海食洞
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海食洞(かいしょくどう、sea cave)とは海岸段丘の地形によく見られる波浪の浸食による洞窟。
主に、海岸に打ち寄せる波により形成されている。崖に断層や割れ目などの比較的弱い部分が存在すると、侵食が早く進むために形成される。
大きなものでは人が居住できるほどのスペースを持った物もあり、古代の生活跡が残されている場合もある。これらの場合、その多くは隆起により満潮の水位より上に洞窟が持ち上がった物が殆どである。
水面近くに形成される物は、干満の具合により、波が来るたびに海水を中の空気と一緒に吹き出す事がある。これを潮吹き穴と呼ぶ。
また、海岸が沈降した場合、海底洞窟ともなる。
海食洞の中には岩を貫通し、トンネル状になった物も見られる。