玉置敬三

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玉置敬三（たまき けいぞう、1907年3月2日 - 1996年7月8日）は、日本の官僚。元通産事務次官、元東芝会長。

[編集] 略歴

和歌山県出身。1930年、東京帝国大学法学部卒業後、商工省入省。戦後の1952年から1953年にかけて、通産事務次官を務める。岸信介らの「統制派」の流れを汲み、その下には他に山本高行、平井富三郎、徳永久次らがいた。朝鮮特需によりジョゼフ・ドッジらによる自由経済から方向転換、統制派が復権、通産省による戦後政策のはじまりだった。次官就任までの経緯は、同期の白州次郎らの「白州派」・「外交派」または「通商派」に属すると目された始関伊平（旧資源庁長官）との争いであった。次官就任後、始関伊平が衆議院議員（のち建設大臣）となり、同じく白州派で「永山天皇」として権力を振るっていた永山時雄初代官房長を東京通産局に追い出し、大堀弘が経済企画庁（その後事務次官）に出されることとなった。
退官後の1954年には、東芝に。取締役から常務、専務を経て、1966年に副社長に。1972年に社長となり、以後、1976年に会長、1980年に相談役。