牧志公設市場
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牧志公設市場(まきしこうせついちば)は、沖縄県那覇市にある公設市場。別の場所に「雑貨部」「衣料部」があるが、通常「牧志公設市場」といえば魚介類・食肉類をはじめとした食料品の販売を中心とした「第一牧志公設市場」を指す。以下特に断りのない限り第一牧志公設市場について説明する。
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[編集] 概要
- 営業時間(基本):10時~21時(食堂は20時注文止)
- 定休日:第4日曜(鮮魚は第2・5日曜も休日)、新旧正月、旧盆
[編集] フロア構成
- 1階 鮮魚・食肉・乾物等
- 2階 食堂・菓子(サーターアンダギー)・リフォーム等
周囲の商店街は入り組んでおり、出入り口など位置関係がわかりにくいが、その分凝縮されているとみることができる。
[編集] 沿革
[編集] 経緯
1950年に市が米軍管理用地約9800㎡を借地契約し、公設市場として建設したのが始まり。1951年に牧志公設市場として開設された。後の1969年に第二牧志公設市場が開設されたことにより、第一牧志公設市場に改名。庶民の台所として戦後の沖縄の家庭を支えてきた。 しかし、本土資本の大手百貨店やスーパーマーケット進出のあおりを受け、1970年代ごろから徐々に客足が減退していき、2001年3月には第二牧志公設市場が閉鎖された。
一方、第一牧志公設市場は沖縄の珍しい食材が安く購入できること、食堂街で家庭料理が安く味わえることからガイドブック等に掲載されるようになり、観光客が多く訪れるようになった。現在では那覇を代表する観光スポットとして存続している。
なお、第二牧志公設市場の跡地は更地にされた後、現在は「那覇市中心商店街にぎわい広場」として、個人の起業家などのショップを集めたスポットとなっている。
[編集] 年表
[編集] 所在地
那覇市松尾2-10-1
[編集] 交通機関
[編集] モノレール
- 沖縄都市モノレール線の牧志駅、美栄橋駅、県庁前駅より徒歩。公式に最寄りとされている駅は美栄橋駅である。美栄橋駅から沖映通りを国際通り方面に直進する。
[編集] 路線バス
[編集] 車
[編集] その他
- 1階で購入した食材を2階で調理してもらう場合、料理1種類につき500円の料金が必要である(食材の購入費は別にかかる)。例えば1匹の魚を刺身と唐揚げにしてもらう場合には料理が2種類とされ1000円の料金となる。そのため、これを知らない観光客と店の間でトラブルになることが多く、市場側で注意の張り紙を掲示している。
- 2階の食堂街では持込をしなくても普通に料理を注文できる。