洋画家
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洋画家(ようがか)とは、明治以降の日本人の画家のうち、「洋画」(西洋から伝わった油絵・水彩画)を制作する画家を指す。日本画家と対照する際に用いられる言葉である。
日本人以外の海外の画家に対しては用いないから、ミケランジェロやピカソを洋画家と呼ぶ者はいない。また、平賀源内は油絵を描いたが、洋画家とは言わない。近代以降の日本の絵画が日本画と洋画という2つのジャンルに分かれてからの言葉である。なお、洋画家という表現は、当人が自称するよりは、新聞等の画家の経歴紹介や訃報において、よく見受けられる。
洋画家といえば「洋行帰り」「アトリエ付きの洋館」などのイメージとともに、一種の生活スタイルをも彷彿とさせる言葉になっている。
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