毎日放送
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株式会社毎日放送(まいにちほうそう)は、1951年に開局し新日本放送として設立された近畿地方の中波(AMラジオ)・テレビジョン放送事業者。略称 MBS(エムビーエス)。英称 Mainichi Broadcasting System, Inc.。放送対象地域は近畿広域圏。新聞などのラテ欄ではテレビ放送の場合毎日テレビまたは毎日放送と表記されるケースが専らで、MBSテレビ表記はあまり見かけないが、スポーツ報知(大阪本社版)では2007年からラジオのみ「MBS」の表記で掲載されている。
- ラジオ放送についてはMBSラジオを参照。
毎日放送のデータ | ||
英名 | Mainichi Broadcasting System, lnc. | |
テレビ放送対象地域 |
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ラジオ放送対象地域 | 近畿広域圏 | |
ニュース系列 | JNN | |
番組供給系列 | TBSネットワーク | |
ラジオ系列 | JRN・NRN系 | |
略称 | MBS | |
テレビ愛称 | 毎日放送 MBS 毎日テレビ |
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ラジオ愛称 | 毎日放送ラジオ MBSラジオ |
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テレビ呼出符号 | JOOR-(D)TV | |
ラジオ呼出符号 | JOOR | |
呼出名称 | テレビジョン放送 まいにちほうそう (デジタル)テレビジョン ラジオ放送 まいにちほうそう |
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テレビ開局日 | 1959年3月1日 | |
ラジオ開局日 | 1951年9月1日 | |
本社 | 〒530-8304 | 大阪府 |
大阪市北区茶屋町17番1号 | ||
演奏所 | 本社と同じ | |
テレビ親局 | 大阪(生駒山) 4ch | |
ラジオ親局 / 出力 | 大阪(高石) 1179kHz / 50kW | |
ガイドチャンネル | 4ch | |
リモコンキーID | 4 | |
デジタル親局 | 大阪(生駒山) 16ch | |
主なアナログ中継局 | 中継局参照 | |
主なデジタル中継局 | 姫路 16ch | |
主なラジオ中継局 | 京都 1179kHz | |
公式ホームページ | 公式サイト | |
特記事項 : 創設時から1958年5月31日までは、 |
目次 |
[編集] 本社・支社・支局所在地
- 大阪本社
- 郵便物の差し出しは郵便番号のみで届く(専用郵便番号となっている)。
- 一部の番組には「番組専用郵便番号」が存在する。下記にその例を示す。
- 「MBSタイガースナイター (ラジオ番組)」→539-0007
- 「ちちんぷいぷい (テレビ番組)」→539-0028
- テレビのメールアドレスは「(番組名)+@mbs.jp」。
- ラジオのメールアドレスは「(番組名)+@mbs1179.com」。
- 東京支社
- 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビルディング9階
- ラジオスタジオを設置しており「ゴチャ・まぜっ!」等はここで収録、制作している。
- 2008年1月、TBS旧社屋跡地再開発地区に完成予定の「赤坂Bizタワー」に移転予定。
- 名古屋支局
- 海外支局
[編集] 会社情報
種類 | 株式会社 |
略称 | MBS |
本社所在地 | 530-8304 大阪府大阪市北区茶屋町17番1号 |
電話番号 | 06-6359-1123 |
設立 | 1950年(昭和25年)12月27日 (新日本放送株式会社として設立) |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 一般放送事業など |
代表者 | 代表取締役社長 山本雅弘 代表取締役専務 石橋捷治 代表取締役専務 本多友豪 |
資本金 | 40億7249万円 |
売上高 | 697.97億円(2006年3月期実績) |
従業員数 | 642人(2006年3月31日現在) |
決算期 | 毎年3月 |
主要株主 | ソニー・放送メディア 4.45% りそな銀行 4.43% 三菱東京UFJ銀行 4.43% |
主要子会社 | 放送映画製作所 100% MBS企画 100% スペースビジョンネットワーク(GAORA)43.1% |
関係する人物 | 高橋信三、斎藤守慶 |
外部リンク | http://mbs.jp/ |
特記事項:1958年6月1日に新日本放送株式会社から商号変更。 |
- 代表取締役社長は山本雅弘。
- 東京放送(TBS)、テレビ東京、RKB毎日放送の大株主である。
- RKB毎日放送とは繋がりが強く、かつてはラジオ番組の共同制作や共同セールスを行ったり、健康保険組合を共同で設立するなど姉妹会社の様相を呈している。なお、デジタル放送におけるチャンネルも同じ「4」となっている。
- 在阪放送局中、同社と讀賣テレビ放送、関西テレビ放送 の3社が各々の在京キー局(TBS、日テレ、フジ)の大株主となっている。
なお、読売テレビと関西テレビは元来持ち合いの目的でキー局株を取得したものだが、毎日放送は事情が異なり、1977年に経営が悪化した毎日新聞社から肩代わりする形で株式を取得したものである。 - 在阪放送局中、同社と朝日放送 、関西テレビ放送 の3社は各々の在京キー局(TBS、テレ朝、フジ)より開局が早い。
これは、この三社とキー局三社とは設立当時それぞれが全くの無関係だった事による。一方、讀賣テレビとテレビ大阪はそれぞれのキー局の意向で設立されたため、キー局よりも遅い開局となっている。
- これまで自社の大株主には東京放送(TBS)が入っていなかったが、2005年10月以後に取得した模様。
- 2007年1月30日、58億円の第三者割当増資(普通株式290万株)を実施した。引受先は電通や東レ、TBSなど既存株主のほかコクヨや大和ハウス工業など計15社。調達資金はスタジオや制作・事業機能の茶屋町本社付近への集約や、地上デジタル放送対応に充てる。新株の発行価格は2000円。結果、資本金は増資額の半分の29億円分増加し11億7200万円から40億7249万円となった。(残る29億円は資本準備金に組入れ)
- テレビのJNNでは「五社連盟」にも加盟する基幹局の一社であり、またTBSの大株主でもあることから同系列での発言権・影響力は強いものとされる。
[編集] 株式等の状況
(平成19年1月30日)現在
- 会社が発行する株式の総数…普通株式 60,000,000株
- 発行済株式…普通株式 23,449,800株
[編集] 大株主の状況
(平成19年1月30日)現在 括弧内は、持株比率を示す。所有株式数(千株)
- 株式会社ソニー・放送メディア(4.45)1,172
- 株式会社りそな銀行 (4.43)1,166
- 株式会社三菱東京UFJ銀行 (4.43)1,166
- 株式会社三井住友銀行(4.43)1,166
- 株式会社東京放送(4.36)1,150
- 日本電気株式会社(3.36)885
- 株式会社大林組(3.20)842
- 野村ホールディングス株式会社(3.19)840
- 日本生命保険相互会社(2.94)774
- 第一生命保険相互会社(2.82)744
[編集] 毎日放送が株式を保有している放送局
括弧内は、貸借対照表の価格を示す。
- 株式会社東京放送 536万2千株所有 (169億4300万円)
- 株式会社テレビ東京 51万8050株所有 (24億6000万円)
- アール・ケー・ビー毎日放送株式会社 99万株所有 (13億6700万円)
- 株式会社ビーエス・アイ 6万8千株所有 (3億9400万円)
- 株式会社広島ホームテレビ (テレ朝系)5万株所有 (2500万円)
- 株式会社FM802(JFL系) 2820株所有 (3億400万円)
- 株式会社テレビユー福島 1000株所有 (1億1000万円)
- 株式会社あいテレビ 800株所有 (4000万円)
- 株式会社WOWOW 350株所有 (9200万円)
※テレビ東京と広島ホームテレビの株式を所有しているのは、いわゆる「腸捻転」の名残である。上記にはないが、岡山放送や瀬戸内海放送などのかつて腸捻転前のNET系列だったテレビ局にも資本関係が残っている。
[編集] 局データ
[編集] テレビ放送
- コールサイン:JOOR-TV 毎日放送テレビジョン
[編集] 中継局
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徳島県・福井県(嶺南)へも電波が届いており、JNN系列の無いこれらの地域も視聴者が多い。また、JNNの取材対象地域にも両県(福井県嶺北地域は北陸放送(MRO)が担当)が含まれている
[編集] ケーブルテレビ再送信局
以下のケーブルテレビではテレビ(アナログ放送)が再送信されている。(デジタル放送においても、徳島県では区域外再送信が一部のケーブルテレビ局で開始された(MBS側が同意したため 在阪広域民放局での地上デジタル放送においての区域外再送信同意はMBSが初である))
尚、太字で記されているものは、4chで再送信されている局
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- 従来、平日(金曜除く)の早朝5:00~5:30にサイマル放送されていたTBSニュースバードが2004年8月よりフィラー番組として放送時間を拡大し、通常放送番組の終了後~5:30(金曜日と土曜日は5:00まで)に放送されている。なお1日の基点を4:45(土・日は5:00)に設定しているため、一旦4:44(同4:59)に開始映像(ジャンクションともいう)を挿入する。
[編集] デジタルテレビ放送
- コールサイン:JOOR-DTV 毎日放送デジタルテレビジョン
[編集] オープニング(放送開始時)・クロージング(放送終了時)
[編集] テレビ
- 1990年9月の茶屋町本社移転まで、オープニング・クロージングとも千里丘放送センターの映像をバックに放送していた。開局当時から長らくフィルム映像(1970年頃にカラー化)だったが、1983年からVTRに変更された。VTR時代、オープニングは海岸の日の出と千里丘放送センターをバックに、クロージングはミリカホールと夜の千里丘放送センターをバックにしたものだった。
オープニング・クロージングのナレーションは吉田智子・藤本永治アナウンサーのコンビで、藤本アナが主音声(コールサイン、識別符号、チャンネル)を、吉田アナが副音声(音声多重放送局の名称、チャンネル)を担当した。使用されていたBGMは、オープニングは勇壮なファンファーレで、クロージングは同じ旋律ながらもスローテンポで寂しげな印象のある音楽であった。このBGMに関しては、一部では山田耕筰が作曲した「NJB行進曲」(開局当時に名乗っていたNJB新日本放送時代に使用されていた曲)であると言われているが、それは誤解である。現在は、ラジオのオープニング(毎週月曜に放送)でのみ使用されている(詳しくは「ラジオ」の欄を参照)。
なお、クロージングの前は『お休み前にテレビは消しましょう 資源を大切に MBS』のテロップが描かれているイラストが出ており、並行して「夜も更けて参りました。今日もMBS4チャンネルをご覧いただきありがとうございました」のナレーションとオルゴール調のBGMが流れた。 - 1990年9月に現在地の茶屋町に本社・放送センターを移転してからは、BGMをファンファーレから別の音楽に変更し、局舎(スタジオ内部や副調整室などの映像を盛り込んだ)とその周辺の映像が使用され、ナレーションも無くなった(BGMは途中で変更された)。
- 2003年12月1日から現在は、デジタル放送開始に併せてハイビジョンによって製作された、サービスエリアである関西各地の名所や局舎・副調整室の様子を織り込んだ映像と前バージョン放映中に変更されたBGMを使用した新バージョンになった。(これまでと同様、オープニングとクロージングでは内容が異なる。但し2004年8月から24時間放送=日曜深夜~月曜未明を除く=が始まったため、オープニングを1日の基点(平日4:44、週末4:59)にジャンクションとして放送しており、クロージングの放送は放送休止の時のみに放送されていた。)
- なお、クロージングについては2005年11月頃から一旦使用されず、最終番組終了後は直ちにフィラー(お天気カメラ)となっていたが、2006年2月から再び使用されるようになった。
- 現在のBGMはアルフレッド・リード作曲の「MUSIC IN THE AIR!」を用いている(彼が死去した際には追悼テロップを流していた)。
[編集] ラジオ
- かつてテレビのオープニングで使われていた、勇壮なファンファーレが現在も1週間のラジオ放送開始時刻とされる毎週月曜午前4時29分に演奏されている。演奏後、「おはようございます。今朝のお目覚めはいかがでしょうか…。」とアナウンスが流れる。
- 終了時もアナウンス後、かつてのテレビのクロージングで使われていた、スローテンポで寂しげな印象の、ファンファーレと同じ旋律の音楽が演奏されていたが、現在はテレビと同じBGM(BGMの曲名については、「テレビ」の欄を参照)に変更されている。オープニング・クロージングともに、アナウンスはテレビのオープニング・クロージングでアナウンスを担当した吉田智子元アナウンサーが務めていたが、その後三上智恵元アナウンサーが担当、数年前に高井美紀アナウンサーに変更された。
[編集] 時刻出し(テレビのみ)
- 2004年8月からフィラー時間帯はTBSニュースバードのサイマル放送となり、この時間中は同チャンネルで使用している時刻表示をそのまま使用している。
- 参考までに触れるがTBSニュースバードの時刻出しパターンは、フル画像のバージョンで左上に時刻(但し衛星利用のため1~2秒程度のタイムラグ=遅れが生じる)を出し、その下にニューヨーク株式・為替の市況状況。その隣に全国主要都市の天気と降水確率・気温のテロップを出すもの。もう一つはL字型画面で画面の左に全国各都道府県の県庁所在地の天気と気温、画面下にロールテロップで最新ニュースを流すパターンがある。使い分けは時間や曜日にもよる。
- またJNNニュースバード放送中のCMであるが、4:45(土・日5:00)まではそれで流れるCMをサイマルで放送(但し通常放送終了後からの放送となるため番組の途中から入ることもある)、それ以降(定時放送扱い)はCM部分は毎日放送のイベント情報のスポットに差し替えている。(CM中は時刻出しをしていない)
- 毎週月曜日の未明はメンテナンスのため、4:45までサイマルは行わず、フィラー中はお天気カメラを使用する。この時は画面の左下に時刻、右下に日付とMBSのロゴ、そして撮影場所を記している。(なお機器メンテナンスのため、5:00まで休止する場合あり)
- 早朝の放送開始時(フィラー明け)~9:52、平日5:00~5:30の「なるほど!」及び5:30~8:30の「みのもんたの朝ズバッ!」の放送中はカスタム表示で、白地に青の縁取りをし、若干縦に長いフォントを使用している(CM中は白地に黒の縁取りの一般的なフォントサイズ)。5:55から8:30までは天気予報テロップ(近畿圏と徳島、東京)を併記。過去(1980年頃から92年頃まで)には朝7時台のワイド番組(『モーニングジャンボ』『朝のホットライン』などの時代)で時刻を秒単位まで表示したことがあった。
- 平日8:30~9:55(『はなまるマーケット』)と17:50~18:54のニュース枠(『JNNイブニング・ニュース』と『VOICE』枠内)や土曜・日曜の早朝帯(『みのもんたのサタデーずばッと』、『知っとこ!』、『がっちりマンデー!!』、『サンデーモーニング』など)は縁取りは青色だが、フォントのサイズは通常と同じ一般的なものを使う(MBS標準フォント)。
[編集] 試験電波音楽(テレビのみ)
- テレビの時刻出しの項でも触れたが2004年8月からMBSテレビでは毎日4:45(土・日は5:00)を起点にした24時間放送(月曜日未明はメンテナンスのため休止する4:45まではカラーバーやお天気カメラを挿入。週によっては5:00まで=その場合JNNニュースバードの放送は休止=の場合あり)となったが、毎日4:44(土・日は4:59)から1分間放送される開始映像(ジャンクション)の前にこれまで放送終了時にフルコーラスで演奏された押尾コータローの「ちいさな輝き」という曲のギター演奏が一部放送されている。
- 24時間放送以前(~2004・7)は開始5分ほど前からラジオ番組「こども音楽コンクール」の西日本地区・Aブロック予選会(近畿地方と徳島県対象)に参加した学校の演奏が毎日1曲ずつ放送されていた。
[編集] 情報カメラ設置ポイント
- 大阪府…北浜(大林ビル、HD)、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(ホテル日航ベイサイド大阪、HD)、関西国際空港(関空展望ホール「スカイビュー」)、大阪国際空港
- 兵庫県…明石(明石海峡大橋)
- 京都府…五条大橋付近
- 奈良県…吉野 花粉観測カメラ「おすぎ1号」
- 和歌山県…白浜 白良浜
[編集] マスコットキャラクター
在阪テレビ局各局はそれぞれ独自の名物マスコットキャラクターを輩出しているが(大阪市内の土産店でこれらのキャラクターグッズ類も売られているほど)、MBSも例外ではない。
- 「エムぞう」
- 初代マスコットキャラクター「エムぞう」は、MBS本社の形を模したキャラクターであり、番組関連商品を売る店の名前も「エムぞうの店」と呼ばれた(「ネビュラ・エムぞうの店」を経て現在は「ネビュラ」)。「ぷいぷいさん」登場以降も、MBS玄関でウルトラマンの立像などの陰に隠れつつ「エムぞうの店」の看板として活躍していたが、いつしか"抹殺"された。
- 「ぷいぷいさん」
- 「ちちんぷいぷい」のイメージキャラクターだった「ぷいぷいさん」が一時局全体のマスコットキャラクターも兼ね、キャッチフレーズも「ちちんぷいぷいMBS」だった。社屋玄関には「ぷいぷいさん」のバルーン(初代)も設置された。仲間に「ひーさん」、「わんわん」、「くもくもとりさん」※と、「せやねん!」のイメージキャラクターの「せやねんちゃん」と「ちゃうねんちゃん」がいる。
- ※「くもくもとりさん」は2006年4月から登場。
- 「らいよんチャン」(同項目参照)
- バルーン
- 社屋玄関に「ぷいぷいさん」と「らいよんチャン」のバルーンも掲げられている(「あん!」放送時には、「あん!」ちゃんのバルーンが掲げられていた)。「ぷいぷいさん」のバルーンは現在のもので2代目である(初代に比べて、やや小ぶりになった)。台風が近畿地方に接近・上陸し一定以上の強風になった際、防災上の観点から空気を抜いて「避難」することもある。なお、空気を抜き折り畳んだ「ぷいぷいさん」バルーンの大きさは軽トラックに積める程度である。また、「らいよんチャン」バルーンは、初代は裸の姿だったが、2代目はTシャツ姿の物になった。
[編集] 待遇データ
- 初任給 大卒266,400円(2005.4実績・住居手当込)
- 諸手当 家族手当、通勤交通費など
- 昇給・賞与 昇給・年1回 賞与・年2回
- 勤務地 大阪・東京 他
- 勤務時間 10:00~18:00 ※ 上記通常勤務のほか、職場により不定時間勤務、輪番勤務など 育児勤務者にはフレックス制導入
- 休日 年次有給休暇(10~23日)、特別休暇(結婚・出産等慶弔時)、リフレッシュ休暇 ほか
- 福利厚生 診療所、理容室、リラクゼーションサービス、カフェテリア、喫茶、バー、保養所、テニスコート、クラブ・同好会、提携フィットネスクラブあり
- 諸制度 育児・介護休業制度、年金および住宅資金融資制度、健康保険組合あり、各種社会保険完備、財形貯蓄
- 教育研修 新入社員研修、新入社員フォローアップ、中堅社員研修、海外研修、ビジネスキャリア通信教育、資格取得祝金制度
[編集] その他
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- 夜間における緊急事態発生に備え、局アナ1人と制作・技術・報道部門のスタッフ数人が局に毎日交替で泊まり込む「宿直勤務制度」を敷いている。
- テレビ・ラジオとも、天気予報を「お天気のお知らせ」と言う番組名で伝える。(ラジオの場合は、コーナー名も同様)
- 情報誌「MBSドクホン」を改編期ごとに(おおよそ2ヶ月に1回のペース)発行している。
- 阪急電鉄梅田駅2階JR線連絡通路、阪神電鉄梅田駅地下1階東側出入り口に広告を出している。阪急梅田駅通路にはドラマの広告が、阪神梅田駅には野球中継(かつては「VOICE」など)の広告が出ている。かつては阪急中津駅にもあったが、現在は撤去されている。
- 夏のイベント、オーサカキングを主催している。
- 情報番組などに芸能リポーターらが登場することがほとんど無いが、ディレクターが記者などとして、出演することなどがある。
- 2005年シーズン、阪神タイガースは前半戦首位を独走したものの、後半戦に入ると中日ドラゴンズの猛追を受け、ついに0.5ゲーム差まで迫られてしまった。このままでは逆転されてしまうということで「阪神優勝してよん ドリームズカムつる~」というイベントをやった。これはタイガースの優勝をファンと、「ちちんぷいぷい」の角淳一、「せやねん!」のトミーズ、「っちゅ~ねん!(当時)」の上泉雄一アナウンサーで後押ししようというキャンペーンで、MBS社屋内と阪神百貨店内に特別ブースが設けられた。その後阪神が優勝したので優勝特別番組で100万羽の折り鶴が舞った。「この企画が無かったら本当に逆転されていた」とトミーズ雅は語っている。その後、この折り鶴は甲子園球場近くの西宮神社で燃やされた(焚き上げの儀式)。
- 高視聴率を取ることが多いJNNの平日最終便ニュース番組「筑紫哲也 NEWS23」内の「マンデープラス」「金曜深夜便」をどちらとも放送しない唯一の系列局である。関西の一部住民には上記2つを放送して欲しいという声がある。
- 毎日放送のホームページがリニューアルした際にトップページに「今週のMBSには、こんな人が出ます!」と題して、1週間の内にローカル・全国ネット問わず、毎日放送で放送されるテレビ番組に出演するタレント・俳優・アナウンサーが表記されている(キー局TBSの番組・出演者・アナウンサーも含まれる)。人名の横には回数も併記されている。ほぼ全員載せているのは珍しい。
- アナウンサーホームページに、壁紙(全員の顔が載ったものや、特定の人のみが載ったもの)が無料配信されている。
[編集] 沿革
- 1950年(昭和25年)12月27日 -- 「新日本放送株式会社」設立
- 1951年(昭和26年)9月1日 -- ラジオ本放送開始(JOOR)。中部日本放送より半日遅れて本放送開始。民放では日本で2番目。
- 1951年(昭和26年)9月3日 -- 現在も続く民放ラジオ最長寿番組「歌のない歌謡曲」放送開始
- 1956年(昭和31年)12月1日 -- 朝日放送、朝日新聞社、毎日新聞社と合弁で大阪テレビ放送を開局(現在のABCテレビ)
- 1958年(昭和33年)6月1日 -- 社名を「株式会社毎日放送」に改称
- 1959年(昭和34年)3月1日 -- 地上アナログテレビジョン本放送開始(JOOR-TV)。東京・フジテレビ、福岡・九州朝日放送と同日開局。日本教育テレビ(NET。現在のテレビ朝日)・フジテレビとネットワークを結ぶ(翌年NETに一本化)。
- 1959年(昭和34年)10月5日 -- 長寿番組「皇室アルバム」放送開始
- 1960年(昭和35年) -- 大阪府吹田市の千里丘陵に2階建ての「千里丘スタジオ」完成。番組制作機能を移転
- 1963年(昭和38年)10月6日 -- 「アップダウンクイズ」放送開始。1985年(昭和60年)の放送終了まで22年間に亘って放送された看板番組であった。
- 1964年(昭和39年) -- TBSラジオ(当時・東京放送)、RKB毎日放送と暫定ラジオネットワークを結成。翌年のJRN(Japan Radio Network)発足へと繋がる。
- 1965年(昭和40年)5月2日 -- TBSラジオをキーステーションとしたラジオネットワーク、JRNに加盟
- 1965年(昭和40年)5月3日 -- ニッポン放送と文化放送をキーステーションとしたラジオネットワーク、NRN(National Radio Network)に加盟
- 1967年(昭和42年)4月1日 -- テレビのカラー本放送開始(大阪地区では4番目)
- 1967年(昭和42年)10月2日 -- 深夜ラジオ番組「歌え!MBSヤングタウン」(現在のMBSヤングタウン)放送開始
- 1969年(昭和44年)10月1日 -- 東京12チャンネル(現在のテレビ東京)とマイクロネットを結び、NETとのクロスネット局となる。(~1975年3月30日まで)
- 1969年(昭和44年)7月 -- 桂三枝が司会のバラエティ番組「ヤングおー!おー!」放送開始。吉本興業の若手お笑い芸人の登竜門として明石家さんま、島田紳助らを輩出した(1982年9月まで放送)。
- 1971年(昭和46年)12月31日 -- この日を最後にNETの「23時ショー」のネットを打ち切り、金曜日分の制作からも撤退。地方からの問題提起として話題をまく
- 1972年(昭和47年)10月9日 -- ラジオの生ワイド番組「ごめんやす馬場章夫です」放送開始。
- 1974年(昭和49年)4月8日 -- ラジオの生ワイド番組「ありがとう浜村淳です」放送開始(現在も放送中)。
- 1974年(昭和49年)4月1日 -- テレビニュースネットワーク、ANNに加盟(これより先、1970年4月よりニュースタイトルは「ANNニュース」となっていた)
- 1974年(昭和49年)-- ラジオニュースの編集権が毎日新聞社から毎日放送に移管。ニュースタイトルを「毎日ニュース」に変更
- 1975年(昭和50年)3月31日 -- テレビのキー局をNETから東京放送(TBS)に変更。テレビネットワークの“腸捻転”が解消される。朝日放送に代わって、五社連盟(北海道放送、東京放送、中部日本放送、毎日放送、RKB毎日放送)、JNNにそれぞれ加盟、東芝日曜劇場の制作にも参加
- 1976年(昭和51年)1月5日 -- 近畿広域圏では初のローカルワイドニュース「MBSナウ」放送開始
- 1977年(昭和52年)5月15日 -- ラジオの周波数を1210KHzから1180KHzに変更
- 1978年(昭和53年)11月23日 -- 国際電気通信連合(ITU)の取り決めにより、周波数が9kHzステップへ移行。それに伴い、午前5時をもってラジオの周波数を1180KHzから1179KHzに変更。
- 1980年(昭和55年)4月 -- 近畿広域圏初のローカル・ドキュメンタリー番組「映像80」放送開始(2007年現在、番組タイトルは「映像'07」)
- 1982年(昭和57年)2月11日 -- 第1回「毎日カルチャースペシャル ラジオウォーク」を実施。毎年初春の風物詩として毎年2月に開催。現在は、年およそ2回行われている。
- 1983年(昭和58年)4月7日 -- 全国ネットのクイズ番組「世界まるごとHOWマッチ!!」(東京支社制作、東京での収録)放送開始(大橋巨泉、石坂浩二、ビートたけし他出演、1990年4月5日まで放送)。「アップダウンクイズ」と共にMBSの看板クイズ番組であった。
- 1984年(昭和59年)1月25日 -- 毎日放送のアナウンサーが総出演のバラエティ番組「あどりぶランド」放送開始。放送局のアナウンサー総出演のバラエティ番組の先駈けとなった。
- 1985年(昭和60年)10月6日 -- 「アップダウンクイズ」放送終了
- 1986年(昭和61年)3月 -- 「選抜高等学校野球大会」を国内テレビ初のサラウンド放送実施
- 1990年(平成2年)7月 -- 社名ロゴタイプを現在のものに変更。但し、MBSのロゴは従来通り。新しいデザインによる社旗(三色旗)、社章(バッジ)制定。
- 1990年(平成2年)9月1日 -- ラジオ開局40周年を機に大阪市北区茶屋町に15階建ての新本社・放送センター完成、同区堂島(毎日新聞大阪本社ビル)にあった本社機能と吹田市の千里丘放送センターの機能の一部を移転・統合。9月1日からテレビは2日間、ラジオは5日間にわたって、開局40周年・新社屋放送開始記念の特別番組を制作・放送。
- 1992年(平成4年)3月15日 -- ラジオのAMステレオ放送開始(午前9時。TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、朝日放送と同時)
- 1995年(平成7年)1月17日 -- 阪神・淡路大震災発生。テレビ・ラジオとも、安否情報や生活情報を1月28日まで連日放送。後に、『阪神大震災の被災者にラジオ放送は何ができたか 「被災していない人への情報はいらない!」と言い続けた報道者たち(ISBN 4810422259)』という本が出版されている。
- 1999年(平成11年)10月11日 -- 夕方の情報生番組「ちちんぷいぷい」放送開始。角淳一アナウンサーの総合司会で、ニュースや暮らしに役立つ情報をお送りするMBSの看板番組となった。
- 2000年(平成12年)9月29日 -- 「MBSナウ」放送終了(2000.10.2~「VOICE」)
- 2001年(平成13年)3月31日 -- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内に「MBSスタジオ in USJ」完成
- 2003年(平成15年)9月26日 -- 「ごめんやす馬場章夫です」放送終了
- 2003年(平成15年)10月7日 -- なんばパークス内にラジオ局のサテライトスタジオとなるパークスラジオパラダイスをオープン
- 12月1日午前11時 地上デジタルテレビジョン放送開始(JOOR-DTV)。この際「スーパーリージョナルステーション」(※)にすることを宣言。
- 2004年(平成16年)3月1日 -- アナログ・デジタル統合マスター(NEC製)運用開始
- 2004年(平成16年) -- 放送局主体のイベントとしては関西初となるオーサカキングを大阪城公園一帯で開催、40万人を超える人出となる。好評につき2005年・2006年も開催、今後も開催予定。
- ※「スーパーリージョナルステーション」とは、地域に根ざした放送局を目指すという、毎日放送現社長・山本雅弘の提案。
[編集] テレビネットワークの移り変わり
- 1959年3月1日 -- 開局。同局はフジテレビ系列局として開局を予定していたというが準教育局として交付されたため日本教育テレビ主体でのネットを余儀なくされる。しかしこの時点ではフジテレビ・ラジオ東京テレビの一部番組をネットしていた。また、毎日新聞ニュースのからみでそれのみ日本テレビともネットしていた。
- 1960年2月1日 -- 朝日放送が四社連盟(一ヵ月後には五社連盟)に加入したため東京放送の番組を手放す。フジテレビの番組が関西テレビに移行したため番組がNETテレビに統一。毎日新聞ニュースネットという形で日本テレビ・東京放送と関係が残る。(※ 毎日放送は開局以来東京放送の番組をネットしていた事になる。)ちなみにキー局NETテレビのニュース番組は朝日テレビニュース社製作による「NETニュース・朝日新聞製作」であったが毎日放送はタイトルを差し替えて「毎日新聞ニュース」として放送していた。これにより腸捻転がはじまる。
- 1967年6月 -- 民間放送教育協会に加盟。
- 1969年10月1日 -- 東京12チャンネルともネットを結ぶ。NETテレビのみだった全国ネットを東京12チャンネル6割に切り替え関西唯一のキー局宣言をする。このためNETテレビとの関係が悪化し始める。
- 1970年4月1日 -- この日から全国ニュースを3ヶ月前発足のANNのタイトルを関し「ANNニュース」として差し替えなしで放送する。(※ ANNは3ヶ月前に発足していたが毎日放送はANNのAをオールニッポンのAではなく朝日のAと誤解し発足後も差し替えを継続していた。また、この日から4年間「協力・朝日新聞」とクレジットされている事に難色を示したため正式加盟しなかった。)
- 1974年4月1日 -- ANNに正式加盟。
- 1974年6月23日 -- キー局の新聞再編成によりこの日から毎日新聞ニュースが東京放送製作に統一。日本テレビとの関係が絶たれる。
- 1974年11月18日 -- 東京放送から「1975年3月31日から朝日放送に代わりネットを開始する。」との通告を受ける。
- 1975年3月31日 -- 東阪ネット再編。ANN(※ 朝日放送に引継ぐ)・民間放送教育協会を脱退し(※ KBS京都・サンテレビジョンを経て朝日放送が引継ぐ。)東京12チャンネルとのネット関係を絶つ。(※ KBS京都・サンテレビジョンを経てテレビ大阪)JNN・五社連盟に加盟しNETテレビ系列局から東京放送系列局となる。これにより腸捻転解消。
[編集] 設立
第二次世界大戦終結から間もない1947年、GHQが「放送基本法」と「電波三法」(放送法・電波法・電波監理委員会設置法)の立法措置を指令し、1950年6月に施行された。これを契機に「民間放送」の設立が日本各地で相次ぎ、施行前の1950年4月21日、民間放送会社16社に予備免許が下りた。そのうちの一つ、新日本放送株式会社(しんにっぽんほうそう、略称 NJB、英称 New Japan Broadcasting System,Inc.)は、関西政・財界の支援の下、毎日新聞社と京阪神急行電鉄(現:阪急阪神ホールディングス)と日本電気を中心に設立された。
実際に創立の中心となったのは、毎日新聞社を依願退職した高橋信三であった。民間放送の将来性と必要性を説き、コネクションをフルに利用して出資者や番組スポンサーを募集。設立途中で出遅れた朝日新聞社の横槍(机上案に過ぎなかった朝日放送との合併工作)を頑として撥ね付け、朝日側との激しい公聴会のやりとりの末、漸く新日本放送の開局に漕ぎ着けた。
[編集] 民放初の試験電波発射
1951年7月8日、22時00分~22時30分、日本の民間放送として初めて試験電波を発射。
監理局の指示によりアナウンス「NJB」と「JOOR」、レコード音楽のみ。 7月12日、26日にも実施。
1951年8月15日、サービス放送開始。12時00分、14時00分、16時00分、18時00分、20時00分から各1時間放送。
[編集] テレビ放送開始
1956年12月1日に朝日放送と合弁で大阪テレビ放送株式会社(おおさかテレビほうそう 略称 OTV、JOBX-TV 6ch)を設立してテレビ放送に参入した。大阪ではその後、もう一つテレビチャンネルが割り当てられ、ともに独自のテレビ局を持ちたい朝日放送と新日本放送は、別々に免許を申請。競願の結果、朝日放送は大阪テレビ放送と合併する事となり、新日本放送は1958年6月1日に毎日放送と改称した上で、1959年3月1日、独自にテレビ局を準教育テレビ局として開局した。開局当初のテレビスタジオは、大阪市北区堂島の毎日大阪会館南館12階にあった。キー局は紆余曲折の末、日本教育テレビ(NETテレビ。現在のテレビ朝日)となった。
開局当初の毎日放送テレビは相当苦労した。キー局が教育専門局という事で、営業面や報道面など様々なハンデがあった。毎日大阪会館南館に設けられたスタジオも小さい上に狭く、使い勝手が悪かった。こうしたスタジオ事情を逆手に取り、難波南街会館からの「番頭はんと丁稚どん」(七ふく提供)やうめだ花月劇場からの吉本新喜劇中継(大正製薬提供)などが生み出され、これら公開番組は大いに好評を得た。
1960年、日本万国博覧会(1970年開催)の開催地に内定していた大阪府吹田市の千里丘陵に、2階建ての近代的なテレビとラジオの総合スタジオ「千里丘放送センター」を開設、テレビとラジオの部署と報道、制作などの機能が堂島から千里丘に移転した。(但し、登記上の本社と営業の部署は堂島に残り、堂島の毎日新聞社内にニュースデスクを開設)
弱小局であるNETテレビとネットを組んだ事を逆手に取り、むしろ自らキー局となって発展しようとした将来展望を見据えて設計され、東京キー局に勝るとも劣らない規模と設備を誇った。「アップダウンクイズ」や「がっちり買いまショウ」などの名番組がこのスタジオから世に出た。
1968年、日本科学技術振興財団が運営していた東京の民放テレビ局・東京12チャンネルが事実上破綻したため、再建策として同局のテレビ番組製作を行う東京十二チャンネルプロダクション(現在のテレビ東京)が財界を中心に設立され、毎日放送も経営に参加。1969年4月より東京12チャンネルともネットワーク関係を樹立し、毎日放送テレビはクロスネット政策を採った。
1975年3月31日、テレビネットワークを整理することとなり、これまでのNETテレビと東京12チャンネルのクロスネットから、TBS系列の準キー局に鞍替えした。ニュース系列もANNを脱退し、JNNに加盟。朝日放送に代わって「五社連盟」に参加した。(詳細はネットチェンジの項を参照のこと)
[編集] 茶屋町に移転
1990年9月1日、大阪市北区茶屋町に15階建ての新社屋ビル(新本社・新放送センター)が完成。堂島にあった本社機能(営業など)と、千里丘放送センターにあった報道局などの部署、千里丘で制作されていたテレビ・ラジオ番組の一部を除いて茶屋町の新社屋に移転した(ラジオ番組の一部は、梅田の阪急グランドビル内にあったサテライトスタジオで制作、『すてきな出逢い いい朝8時』などのテレビ番組制作は千里丘に残る)。
現在の本社・放送センターは、大阪市と阪急電鉄が茶屋町地区の再開発計画の一環として、阪急百貨店の流通センターの跡地に建てられたもので、上部部分は「M」の文字を象った形をしている。「毎日」をイメージした造型だと思われているが、当時この空域でNTTの電波が送信されていたため、建物の高さ制限があり、それを上手く利用したものでもあることが、テレビ番組『あどりぶランド』で紹介されたことがある。
近隣には、梅田芸術劇場が入居する「ちゃやまちアプローズ」、阪急電鉄本社ビル、梅田ロフト、NU chayamachiなどの業務・商業施設が立ち並ぶ。なお、9月1日からテレビは2日間、ラジオは5日間にわたって、開局40周年・新社屋放送開始記念の特別番組を制作・放送した。
2001年3月31日、大阪市此花区に開業した映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)内に「MBSスタジオ in USJ」を開設。「痛快!明石家電視台」や「ドラマ30」など千里丘放送センターで収録されていたMBS制作番組の殆どが、USJに移転した。
USJへの移転以来、千里丘放送センターは、業務をラジオの収録や放送した番組の記録保存業務、中継車の配車場所にとどめるのみとなり、併設されていた放送文化館も2003年3月頃に閉館した。
2007年1月にMBSは、現状のゴルフセンター・新設される中継車車庫・資料倉庫を除く全敷地を売却したと発表した。売却先は大京、長谷工コーポレーション、東京建物など大手不動産メーカー5社の企業連合で、跡地には大規模なマンションが建設される予定。これに伴い、数多くの名番組を生み出してきた千里丘放送センターは2007年度で廃止される。
→毎日放送千里丘放送センターの項も参照されたい。
余談ながら、2005年にナムコ(現バンダイナムコゲームス)が製作したアイドル育成シミュレーションゲーム「THE IDOLM@STER」の作中には、この建物を模した映像が使われている(作中では「NBS」と表示されている)。
[編集] スタジオ概要・所在地一覧
[編集] 茶屋町本社
- テレビスタジオ(全てハイビジョン対応)
- ギャラクシースタジオ(旧ギャラクシーホール、155坪)- ちちんぷいぷい、知っとこ!、MBS新世代漫才アワード
- ニューススタジオ(70坪) - MBSニュース、VOICE
- BFS (55坪)- 地下1階のミニスタジオ。以前は「ダウンタウンの素」「宵待5」などがここから生放送された。
- ミニスタジオ(10坪)- プロ野球・Jリーグなどスポーツ中継用サブ 、ミニ番組制作、SNG分配等を行う。
- ラジオスタジオ
- α(アルファ)スタジオ- 朝いちばん!豊島美雪です、ありがとう浜村淳ですほか
- β(ベータ)スタジオ- はやみみラジオ!水野晶子です、 さてはトコトン菊水丸ほか
- γ(ガンマ)スタジオ-ラジオCMの録音、ラジオの録音番組の収録などに使用。
- δ(デルタ)スタジオ-ニューススタジオ
生ワイド番組は基本的にαスタジオとβスタジオを交互に使用する。
[編集] MBSスタジオin USJ
大阪府大阪市此花区桜島二丁目1番33号・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内
- テレビスタジオ(全てハイビジョン対応)
- U-1スタジオ(150坪) - せやねん!、水野真紀の魔法のレストラン、痛快!明石家電視台、ジャイケルマクソン
- U-2スタジオ(200坪) - ドラマ30、
- ラジオスタジオ(生放送対応)
- ありがとう浜村淳です(土曜日のみ)
- 日曜出勤生ラジオ(原則として毎月最終日曜日)
- まだまだこどもの時間(収録は不定期)
→MBSスタジオ in USJの項も参照されたい。
[編集] MBSラジオサテライトスタジオ パークスラジオパラダイス

通称パラパラスタジオ・なんばパークス1F(生放送対応)
[編集] 東京支社
- ラジオスタジオ(生放送対応)
- ナニワ音楽ショウ(不定期)、ゴーゴーモンキーズスペシャル どーだ!ますだおかだ、MBSヤングタウン土曜日、ロックな時間、ゴチャ・まぜっ!など
[編集] 代表的な番組
[編集] テレビ
JNNの基幹局かつTBSの大株主ということもあり、CBC(中部日本放送)、RKB毎日放送同様にTBS系列でもかなり強い力を持っている。しかし近年はMBSが関西地区で比較的好調なのとは裏腹に、関口宏の東京フレンドパーク2、うたばんを除くTBSのゴールデンタイムの視聴率が低迷しているためか(しかし近年平均15%取る番組が増えつつある)、年々TBSとの関係が悪くなってきている。日曜を除く昼間のTBS制作の情報番組や深夜番組のネットには消極的で、一方のキー局TBSでは関東地方でMBS(大阪)制作の深夜バラエティ番組を一切ネットしていない。また選挙開票特番でも大半を自主制作に差し替えて放送している。しかし他の在阪準キー局と在京キー局間の関係(ABCとテレ朝、関テレとフジ)やCBCとTBSの関係を比べると関係はまだ良好な方で、TBS制作の番組やイベントを積極的に宣伝している他、TBSが製作に関わる映画の製作委員会に名を連ねている。
なお、腸捻転時代のキー局だった旧NETテレビ(現・テレビ朝日)との関係は、現在のABCとテレ朝との関係よりも悪かったと言われ、しばしば番組編成や内容を巡る衝突が起きていたという。その典型的な例が「23時ショー打ち切り問題」である。後年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)とクロスネット関係を結び、腸捻転解消まで継続したのも、経営難だった同社を救済する目的もあったが、NETとの関係悪化とも無関係ではないと言われる。これはNETとは常に対等の意識を持っていたのが衝突の原因であったとされる。腸捻転ネットが解消された際、当時のNETの専務が「熟柿が落ちた」と表現したのは、同局の心境を如実に表していると言える。
番組名称ならびに詳しいことは毎日放送テレビ番組一覧を参照の事。
[編集] 報道・ドキュメンタリー・情報番組
- 在阪民放局のなかでも古くから報道・ドキュメンタリー・地域情報番組に力を入れており、現在でもそれらの制作力はトップクラスである。MBSナウからVOICEに続くローカルワイドニュースなど近畿広域圏初のものも数多い。
- ニュース番組『VOICE』では数々の事件や、本社のお膝元である大阪市のカラ残業問題をスクープし高い評価を得ている。視聴率の面でも、骨太な報道内容が受け入れられ、関西地区ではここ数年ほぼトップを走っている。
- 1980年4月に関西初のローカル・ドキュメンタリー番組「映像80」をスタートさせ、2007年現在、「映像’07」と名を変え続いている。芸術祭賞、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、ギャラクシー特別賞、国際エミー賞の最優秀賞など、国内外のコンクールで高い評価を受けている。
- 夕方の情報番組『ちちんぷいぷい』や、土曜に放送されている『せやねん!』などの地域密着型番組の制作に定評がある。
[編集] スポーツ
- TBSなどが巨人戦を放送している時でも、MBSでは自社制作による阪神タイガース戦を独自中継する場合がある。
その場合、TBS等が巨人戦等のスポーツ中継を放送しない(雨天中止の予備番組を含む)場合、その番組は排他協定により放送されない。その場合、他局もそうであるが、隣県の系列局(CBCが中日戦放送する場合はCBCを除く場合もある)が視聴できる場合があるが、隣県の系列局が視聴できない場合は、それらの番組は、事実上返上となる(ある程度の期間が過ぎても再放送扱いで放送される可能性も低い 但し、一部の単発特番、選抜高校野球準決勝・決勝で放送できない昼のドラマ番組は特例として放送される)。しかし、実際に巨人戦の放送がないとき(他局が行われるとき)に差し替え放送されるのは年に1、2回とごくわずかにある(2006年までは金曜日。2007年は4月10日火曜日に実施)程度でほとんどの放送権を持つ全試合は一切差し替えなしで深夜に1時間程度の録画中継放送をおこなっているため番組返上されることは皆無に近い。 (その場合でも巨人戦は隣県の系列局またはBS-iで視聴可能である)。
[編集] バラエティー
- 月曜~木曜の23時55分からは、『痛快!明石家電視台』や『たかじんONEMAN』などのローカルバラエティ番組(ネット局は少なく、TBSおよび関東地方の独立UHF局は未放送)が編成されているため、この時間に他のTBS系列局がネットする番組が放送されないことや、遅れ放送となることが多い(詳細はその他『23時ショー打ち切り問題』の項も参照のこと)。なお、2006年10月からTBSでスタートした月-木曜の深夜に放送されている『オビラジR』は、以前関東で同時間帯に放送されていた『ワンダフル』(MBSは未放送)のような生放送ではなく収録番組であることに加え、大阪に本社を置く吉本興業に所属するオリエンタルラジオが司会を務めている関係で特例として時差ネットでMBSでもネットされている(水曜版には関西ローカルを中心に活躍するケンドーコバヤシがレギュラーで出演している)。
- 関西ローカルのお笑い番組ではダウンタウンの『4時ですよ~だ』以降、ココリコやロンドンブーツ1号2号、陣内智則、フットボールアワーなど同局でレギュラー番組を持ったタレントが必ずといっていいほど全国区でブレイクするなど、お笑い芸人の発掘には定評がある。特に年末に放送される『オールザッツ漫才』はキー局の製作スタッフもチェックするほどである。
[編集] 全国ネット番組
- 2006年10月現在MBSが制作を担当している全国ネット枠はゴールデンタイムの水曜22時枠、金曜19時枠、日曜22・23時枠、土曜18時枠(現在はアニメ)、昼ドラマのドラマ30シリーズ(CBCと交代で制作)、土曜朝の情報番組「知っとこ!」の7枠。
- かつては日曜17時枠(17:30からのヤングおー!おー!)→日曜13時枠、木曜20時枠なども手がけていた。2006年9月までの水曜19時の枠は2006年10月より金曜日19:00に移動(『ランキンの楽園』から)。金曜19時枠での制作は「石坂・森口のくっきん夫婦」が終了して以来14年ぶり。
- 日曜日は22時に『世界ウルルン滞在記』、23時に『情熱大陸』を放送。
- 1992年10月の『快傑!ドクターランド』がスタートして以来、火曜22時枠には『ジャングルTV~タモリの法則~』が長年放送され、2003年4月から『世界バリバリ★バリュー』が放送されていたが、TBSとの枠交換により2005年10月からは水曜22時に変更された。
(火曜22時枠がTBS制作に戻るのは「ギミア・ぶれいく」以来13年ぶりで、水曜22時枠でのMBS制作番組はドラマ「やさしい闘魚たち」以来21年ぶり。) 2005年10月から1年間は19時台に『まんが日本昔ばなし』、『あなた説明できますか?』とMBS制作の30分番組が2本並び、水曜のゴールデンタイムだけでMBS製作の番組が3本も放送されていた。
- かつて『すてきな出逢い いい朝8時』などを放送していた土曜8時枠は現在、『知っとこ!』を放送中。2006年4月15日よりCBC発全国ネットの土曜朝7時半枠とMBS発全国ネットの日曜朝7時枠を差し替える形で、「知っとこ!」は朝7時半からの放送となった。
[編集] アニメ
[編集] 全国枠全日帯
- 1966年のNETテレビ系列時代に第1作である『おそ松くん』(CS放送ではTBSチャンネルで放送)を製作して以来、テレビアニメの製作には熱心で、『まんが日本昔ばなし』などTBS系列で放送されたアニメのうちMBS製作の作品も少なくない。
- 1980年代の主な代表作に1982年に放送された大ヒット作『超時空要塞マクロス』をはじめとする超時空シリーズ(後に1994年には日曜午前11時枠に『マクロス7』が放映される)、『銀河漂流バイファム』などがある。
- 土曜18時のアニメ・特撮枠は、1993年に放送された『3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?』から始まり、『ウルトラシリーズ』4作品、『ゾイド』シリーズなどがある。2000年代からは『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ、『鋼の錬金術師』などの人気作品が放送され、また、これらの番組の主題歌からヒット曲が量産されたこともあり、業界などでは「土6(どろく)」と呼ばれ注目を集めた。
- また、2005年4月からは日曜朝7時にテレビ朝日系列で放送されているメ~テレ製作のアニメ枠に対抗する形で『交響詩篇エウレカセブン』を放送していたが、視聴率が芳しくなかったため、『エウレカセブン』終了とともにCBCの土曜朝7時半枠と差し替えられ、この枠のテレビアニメ制作からは事実上撤退している。後番組はCBC制作『カラダのキモチ』。
- なお、MBSが関わった作品で他局との共同製作のものには、TBSとMBSの共同制作の『サクラ大戦TV』『ゲットバッカーズ』、TBS・CBC・MBSの3局共同制作の『無敵王トライゼノン』『逮捕しちゃうぞ(2期)』『RAVE』などが挙げられる。
- 先述の「土6」現象に顕れたように、近年はアニメ主題歌の楽曲タイアップに関して非常に熱心であり、特にソニー・ミュージックエンタテインメントグループのアーティストを中心に主題歌・エンディングテーマを1クールで入れ替えている。
[編集] 深夜アニメ&UHFアニメ
- 深夜アニメ
- 1997年10月に土曜深夜の『アニメシャワー』を開始すると共に関西の民放TV局としては初となる『フォーチュン・クエストL』を制作(関東では翌1998年にテレビ東京で放送)。これ以後も、多くの深夜アニメ(後述のUHFアニメも含む)が一部の例外を除いて「アニメシャワー」枠に集中編成されている。
- 5大民放ネットワークの在阪局のうち、キー局より先に深夜アニメの制作に本格参入したのはMBSのみ。
- 水曜深夜には過去のアニメを再放送する枠がある(他局制作作品も含むが、これまで放送された中では、特にフジテレビ制作のものが多かった。2話連続放映形式)。以前は「ヒーローは眠らない」という名称がつけられていたが、現在はその名称は使用されていない。
- 木曜深夜では2006年10月より自局制作の新作『コードギアス 反逆のルルーシュ』を放映開始(それまでは自社制作全日帯アニメ作品の再放送枠であった。なお、『コードギアス - 』は続編の制作が決定している)、2007年4月より放送の後番組『Darker than BLACK -黒の契約者-』はMBS初のハイビジョンアニメとして製作される。
- ただし、2006年10月より開始のTBS制作作品でTBS自身が放映の『009-1』およびその後番組の『Venus Versus Virus』(2007年4月からは『怪物王女』)に関しては、関西圏ではMBSではなく、KBS京都でのネットとなっている(中京圏では中部日本放送(CBC)で放映)。
- また、CBC制作で2007年4月から開始の『ロミオ×ジュリエット』も、関西圏のみKBS京都とサンテレビで放映となる。
- 他系列の在京キー局制作作品でも『関西圏のみ独立U局ネット』は時折起こるが、TBSおよびJNN系列局制作作品でこのような事例はつい最近まで無かった。これはMBSに限らず関西圏全体の深夜枠が逼迫している状況(先述の「アニメシャワー」を2007年4月から再び実質2時間枠にしてもまだ不足しているほど)から起こったものとされる。
- アニメに限らず、在阪局制作の一部地域ネットのテレビ番組が在名局でネットされるのは珍しくないが。その逆は極めて稀である事(他系列でも関西圏では独立U局ネットの番組もある)から、在阪局と在名局の立場関係も伺える。
- また、2007年4月からはTBSとしては3年ぶりに自社制作の全日帯アニメ(土曜夕方5時半枠)となる『ラブ★コン』を『アニメシャワー』枠で放映する一方で、TBSとの共同制作作品でTBSほかの局では深夜アニメとして放映する『おおきく振りかぶって』を唯一全日帯(土曜夕方5時半枠)で放映する。つまり、両作品においては関東圏と関西圏で放映時間帯の「捻れ現象」が発生する事になる。
- 通常は、TBS系深夜アニメはBS-iではフルサイズ、地上波各局やCS放送(一部除く)では左右カット4:3サイズで放映するのが通例だが、『びんちょうタン』はTBS系深夜アニメでは唯一、地デジでもフルサイズで放映された(TBSではフルサイズはおろか額縁放送でさえ放送した実績はない)。
- ABCや関西テレビとは異なり、深夜アニメの放映時間が変わることはあまりない。また深夜アニメとしては珍しく放送時間を変更する場合に、テロップによる告知を行う。(突発的な変更を除く)
- UHFアニメ
- 自局編成枠に限りがあり、またTBS(一部MBSを含む関西地区でのネットが無い作品もあり)や、近年ではCBC(主要地方のJNN系列局との共同制作作品もあり)制作のアニメも放送するため、UHFアニメの草創期から放送しているサンテレビやKBS京都で放送される本数の方が多いという傾向は変わらない。
- しかし『アニメシャワー』枠は深夜ながら視聴率が高いこともあるため、関東U局より先にMBSの枠を押さえる作品も目立ち、時には系列局のTBSやCBC制作作品よりも優先される例もある(何故かMBS側が特にCBC制作深夜アニメを大きく遅れネットする例が多く、『ウィッチブレイド』に至っては未だ関西圏では未放映である。一方でCBC側は近年においてはMBS制作深夜アニメをそれほどの遅れもなくネットしている)。
- 1998年制作の『銀河漂流バイファム13(関東地区は独立U局、関西・中京地区では広域準キー局での放映形式(この作品の場合はMBSとCBC)の先駆けともなった)』以来、MBS制作の深夜アニメは関東地区では全て独立U局での放映であったが、先述の『コードギアス - 』において、初めてTBSに逆ネットを果たした(CBCも『ウィッチブレイド』放映開始以前は同様であった。なお、JNN系列局制作の深夜アニメをTBSに逆ネットした系列局としては先述のCBCに続いて2局目)。
- また、キッズステーション制作だが、地上波ではUHFアニメの形態で放映された、『よばれてとびでて!アクビちゃん』をMBSでは土曜朝に放送した実績もある。
- 『マイアミ☆ガンズ』も関東・中京地区より半年以上も大幅に先行して放映した上、MBS公式サイト内に番組HPを開設していた事からも、MBSのクレジット表記こそないものの、深く関わっている。
- 『成恵の世界』(2003.4~6)はUHFアニメだがMBSが正式に制作に参加し、この作品より関東・中京地区と同時期ネットとなった。
- なお、関西・中京両地区で広域局にてUHFアニメを放送する場合は『同一系列局のセット』になる例が殆どだが(府・県域放送局であれば、テレビ大阪とテレビ愛知の組み合わせもある)、中京地区での放送局がCBCではない作品や、中京地区での放送自体がないものもある。
- 中京圏での放送局がCBCではない作品
- 『ヤミと帽子と本の旅人』(メ~テレ)
- 『グレネーダー ほほえみの閃士(せんし)(地上波版)』(メ~テレ)
- 『よばれてとびでて!アクビちゃん』(テレビ愛知)
- 『灼眼のシャナ』(テレビ愛知)
- 『大江戸ロケット』(テレビ愛知)
- 中京圏での放送自体がない作品
- 『地獄少女(第1期)』(『地獄少女 二籠』はCBCでも放映)
- 『BLACK BLOOD BROTHERS』
- 中京圏での放送局がCBCではない作品
- 近年多い、16:9(ハイビジョン)サイズで制作されるUHFアニメ作品は、独立U局のみならず各地の準キー局でも、地上波デジタル放送では額縁放送が主流となっている中で、フルサイズで放送している(以前は関西で唯一だったが、2006年10月からTVOでもフルサイズ放送が始まった)。具体的な開始時期は不明だが、『地獄少女(第1期)』『灼眼のシャナ』(ともに2005年10月放送開始)は既にフルサイズで放映されていた。
- ハイビジョンサイズのUHFアニメをフルサイズで放映したのはMBSが全国初である(後に、三重テレビ・テレビ埼玉・チバテレビなども追随する)。
- 他系列でのUHFアニメ放映が増加するにつれて(特にABCとメ~テレ)、CBCと同様にUHFアニメを全く放送しない時期が増え、CBCより半年早く『地獄少女(第1期)』『灼眼のシャナ』でネットを再開するも、2007年4月改編で再び一旦休止となるが、すぐさま5月から『大江戸ロケット』の放映が決定(4月からではないのは編成上の都合)。ただし本作品は中京圏ではCBCではなくテレビ愛知で放映され、放送局の組み合わせとしては『灼眼のシャナ』に近い(TOKYO MX・北海道放送(HBC)・RKB毎日放送が加わり、tvkが抜けている)。
[編集] 特撮
- 代表作としては『仮面ライダーシリーズ』が有名である(平成仮面ライダーシリーズはテレビ朝日制作)。
- 他にも『平成ウルトラマンシリーズ』(ウルトラマンティガ~ウルトラマンコスモス)が知られる。
- 現在は枠の関係や予算の関係などでMBS制作の特撮番組は存在しない。
- 以前は深夜に、過去に放送した特撮番組(他局製作作品を含む)を放送する「特撮ヒーロー列伝」という枠を放送していた時期があった。
[編集] その他
- 以前は番組によっては、番組開始時になぜか「4 MBS」のスーパーが数秒間表示されていた。
- TBS系列局が、番組の制作クレジットに放送局の略号を使うことが多い中、殆ど略号のMBSを使用しない("製作著作・MBS"とはせず、"製作著作・毎日放送"とするケースが殆ど)。
- MBS制作のJNN系全国ネット番組のクレジットタイトルには、"製作著作・毎日放送"の横にTBSグループとTBSネットワーク/JNNのシンボルマークである「ジ~ン」が表示されている(一部の番組を除く)。一方、ローカル番組では2005年3月から2007年1月まで「MBS55周年」のロゴを付けていた。また、京都府の伝統や美術に関するの番組(『美の京都遺産』など)は「MBS京都プロジェクト」のロゴを付けている。また、ブロックネット番組には、いずれのクレジットでもなく、単に“製作著作・毎日放送”とだけ書かれていた番組もある。
- 地上デジタル放送の局名表記は、新聞のテレビ欄とは異なり「MBS毎日放送」である。
[編集] ラジオ
番組名称ならびに詳しいことは毎日放送ラジオ番組一覧を参照の事。
[編集] アナウンサー
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アナウンサー記事に関する注意 :文中の所属先などの内容は永続的に保証されるものではありません。正確な情報は放送局の公式Webサイトなどでご確認ください。免責事項もあわせてご覧ください。
|
[編集] 現職アナウンサー
[編集] ■男性
- 赤木誠
- 伊藤広
- 井上雅雄
- 上田たかゆき
- 馬野雅行
- 上泉雄一
- 大月勇
- 大八木友之
- 柏木宏之
- 加藤康裕
- 亀井希生
- 河田直也
- 来栖正之
- 近藤亨
- 仙田和吉(RFラジオ日本より移籍)
- 田丸一男(NHKより移籍)
- 千葉猛
- 西靖
- 増田一樹
- 美藤啓文
- 森本栄浩
- 山中真
- 結城哲郎(アナウンサー室長)
[編集] ■女性
- 上田悦子(育児のため育休中)
- 関岡香
- 高井美紀
- 西村麻子(育児のため育休中)
- 古川圭子(亀井希生アナの妻)
- 前田阿希子
- 松井愛
- 松川浩子
- 松本麻衣子
- 水野晶子(元TTB所属のMBS契約アナ)
- 武川智美
- 八木早希
[編集] 元アナウンサー
[編集] ■男性
- 青木和雄(2005年定年退職、現在はMBS専属パーソナリティ)
- 池口和雄(現在、報道局長)
- 板倉俊彦(現在、社団法人デジタルラジオ推進協会大阪事務所事務局長)
- 伊東正治(現在、ラジオ局編成部長)
- 井上光央(現在、講演活動を中心に活躍)
- 今野秀隆(故人)
- 宇多光雄
- 内田英一
- 江本三千年(日本テレビ開局時に移籍)
- 緒方憲吾
- 春日貴(現在、監査役)
- 金指誠(現在、MBSスタジオin USJデスク業務)
- 金子勝彦(東京12チャンネル(現在のテレビ東京)に移籍。1994年定年退職後はフリーのスポーツアナウンサー)
- 鎌田正明
- 香西正重(NHKから移籍)
- 河相誠一郎
- 小池清(現在もちちんぷいぷいにナレーションとして出演、元MBS企画代表取締役社長)
- 小林正史(故人、元大阪芸術大学芸術学部放送学科教授、作詞家)
- 子守康範(現在、アンテリジャン代表取締役社長、フリーアナウンサー、たかじんONEMANに月1回出演)
- 近藤光史(現在、フリーアナウンサー、昭和プロダクション所属)
- 斎藤努(現在、羽衣国際大学産業社会学部教授)
- 阪本時彦(現在、吹田ケーブルテレビ営業部長。MBSラジオ「ラジオの達人」火曜日のパーソナリティとして出演)
- 佐々木良三
- 志摩靖彦
- 城野昭(1973年にテレビ西日本から移籍、2004年定年退職。現在でもGAORAなどでスポーツアナとして務めている)
- 繁村純孝(新日本放送アナウンサー第1期13人の内の1人)
- 角淳一(現在、MBS専属パーソナリティ、2004年に定年を1年前倒しして退職)
- 杉本隆平(新日本放送アナウンサー第1期13人のうちの1人、在職時はスポーツアナとして活躍、のちにフリーアナウンサー)
- 高井智彦(故人、「皇室アルバム」放送開始から長年に渡り、ナレーションを担当)
- 高木良三(MBSラジオにて競馬中継レギュラー放送開始時の初代実況)
- 高梨欣也(現在、大阪芸術大学芸術学部放送学科教授)
- 高村昭(現在、アナウンスアカデミー大阪講師、早稲田セミナー梅田校・京都校専任講師)
- 鶴本康彦
- 長井展光(現在、メディア開発局専任部長)
- 中谷常善
- 野村啓司(現在、専任局長兼チーフパーソナリティ、「ノムラでノムラだ♪」などを担当)
- 蜂谷薫 (2005年定年退職。現在も競馬中継・競艇中継などの実況を担当)
- 平松邦夫(現在、秘書室長)
- 藤本永治
- 古瀬日宇(故人。僧侶)
- 松井昭憲(2006年定年退職。現在MBS専属パーソナリティ)
- 三澤肇(2007年3月より「筑紫哲也 NEWS23」キャスターとしてTBSへ出向)
- 水谷勝海(現在、GAORAチーフアナウンサー)
- 皆川資雄(新日本放送ラジオ本放送開始後、最初にニュースを読んだ)
- 三宅定雄
- 三好俊行(現在、広報室考査部所属)
- 山本善一
- 山根昇(新日本放送アナウンサー第1期13人のうちの1人)
- 吉弘七郎
- 渡辺清
[編集] ■女性
- 新井洋子(新日本放送アナウンサー第1期13人のうちの1人)
- 石田敦子(現在、東京支社テレビ編成部勤務)
- 岩城潤子(現在、人事局人事部勤務)
- 小野陶子(2006年10月を持って、夫と北海道で同居するため退職)
- 北澤咲弥花(現在、医師)
- 北島英子
- 小堀豊子(現在、大阪芸術大学芸術学部放送学科教授)
- 坂本登志子(元大阪芸術大学芸術学部放送学科教授・新日本放送アナウンサー第1期13人のうちの1人・新日本放送ラジオ本放送第一声のアナウンスを伝えた)
- 桜井良子
- 佐藤良子
- 中村香奈(現在、経理局所属、気象予報士)
- 平山真理(在籍当時はTTB所属契約アナウンサー)
- 三上智恵(現在、琉球朝日放送アナウンサー)
- 宮川ヒロミ(現在、YTV・NTV「THEワイド」リポーター)
- 茂木栗子(在籍当時はTTB所属契約アナウンサー)
- 八島洋子(元中部日本放送 現在、CHAGE and ASKA・飛鳥涼夫人)
- 山添洋子
- 吉田智子(現在、フリーアナウンサー、朗読活動を中心に活躍)
- 吉田弥生
[編集] 主な記者
[編集] その他
[編集] 中継車
- 多数の中継車を保有。そのほとんどは千里丘スタジオに常駐している。そのためナンバープレートの地名表示は北摂・東大阪地域で登録される大阪ナンバーとなっている。
- 近年はハイビジョン対応の小型中継車を導入。三菱ふそう・キャンター(2004年式)と、日野・デュトロハイブリッド(2005年式)を保有している。
[編集] ヘリコプター
[編集] 江戸笑芸否定主義に徹した代償・永六輔との根深い確執
- 毎日放送はテレビ放送開始以来上方笑芸を大事にする姿勢に徹しローカル・西日本ブロックネット枠では数々の人気番組(「よしもと新喜劇シリーズ」「素人名人会」「オールザッツ漫才」)を世に送り出し東京のファンからも支持を得ているが反面「関西では江戸笑芸は受け入れられないだろう」との素朴な考えから徹底した江戸笑芸否定主義に徹している。しかしそれ故に高い代償を払っている。
- 1967年頃、まだNETテレビとネットしていた時代同局の人気番組「大正テレビ寄席」をネットしていたが関東と比べて視聴率が芳しくなかった。これを知った当時の首脳は「やはり、我々の考えは正しかった。」と判断。即ネットを打ち切り大正製薬提供の企画ネット番組サモン日曜お笑い劇場に差し替えた。結果視聴率が伸びネットチェンジまで日曜の正午~2時台の視聴率が安泰となるがこの事が放送界きっての江戸笑芸啓蒙主義者として知られる永六輔の逆鱗にふれ、結果絶縁されてしまう。以来毎日放送は出演要請しても徹底拒絶に遭う様になり、誰かとどこかでの番組本編をネット出来ない(※ 提供会社桃屋のCMのみのネット)でいる。
[編集] 23時ショー打ち切り問題と根深い確執
- NETテレビとネットを組んでいた時代の1971年12月、NET制作の深夜の帯番組「23時ショー」のネット受けを突然打ち切ることを発表した。打ち切りの理由は、お色気関係の話題を興味本位でとらえていたこの番組の姿勢をMBS社長の高橋信三(当時)が否定したためといわれた。「23時ショー」は、政治問題などの硬派な話題も扱っていたが、高橋社長は、「23時ショー」の内容に不適切な表現や未成年者に見せてはいけない過激すぎる、又は不快感を与える箇所が多いとし、卑猥な映像をMBSにネットする事を嫌って、NETにネット受けを打ち切る通告をした。この一件は「地方局のキー局に対する反乱」ととらえられ大いに話題となったが、そもそも打ち切りが可能だったのはこの番組が番販扱いだったため、ネットスポンサーが付いていなかった事による。なお、「23時ショー」の金曜日はMBS制作で、主に演芸を主題に取り扱っていた。(ちなみにMBS製作の最終放送日は1971年12月31日で内容は「桂小文枝独演会」だった。)
なおこの「23時ショー」、関西地区では後に1972年10月から、近畿放送テレビジョンとサンテレビジョンへの番組販売でマイクロネットされ、実質的に再開されている。
- 「23時ショー」は一部のANN系列では一時番組名を変更した後再び番組名を元に戻し1979年9月まで放送され「ミッドナイトショー」「トゥナイト」に引き継がれたが、引き続きこの時間はローカルセールス枠のため、ネットチェンジ後もABCはチェンジ直後に短期間放送した後で打ち切り、以後ネットされなかった。それらが起因しABCはそれ以降ウイークエンドドラマ等のお色気路線の番組のネットを一部例外を除き断っている。
[編集] 敷地内に温泉
- 1990年、千里丘放送センターの敷地内でボーリング調査をしていた最中、温泉が湧出した。それを活用した温泉施設『ミリカ天然温泉 千里の湯』が、毎日放送の子会社によって運営されていた。「ミリカ」とは、かつて千里丘スタジオを建設する際、敷地内に立っていたヤマモモの木に由来しており、ミリカ(Myrica)はヤマモモの仏語表記及び学名。建設工事に当たって木を撤去せざるを得なかったが、その史実を伝えるため、センター内のホール「ミリカホール」、スポーツ施設「MBSミリカスポーツ」等、敷地内の多くの施設の愛称に使われている。『ミリカ天然温泉 千里の湯』は、平成18年12月31日で営業を終了した。
[編集] 日本初の海外衛星中継
- 1963年11月のジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の模様を、アメリカ合衆国・ニューヨークに当時駐在していた毎日放送社員で元同局アナウンサーの前田治郎(まえだ じろう)が克明に情報を伝えていた。当初、日本初の海外衛星中継(宇宙中継)実験として、ケネディ大統領のスピーチを放送することになっていたが、その最中に遊説していたテキサス州・ダラスでのパレード中に暗殺されたことを受けて急遽前田がその状況を克明に解説する放送を行った。(この件に関してはNHKの番組プロジェクトX~挑戦者たち~で取り上げられた。)
[編集] 劇場
- MBSは劇団四季との結びつきが強く、これまでにも「CATS」などの代表作を大阪市内の主要ターミナルに特設テント劇場を建設して公演してきたが、近年は大阪ビジネスパークに常設劇場の「大阪MBS劇場」で公演を続けた。そして2004年12月に西梅田ハービスエント内に「大阪四季劇場」が完成したのに伴い、大阪での常設劇場をそこに移動。大阪MBS劇場は大阪市内東部のコンサート・演劇ホールの拠点「シアターBRAVA!」として2005年5月6日に再オープンした(2006年に開場1周年を迎え、イオン化粧品が冠スポンサーとなった)。
[編集] その他の問題・不祥事
[編集] 毎日放送でよく流れるCM
- テレビ&ラジオ
- アリコジャパン※
- ●オースギ漢方
- 興和※
- ソニー損保※
- 日本赤十字社
- 松下電器産業
- ●脇田石材
- アサヒビール
- 東レ
- 京セラ
- 大和ハウス工業
- わかさ生活
- 毎日新聞社
- リーブ21
- 大関
- ロート製薬
- 大幸薬品
- 武田薬品工業
- NEC
- 小林製薬
テレビ
- ●あさひ美容外科※(YTVとABCで放送されているが、2007年からMBSでも放映)
- アメリカンホームダイレクト※
- ●イズミヤ
- ●井関食品
- ●丹波篠山 おゝみや
- ●たこ昌
- ●大阪ガス
- カイゲン※
- 学研教室
- ●加登
- ●関西電気保安協会
- ●関西電力
- 健康家族・伝統にんにく卵黄
- 湖池屋
- ●神戸新聞ハウジングセンター(サンテレビの他に何故かMBSでも放映)
- ●ゼロ・コーポレーション
- センコー
- ソニー・ミュージック
- そんぽ24※
- ●滝本仏光堂
- ●中山石梁
- P&G
- ●ゴダイ
- ●播州信用金庫
- ●ヤマサ蒲鉾
- タイガー魔法瓶
- ●山陽電車
- ハウス食品※(早朝・昼帯には1回のCM枠に1回または数回おきに何度も流れることも。WBCなどに代表される野球中継枠でも同様の手法で流れる、毎週土曜10時全国ネット番組ブロードキャスタースポンサーにもなっている。)
- ●みなと銀行
- マルタイ
- やずや
- 林一二(センタンアイスクリーム)
- 徳島製粉
過去
- オッペン化粧品 ほか
※はフリースポット扱い。
△はMBS関連企業及び主催・協賛施設。
●は、関西ローカル。
保険会社(外資系・通販専門)のCMは、午後のスポット枠を中心に1回または数回流れることもある。
嘗ては、ゲームソフトメーカーのハドソンのCMも多く放送されていた。
[編集] 関連人物
- 毎日放送テレビ制作スタッフ一覧
- 竹田菁滋(東京支社所属プロデューサー、元報道部所属)
- 石田英司(元社会部デスク。現在は、ちちんぷいぷいにレギュラー出演中)
- 丸谷嘉彦
- 諸冨洋史
[編集] 関連会社
- GAORA(スペースビジョン・ネットワーク)
- MBS企画
- ミリカ・ミュージック
- 放送映画製作所
- MBSハウジング(住宅展示場)
- ミリカスポーツ振興 株式会社(ミリカ天然温泉 千里の湯)
[編集] 他の在阪放送局
[編集] ラ・テ兼営
[編集] テレビ単営
[編集] ラジオ単営
- 大阪放送(ラジオ大阪・OBC)
- エフエム大阪(fm osaka)
- FM802
- 関西インターメディア(FM CO・CO・LO)
[編集] 外部リンク
[編集] ネットワーク
近畿地方のテレビ局 (NHKの放送局) |