直訳
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直訳(ちょくやく)とは、本来の文法に忠実に翻訳した、主に外来語の和訳のことである。これに対し、もう少し砕けてわかりやすい、様々なニュアンスを考慮した翻訳を意訳と言う。
[編集] 主な例
- 日本の中等英語教育では、基本的に日本語訳は直訳で学んでいる。例えば、「Carefully」は「注意深く」、「Though」は「~だけれども」と教えている。勿論英和辞典にはそうした表現が載っているのでまったく間違いでは無いのだが、どういうわけか、学力考査で前者を「ていねいに」または「たんねんに」、後者を「~だが」という回答は不正解になることがある。杓子定規かつ歪曲した教育の端的な例である。
- 直訳は、場合によっては表現力の稚拙さを露呈する事がある。
[編集] 直訳ロックブーム
- 1995年、ロック歌手の王様がディープ・パープルの名曲を直訳し「深紫伝説」としてカヴァーしたのが火種となり、女王様(パッパラー河合)が「女王様伝説」の名でクイーンの直訳カヴァーを出す等した。
- 又、ブームに便乗して難波可憐というユニットがカーペンターズのナンバーを関西弁でカヴァーしたのも話題になった。