲子(さだの妹)
- 「夏 長崎から」の模様を放送する特別番組の宣伝を兼ねて登場。
- 吉田はさだとのセッションを行い(上記の曲のうち『長崎小夜曲』以外の4曲)、グレープとしては非常に貴重な、生放送での演奏となった。
- 山本美穂(長崎放送局キャスター)
- 八木佐和子(同上)
- この2名はさだにスイカの差し入れをすると共に、「長崎さるく博」とNHKの長崎原爆関連番組の宣伝を行った。
またゲストではないが、チキンガーリックステーキが番組内のジングルを担当し、客席に座っていた。
[編集] スタッフ
- 井上知幸(構成作家兼アシスタント)
- 住吉昇(音響効果)
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