神曲奏界ポリフォニカ ホワイト・シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この「神曲奏界ポリフォニカ ホワイト・シリーズ」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
神曲奏界ポリフォニカ ホワイト・シリーズ |
|
---|---|
ジャンル | ファンタジー |
ゲーム: 神曲奏界ポリフォニカ Memories White |
|
ゲームジャンル | キネティックノベル |
対応機種 | Windows2000/XP/Vista |
開発元 | (企画)ocelot (開発)AMEDEO |
発売元 | ビジュアルアーツ |
キャラクターデザイン | きなこひろ |
メディア | 未定 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2007年春(予定) |
販売価格 | 未定 |
レイティング | 未定 |
キャラクター名設定 | 不可 |
キャラクターボイス | あり(BOX版・PS2版のみ) |
小説 | |
著者 | 高殿円 |
イラスト | きなこひろ |
出版社 | ソフトバンククリエイティブ |
レーベル | GA文庫 |
発表期間 | 2006年7月 - |
巻数 | 3巻+短編1 |
■テンプレート使用方法 ■ノート |
神曲奏界ポリフォニカ ホワイト・シリーズ(しんきょくそうかい - )は、ゲームブランド・ocelot制作のキネティックノベル「神曲奏界ポリフォニカ」(2005年8月発売)のシェアード・ワールド作品。2006年7月よりGA文庫(ソフトバンククリエイティブ)で高殿円・著、きなこひろ・画のライトノベル作品が刊行され、これを基に2007年春からにキネティックノベル『神曲奏界ポリフォニカ Memories White』が「ファーストエモーション」、「エンドレスアリア」の順で2本発売予定である(開発・AMEDEO)。これらの作品を総称して『ホワイト・シリーズ』ないし『「白」のポリフォニカ』と呼称される。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
[編集] 登場人物
- スノウドロップ
- 「白」のヒロイン。ポリフォニカには存在しない曲を多数知っている。その正体は、9歳の頃に愴想楽器「エターナル・ホワイト」の担い手として、地球からポリフォニカ大陸へと召喚(誘拐)された異邦人。地球では、天才少女音楽家、東洋のレディ・モーツァルトと呼ばれていた。本名はシラユキ(白雪)・トオノだが、記憶喪失の為スノウドロップと名乗る。記憶が無い事と長い間音楽から遠ざかっていた事で、神曲楽士候補となったにも関わらず未だ楽器を上手く扱えない。しかしその才能は確かなもので、記憶の奥底に残る地球の歌曲を歌い、扱いきれないエターナル・ホワイトに代わりその歌声をもって神曲を奏でる。
- かつてブランカが行なった無茶な召喚の際のひずみで記憶を失い、彷徨っていた所をプリムローズに拾われ名前をもらう。それ以来、グラナード公爵家のメイドとして彼女と姉妹のように育って来た。特技はお隣の元軍人から習った剣術で、怜刀「ささめ」を手にプリムローズをいつまでも守ろうと誓っていた。しかし、プリムローズの中央精霊島学院への入学をかけた選考会の場にて、ブランカの推薦により神曲楽士候補として自分自身も学院へ通う事になってしまう。その事自体は喜ばしい事ではあったが、スノウドロップ自身は神曲楽士になる気は無く、また素人である彼女が選考会も経ず学院へ通う事に対しての強い反発が起こり、周囲から孤立してしまうことに。そんな中、消滅しかけていた下級精霊の雫を救った事と、その後の雫との別れを経る事で、自ら神曲楽士になろうと強く志すようになる。
- エリファス・ブランカ・アルビオーナ
- 「白」の主人公。スノウドロップの契約精霊にして、幼い白雪を異世界へと召喚(誘拐)した当人。梅干を好む白の聖獣で、コントラバス「エターナル・ホワイト」の化身。狼型のベルスト形態が本来の姿。
- スノウドロップにセクハラ発言をしたりして何かとからかうが、その実強い想いを彼女に寄せている。しかし、白雪を召喚してその人生を狂わせた事に対して罪の意識を抱えており、彼女が復讐を望むなら殺されてもいいと考えている。
- かつての主エターナリアの事を今でも一途に想っているが、そのエターナリアを他ならぬ自らの手で殺したとされる。過去にエリュトロンの片目を奪っており、彼にとって激しい憎悪の対象となっている。
- エターナリア
- 始祖精霊の一柱で、再生と忘却を司る白の女神。八柱の中では長姉だったようだ。性格は天然で、あまり自分を主張することも無かったらしく、漬物石代わりにされていても全く気にしていなかった。既に消滅しているが、その時の出来事がブランカの心に影を落とし、今の精霊島と精霊の危機を招いている。
- プリムローズ・グラナード
- 「赤のグラナード」「鮮血の旋律士」と称される、コランダム王国の楽士名門五家グラナード公爵家の令嬢。好物は桃まん。エリュトロンの契約者で、彼は「炎帝の娘」と呼ぶ。幼い頃からスノウドロップと姉妹のように育ってきた。
- 優雅な立ち居振る舞いと誰にでも優しい態度を取るが、実は強い依存心を持っている。しかし、彼女の両親は側には居てくれず、周りの人々にも心から自分を必要としてくれた者が居なかった為、常に孤独感に苛まれて来た。そんな中スノウと出会い、唯一自分を必要とし常に側に居てくれる彼女に強く依存するようになる。だが、ブランカが現れた事でスノウが外に目を向けるようになり、彼女が自分から離れて行ってしまうと考え始める。その事による寂しさと苛立ち、ブランカへの嫉妬と憎しみに付け込まれ、エリュトロンに心を操られしまう。そうしてスノウを殺して独占すべく戦いを挑むが、全てが終わった後2人で語り合い心情を吐露し合った事で、お互いの思い違いに気付き仲直りをした。その後は「黒い」面を隠す事が無くなり、より積極的にスノウを独占すべく行動するようになっている。
- スノウドロップとの戦いに敗れたエリュトロンは、いずれ逆襲する事を宣言し去っていったが、その事でプリムローズとの精霊契約が解除されたかどうかはまだ不明。しかし、事件後もプリムローズが奏でる神曲で精霊とは違う不吉なモノが呼び寄せられており、まだ何も終わっていないことを匂わせる。
- エリュトロン
- 赤の聖獣で、真紅のバイオリン「スカーレット・リーズ」の化身。竜型のベルスト形態が本来の姿。プリムローズに巫女姫とは逆の炎帝の素養を見出し、言葉巧みに誘導して契約した。コーティカルテはエリュトロンの事を「フラメル」と呼ぶが、彼女自身は既に彼との縁を切っている。
- 何かの出来事をきっかけにこの世の全てを憎悪しており、自らの手で世界を滅ぼしたいと願っている。中でも己の片目を奪ったブランカを特に憎悪しており、その契約者であり自身に敗北を味合わせたスノウをも共に殺すべく暗躍を始めている。その目的は炎帝の復活であるとされるが、精霊達が忌まわしいものとする炎帝とはどういうものなのかは未だ不明。
- ジョッシュ・ユウナギ
- スノウ達の年上の同級生で、クラリネット奏者。スノウドロップの数少ない友人の一人。性格は穏やかで優しく、高い神曲楽士としての才能を持っているのだが、リシュリーの妨害で一度も精霊と契約出来た事が無いため、周囲の者からは落ちこぼれのダメ楽士と見られている。七楽門の一つ、火のタタラ家の分家筋であるユウナギ家の出身で、後継者の居ないタタラ家に養子に入っているものの、まだタタラ姓は名乗らせてもらえていない。
- 子供の頃は体が弱く、その療養のために山奥の別荘に来ていたところで一体のボウライと出会う。そのボウライの正体はリシュリーであり、初めての友人として仲良くなるものの、人間への怨讐が晴れたリシュリーは消えてしまう。しかし、悲しみに暮れながらもその時の思い出を胸にひたすら修練を重ね、遂には独力で精霊島学院へ入学できるまでになった。
- その後、相変わらず精霊と契約出来ないのを克服しようとトライアルを続けていた中、ようやく物陰から自分を見つめるリシュリーの存在に気付く。かつての別れから十数年ぶりの再会だったのだが、全く違う存在になっているため当然その事に気付ける筈はなく、リシュリーが逃げだしてしまったことで契約には至らなかった。
- リシュリーティンク・ロザ・アメティスタス
- 始祖精霊の一柱で、夢と高貴を司る紫の女神。八柱の末妹で、他の7人を姉様たちと呼ぶ。コーティカルテに勝るとも劣らないほど嫉妬深く独占欲が強いが、性格の方はとてつもなく内気。思い込みが激しく、思い詰めたら周りの迷惑を全く省みないという、コーティカルテとはまた違ったタイプのエキセントリックな面を持つ。
- 遥かな昔、愛した契約楽士マーヴェラスが殺されたため、復讐心に猛り狂い人間を滅ぼそうとして7人の姉達に封じられた。その後、長い時を経て精神だけがボウライとして封印の外に出られ、そこで幼いジョッシュと出会う。その運命的な出会いが人間への憎しみに曇ったリシュリーの目を覚まさせ、再び封印の外へと彼女を解き放つ。解き放たれたリシュリーはジョッシュと契約すべく世界中を探し求め、ついに十七歳の青年に成長した彼を見つけ出したのだが、内気な彼女は声を掛ける勇気が出ず、以降数年間に渡ってストーカーをすることになる。その間、彼に近づく異性及び精霊を尽く陰から追い払っていたために、ジョッシュは選考会に四度も落ちて周囲から落ちこぼれ扱いされるようになってしまう。だが、その事に心中で謝りつつも実はあまり反省していない。基本的に傍迷惑な人物だが、ジョッシュへの想いはマーヴェラスの時より上であり、契約にこそ到らないものの徐々に関係が深まっている。
- デイジー・ベルンシュタイン
- 「黄昏の旋律士」と称される名門五家の一つ、ベルンシュタイン伯爵家の令嬢。目立ちたがり屋で少々我が侭な性格。プリムローズの遠縁の親戚にあたり、”自称プリムローズのライバル”だが、当の本人には相手にされておらず空回り気味。いわゆるツンデレで、好意を持っている相手でもなかなか素直になれない。スノウの事を最初は嫌っていたが、様々な衝突を経て徐々に仲良くなって来ている。
- ピース
- デイジーが契約している中級精霊。気弱な性格で、いつも表向きはデイジーに邪険に扱われている。どんなに邪険にされても決してデイジーを嫌いにならず、そこには彼女に対して契約主以上の感情を抱いている様が垣間見れる。
- メリディア・ポイニークーン
- 紫の聖獣で、夢を司る夢の精霊にしてオカマ。日蝕に合わせてマナガと共に精霊島に帰省している。その容姿は一見美しい女性にしか見えないが、よく見れば巨体であり男である事が窺える。ブランカとは喧嘩友達。
- 夢を見せることで忘れた過去の記憶を思い出させる力を持っているが、その方法は共に寝る事(注:添い寝)であり、提案されたジョッシュにしてもスノウにしても中々に抵抗が大きいようで実現はしていない。
- ミナギ・クロード
- 天才的な作曲家と言われ、精霊島学院に編入生としてやってきた。誰も聞いた事の無いような音楽を奏でると巷で評判になっている。孤児だったが、その素養を見出されて音楽家クロード男爵の養子となった。だがその正体はスノウと同じ異邦人で、彼の奏でる楽曲は全て地球で名曲と呼ばれ親しまれたものである。
- 表向き人当たりの良い人格者を装っているが、その本質は他人を見下し自分より優れた者を認められないという性格。かつて地球のコンクールで白雪に苦渋を飲まされた過去があり、その事を恨んでいる。いつか復讐してやろうと考えていたが、白雪が神隠しに会ったことでその願いは叶わないものとなる。ポリフォニカ大陸に召喚されたのは全くの偶然からだったが、神隠しにあったはずの白雪が記憶を失って自分の前に現れたことで、再びその暗い願いを叶えられるチャンスが訪れる。契約精霊のセイレーシアと共に、記憶の無いスノウを騙し復讐に邪魔なブランカと引き裂くべく策謀を巡らせる。
- セイレーシア・リム・キアロレディ
- ミナギの契約精霊。美しい人魚の姿をしている上級精霊だが、その性質はあまり良いものではないようで、心の歪んだミナギに相応しい精霊であるとも言える。セイレーシアの歌声は地球にまで届くらしく、いわゆるローレライの魔女として知られている。その声に惹かれた人間はポリフォニカ大陸側に引きずり込まれてしまうが、逆に地球側に送り返す事はセイレーシアにはできないらしい。ミナギもそうしてポリフォニカ大陸へと召喚された。
- ミストラル・エコンバート
- 中央精霊島学院学院長。戦いによる大怪我で腕の筋を痛め神曲楽士ではなくなったが、楽器を作る腕はここ百年で屈指の才能を持つ。
- クラウディ
- ミストラルの契約精霊で中央精霊島学院副学長。神曲が奏でられなくなったミストラルと、今でも契約を続けている変わり者。ミストラルの神曲が聞けなくなった代わりに、彼が作った楽器によって奏でられる神曲を楽しみとしている。
- ミノティアス
- 中央精霊島の森の主で、始祖精霊や聖獣達とも知り合いの旧い中級精霊。水牛型のベルスト形態を採る。その外見に似合わず、生真面目で義理堅く繊細な性格。この時代では二足歩行を練習中だが、「赤」の時代では半人半獣のリカントラ形態を採れるようになっている。牛にも関わらず、プロムに出てダンスを踊ることが夢。
- 「赤」の時代には既に精霊島は無く、ヤワラベの精霊発電所と業務契約しそこに警備員として常駐していた。だが、ヒューリエッタとの戦いに敗れ、警備員としての職務を果せなかった事に責任を感じ辞職している。今は新たな警備会社に所属し、ノザムカスル大学の警備員をしている。
[編集] キネティックノベル
[編集] GA文庫
文学 |
![]() |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
- 著者:高殿円 / イラスト:きなこひろ
- エターナル・ホワイト 2006年7月15日初版 ISBN 9784797336733
- インフィニティ・ホワイト 2006年11月15日初版 ISBN 9784797337822
- ミッシング・ホワイト 2007年4月15日発売予定 ISBN 9784797340563
- 短編集
- まぁぶる 2007年1月15日初版 ISBN 9784797339000
- 「ダンシング・ホワイト・ナイト」収録。
[編集] 関連項目
- 神曲奏界ポリフォニカ クリムゾン・シリーズ(榊一郎・著、神奈月昇・画。シリーズ基幹作品)
- 神曲奏界ポリフォニカ ブラック・シリーズ(大迫純一・著、BUNBUN・画)
- 神曲奏界ポリフォニカ ぶるう・シリーズ(築地俊彦・著、兎塚エイジ・画)
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 未完の作品 | 書きかけの節のある項目 | 文学関連のスタブ | コンピュータゲーム関連のスタブ記事 | 神曲奏界ポリフォニカ