沼津港駅
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沼津港駅(ぬまづこうえき)は、静岡県沼津市千本港町にあった貨物駅。東海道本線の貨物支線(通称、沼津港線)の終着駅であった。
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[編集] 駅概要
1888年に東海道本線の建設資材を沼津港から陸揚げし輸送するために開設されたのが始まりである。当時は正式な駅ではなかったが、1899年に正式に駅として開業した。
当初、狩野川の右岸(現・永代橋付近)に駅があったが、沼津港(現在の沼津港内港)の完成にともない1947年に移転した。但し移転前の駅も引き続き構内側線として廃止時まで使用されていた。
貨物輸送は、構内側線が引かれていた沼津魚市場からの海産物の発送や、漁船の燃料輸送、木材輸送などがあった。
しかしトラックが普及し、貨物輸送の多くがそれに切り替わったことにより輸送量が減少。1974年に廃駅となった。
[編集] 歴史
- 1888年(明治21年) - 東海道本線建設資材運搬用の路線が当駅付近から沼津駅まで開業。
- 1899年(明治32年)6月15日 - 蛇松駅(じゃまつえき)として開業。
- 1947年(昭和22年)3月1日 - 移転。同時に沼津港駅に改称。
- 1974年(昭和49年)9月1日 - 廃止。
[編集] 隣の駅
- 日本国有鉄道
- 東海道本線 貨物支線
- 沼津駅 - 沼津港駅
[編集] 関連項目
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