理科総合
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理科総合(りかそうごう)とは、2003年の高等学校学習指導要領の施行によって新たに設置された教科「理科」の科目の1つである。理科総合A、理科総合Bのどちらか一方を原則として履修しなければならないとされる。従来の1A科目や総合理科とは異なり、化学や物理などの関わりが強い部分を総合的に学習する。
理科総合A・Bは中学校理科の「1分野」「2分野」に酷似している。一方、大学入試センター試験ではほとんどの大学が理科総合を指定しておらず、更に理科総合の内容はそれぞれの科目の基礎と全く同じであるため、進学校を中心として必修不要論が出ている。
- 理科総合A
- 物理と化学の内容を重視し、その内容を易しくしたもの。エネルギーと物質の成り立ちや、科学技術、自然界と人間とのかかわりについて学習して行く。
- 詳しい内容については高等学校理科総合A(Wikibooks)を参照。
- 理科総合B
- 生物と地学の内容を重視。生命と地球の移り変わりと多様な生物と自然界のとながりについて学習して行く。
- 詳しい内容については高等学校理科総合B(Wikibooks)を参照。