生活指導
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生活指導(せいかつしどう)とは、教育課程で教科外活動(特別活動など)に主に位置づけられる教科・科目以外の方法で、こどもの意識や生活態度・行動などを指導・助言する活動のことである。似た用語に生徒指導があるが、生活指導とは、意味合いがやや異なる。
生活指導は、指導を行う者が「生活」の中に積極的にかかわっていき、こどもの視点で物事や世の中を見つめ、それを考察することを主な精神にしている。指導は、一般的に日常的に顔を会わせる身近な者が行い、学級担任、クラブ活動の顧問、児童会・生徒会活動の顧問などが中心となることが多い。
生活指導という用語自体は、第二次世界大戦後に新しい教育課程が開始される以前、戦前の日本の民間教育運動の中で取り上げられ、特に「北方性教育」に代表される生活綴方教育の中で提言されてきたものだといわれている。第二次世界大戦後は、1950年代に無着成恭の『山びこ学校』を旗頭にした生活綴方の復興があり、「生活」という視点は、教育界において一躍ブームにもなった。
現在、生活指導を主に研究・実践している民間教育研究団体としては、「全国生活指導研究協議会」(全生研)「全国高校生活指導研究協議会」(高生研)がある。