競パン
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競パン(きょうぱん)とは競泳用パンツを略した呼称であり、プールや海で運動に着用する男性用競泳水着の俗称である。
最近では生地の進化などにより競泳用のスパッツ形水着も登場しているが、競パンとはおもにビキニ(ブーメラン)形水着を指す。
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[編集] 形状
形状は多くはブーメラン形で、競技用のため足を動かしやすさを考えてなるべく小さく作られているが、Tバック形は日本では見かけない。 ちなみにSPEEDO(スピード)の米国法人ではTバック形競パンも販売している。 日本で売られているのはアリーナ製やスピード製、近年ではアシックスも参入している。
[編集] 競パンの歴史
大本はスクール水着から分岐したものであり、いかに早く泳げるかを主に考えている為年々形状は変化している。 露出度などはバルセロナ五輪に最高を迎えハーフバックのような形状も当時は存在した。(スピードのキネシスカットなど) 現在もっともカッティングが際どいのはアシックスのスパイラルカット2と言われる。
[編集] 競パンへの偏見
2000年以降多くの水泳選手がスパッツ形に切り替えた頃から、マスコミなどによりビキニ型の競パンはゲイが穿くものとする価値観が生まれ、偏見があるとも言われているが、平泳ぎや背泳ぎでは足の可動範囲からブーメラン形がよいとされることもある。
[編集] 競パンの穿きかた
最盛期には腰で穿くのが主流であり、現在も腰で穿くように設計されている。 そのため半分尻がはみでる状態になるようだが特に問題視はされておらず、NHKでも半ケツ状態はもちろんのこと陰毛が見えている状態を放映していたこともある。
[編集] メーカー
上記の通り、日本で主流なのはスピード、アリーナ、アシックスである。