秋田県中央信用組合
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秋田県中央信用組合(あきたけんちゅうおうしんようくみあい)とは、男鹿市船川港船川に本店を置いていたかつての信用組合。統一金融機関コードは、2072であった。
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[編集] 概要
合併前の秋田市(旧河辺郡を除く)・旧男鹿市、および五城目町を除く南秋田郡(現・潟上市、現・男鹿市を含む)を事業エリアとしていた。
経営破綻した旧マイカル(旧マイカル東北や旧ダックビブレなど。マイカルグループとも。なお、併せて同グループの関連会社や同グループのSC内にテナントとして入居していた中小企業なども含まれる)への巨額の融資が焦げ付きになったことが災いし、経営破綻した。破綻時の本支店数は8店舗であった。
預金と顧客は秋田信用金庫に引き継がれた上で全店舗を閉鎖し清算(清算完了は2006年になった)したが、本店所在地に秋田信用金庫の店舗がなかったため、本店だった場所(現・オガルベ)の近くに、同信金が船越支店男鹿出張所を事業譲渡後に開設している。
これと事業譲渡翌年の旧・大館信用組合の合併に伴い、秋田県に本拠を置く信用組合は秋田県信用組合(本店・秋田市)だけとなった。
[編集] 沿革
- 1950年7月 船川港信用組合として設立
- 1956年4月 男鹿市信用組合に改称
- 1967年1月 秋田県中央信用組合に改称
- 2001年11月 経営破綻
- 2002年7月 秋田信用金庫へ事業譲渡
- 2006年1月 清算終結
- 2006年8月 整理回収機構が所有権を持っていた旧本店ビルを男鹿市商工会に売却
- 2006年9月 旧本店ビルがオガルベ(男鹿市商工会館)としてリニューアルされる。今後は船川港地区の再生拠点として機能する