石野駅
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石野駅(いしのえき)は、兵庫県三木市別所町石野3丁目にある三木鉄道三木線の駅。
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[編集] 駅構造
地上駅。線路はほぼ東西に走り、駅舎は南側に設けられている。駅舎の北側に単式ホーム1面1線を有するが、ホームの向かいには使われなくなったホームが朽ちた状態で残っている。
駅舎は木造一階建て。屋根は新しくはなっているが、古くからの建物である。かつては当駅にも駅員が配置されていたが無人駅となっており、駅舎は待合所部分のみが使われている上、待合所の出札口が板で埋められている。
有人駅時代からの汲み取り式便所が残る。個室には和式全穴便器が設置されている。
[編集] 駅周辺
駅前から南へのびている小さな道を進むと、県道20号に出る。当駅の近くから西側へ、県道に沿って700メートルほど石野の町並みが連なっており商店などもある。
三木線は厄神駅からこの駅まで駅間距離が詰まっていたが、ここから別所駅までは駅間距離が比較的大きくなる。なかでも当駅と次の西這田駅との間は1.7キロメートルあり、三木線でも一番の駅間距離となっている。
[編集] 歴史
- 1916年(大正5年)11月22日 - 播州鉄道 厄神駅~別所駅間の開通と同時に開業。旅客営業のみ。
- 1922年(大正11年)5月9日 - 休止。
- 1923年(大正12年)7月1日 - 営業再開。
- 1923年(大正12年)12月21日 - 播丹鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道の国有化により、国鉄三木線の駅となる。同時に貨物の取扱を開始。
- 1962年(昭和37年)9月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1985年(昭和60年)4月1日 - 三木鉄道に転換。