沖縄県立芸術大学

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沖縄県立芸術大学

沖縄県立芸術大学（おきなわけんりつげいじゅつだいがく、英字表記:Okinawa Prefectural University of Arts）は、沖縄県那覇市にある公立大学。1986年に設置された。

[編集] 沿革

1986年　設置（美術工芸学部）
1990年　音楽学部開設
1993年　大学院修士課程開設（造形芸術研究科）
1994年　大学院修士課程に音楽芸術研究科増設
1996年　大学院博士課程開設（芸術文化学研究科）

[編集] 学部・学科

美術工芸学部
- 美術学科
  - 絵画専攻/彫刻専攻/芸術学専攻
- デザイン工芸学科
  - デザイン専攻/工芸専攻
音楽学部
- 音楽学科
  - 声楽専攻/器楽専攻/音楽学専攻/琉球芸能専攻

[編集] 大学院

芸術文化学研究科
造形芸術研究科
音楽芸術研究科

[編集] 大学関係者

初代学長山本正男 - 美学 -
第2代学長阿部公正 - 美学 -
第3代学長大嶺實清 - 陶芸 -
第4代学長朝岡康二 - 美術史：デザイン史(道具） -
第5代学長宮城篤正 - 文化史：民芸 -

音楽学部

教授蒲生美津子 - 日本音楽史 -　雅楽研究
教授金城厚 - 音楽民族学 - 琉球伝統音楽研究
教授ウーヴェ・ハイルマン - 声楽 - メトロポリタン・オペラ、ウィーン国立歌劇場でのタイトル・ロール、アーノンクール、ケーゲルとのモーツァルトの宗教曲、オラトリオ録音、ショルティとの魔笛録音
助教授梅田英春 - 音楽民族学、人類学 - 東南アジア音楽・文化研究（主にインドネシア）、ガムラン演奏

[編集] 概略

音楽学部は、沖縄の伝統的な芸能の伝承と発展を主たる目的とすべきであるが、実際には西洋音楽を中心とした旧態依然というにはあまりにも保守的で時代の遺物のような教育システムに固着する傾向にある。しかし、琉球芸能の実践、教育および研究の分野においては、着実に成果を上げているといえるだろう。またバリ、ジャワ両方のガムラン・アンサンブルがあり、特にバリのアンサンブルは日本を代表するガムラン奏者でもある梅田英春助教授の指導のもと、精力的な活動を続けている。将来的には東南アジアに開かれた総合的な音楽、文化、社会、芸能といった研究の拠点としての役割を担うべき機関である。その為にも、今後、学科、専攻の壁を越えたより柔軟な教育過程の構築と、地域と大学がより密接に関わり合う環境を作り上げていく必要がある。