砂ぼうず
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『砂ぼうず』(すなぼうず)はコミックビーム(エンターブレイン発行)に連載中(2005年8月より休載中)のうすね正俊の漫画作品。2006年2月現在、13巻まで刊行されている。 この原作は今のところ二部構成となっている。1~12巻までが砂ぼうず編。13巻からは小砂が主役の第二部である。 現在未完。
2004年10月からは中部日本放送・東北放送・北海道放送・RKB毎日放送のJNN系列4局の共同製作によりアニメ化された。
アニメはテレビ埼玉でも同時期に放送されたため、UHFアニメの部類に含めることがあるが、JNN系列局の共同製作でありJNN系の放送局で放送されることを前提にしていることからUHFアニメに含めないこともある。どちらかといえば民放深夜アニメの部類に属する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
舞台は、関東大砂漠。数百年前に文明が滅び去ってもなお懲りずに、人間は人間同士で弱肉強食の争いを繰り返していた。
主人公は最近名をあげてきた便利屋、人呼んで砂漠の妖怪「砂ぼうず」。金と名誉とボイン(巨乳の女性)の為なら、その抜群にキレる頭と腕前をいかして、卑怯・陰湿お構いなしに何でもやる……過酷なサバイバルを強いられる砂漠にまさに最適な男である。そして、砂漠最強を目指して彼に弟子入りした少女、通称「小砂」。
ある時は女に騙され命を危うくし、またある時は多額の借金を背負わされながら、二人の戦いの日々は続いていく。
[編集] 登場人物
- 水野灌太(砂ぼうず)(みずの かんた) (声:鈴木千尋)
- 本作の主人公。17歳。砂漠の妖怪と恐れ、恨まれ、憎まれる凄腕の若手便利屋。様々な奇策とセコさで依頼を果たす。実利主義で私欲に忠実。金とボインに目がなく、女に騙され易い。
- 小泉太湖(小砂)(こいずみ たいこ) (声:斎藤千和)
- 砂ぼうずの弟子。14歳。関東一の凄腕美人になるのが夢で、かつての師匠を見切って砂ぼうずに弟子入り。以後、努力を重ね、実力を付けている。夏子に憧れを抱いている。
- 朝霧純子(あさぎり じゅんこ) (声:小谷朋子)
- 砂ぼうずのライバル、と言いつつ自慢の美貌と色仕掛けで砂ぼうずを始め、多くの男性を手玉に取る「砂漠の女狐」。彼をしばしば難題に巻き込ませるボインの美女。
- 雨蜘蛛(あまぐも) (声:若本規夫)
- 砂ぼうずのライバルで便利屋の同業者。最強の借金取立屋。SMチックな拷問が趣味。
- 川口三兄弟(かわぐち -)
- 川口夏子(かわぐち なつこ) (声:皆口裕子)
- 川口家の長女。冬夫、秋夫の妹であり、春夫の姉。努力の末、西オアシス軍特殊隊長に出世する。少女時代のトラウマである砂ぼうずが大嫌い。
- 海堂勝(かいどう まさる) (声:遠近孝一)
- オアシス政府の家出軍人。正義感が強く、武術の達人。但し、世間知らず。
- 貝塚薫(かいづか かおる) (声:大木民夫)
- 遺跡発掘の天才であり「人生ゲーム社」の社長。白骨都市から「人生ゲーム」を発掘した。秘密裏に暗黒時代のテクノロジーを発掘し続けており、その影響力は高い。
- ナレーション (声:大木民夫)
[編集] アニメ版の表現規制
原作は、過酷な砂漠が舞台というだけあり、どうしても台詞や絵にかなり過激(残酷・卑猥ともに)なものが多い。アニメ版は、そのような過激な作品が多い各局深夜1~3時台の遅めの時間帯で放送されている。
作品としての必要上、やむを得ず過激なシーンを出す場合は、砂ぼうずマーク(砂ぼうずの頭に血管が浮き出してるもの)で隠したり、黒ベタで覆い隠したり、セリフの一部に消し音(ピー音)をかけるなどの処理がされている。しかし、それらは規制を逆手に取ったギャグとしても演出されており、ある意味では、普段は殺伐としているがたまにコミカルにもなる原作の雰囲気に近い、とも言える。
これらの表現規制は、「無修正版」と題し、DVD版では外され、本来の映像を見ることが出来る。
[編集] 『砂ぼうず』で規制・修正が入っていたシーン
(第1話)
- 男が右手中指を立てて挑発するシーンに砂ぼマークが加工(手全体ではなく中指先端部分のみにマーク)
- 女の子を蹴り飛ばすシーンをカット
(第2話)
- 雨蜘蛛を襲っていた二人組の強盗の股間部分
- 雨蜘蛛の唄の終盤あたりにピー音
(第4話)
- 砂ぼうずに敗れた狙撃手・大沼二郎の尻に砂ぼマーク
(第5話)
- 卑猥なセリフにピー音
- 砂ぼうずのことを侮辱するときにピー音
(第6話)
- 約束の中身のセリフが「ちょめちょめ、あれ・あれ」になっている
- 村長が言ったことに対してピー音
(第7話)
- 第6話で遭難した砂ぼうずを川口三兄弟がお尻丸だしでバカにする(尻に砂ぼマークが加工)
(第8話)
- 雨蜘蛛の股間に砂ぼマーク
- 絶頂した砂ぼうずの股間に砂ぼマーク
(第11話)
- 砂ぼうずの秘密基地にて、砂ぼうずと純子の会話にピー音
- カット切り替えの絵が男の下半身。その股間に砂ぼマーク
(第12話)
- 若芽に対しての捕まったらどうなるかと説得する場面で、想像に出てくる金持ちの台詞が「ちょめちょめ」になっている。
(第14話)
- 敵傭兵の股間に砂ぼマーク
(第15話&第16話)
- トレーラーの積荷が原作ではう○こだったのがアニメではカレーに変更
(第18話)
- 谷川清士にさらわれた純子がどうなってしまったのか考える砂ぼうずのセリフにピー音
- 純子と渦巻化成の傭兵の会話にピー音
(第13話~第23話)
- オープニングに登場する漫画版の雨蜘蛛の股間に砂ぼマーク
(第24話)
- エンディングで、雨蜘蛛の股間に砂ぼマーク
〔その他、チェックが入ってるシーンがお分かりの方、情報募集中〕
[編集] 放送局・放送時期
- 2004年10月~2005年3月:中部日本放送・北海道放送・東北放送・RKB毎日放送・テレビ埼玉
- 2005年1月~:AT-X
- 2005年2月~:毎日放送(アニメシャワー内)
- 2005年10月~:中部日本放送(再放送)
[編集] タイトル
- 妖怪と、ボイン
- 砂と、雨
- 戦車と、マシンガン
- 狙撃と、足音
- 井戸と、罠
- ロケットと、放浪
- 師匠と、弟子
- 犬女と、岩
- 人生と、ゲーム
- 番人と、宝探し人
- 罪と、罰
- 少女と、救出
- 理想と、現実
- 小砂と、フルオート
- 兄弟と、幼なじみ
- カレーと、ライス(オンエア版)、糞と、尿(DVD版)
- 純子と、追跡者
- 挫折と、絶望
- 上と、下
- 裏と、便
- 師匠と、弟子PartII
- 雨と、海
- 疑惑と、野望
- 太湖と、濯太
[編集] 外部リンク
- 砂ぼうず公式ホームページ
- hicbc.com:砂ぼうず
- 砂ぼうずダイジェスト映像 (BIGLOBEストリーム)
- インターネットラジオ 砂ぼうず(音泉オリジナル番組)
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