競泳
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競泳(きょうえい)は、水泳の速さを競うスポーツである。夏季オリンピック種目でもある。一般に、8レーンからなる室内プールで競技する。プールの長さが50mの長水路で行われることが多い。25mプール(短水路)で行われることもある。
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[編集] 種目
個人種目としては、自由形・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライの4泳法と、これを個人で順に行う個人メドレーがある。競技は種目と性別、距離によって分けられており、国際水泳連盟では、自由形では 50m・100m・200m・400m・800m・1500m が、他の3泳法では 50m・100m・200m が、また個人メドレーでは 100m(短水路のみ)・200m・400m が記録として認められている[1]。ただし、マスターズ水泳などではより短い距離での競技も行われている[2]。
団体種目としては、4人が順番に泳ぐリレーが行われる。4人とも自由形で泳ぐフリーリレーと、それぞれが背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ・自由形の順に泳ぐメドレーリレーがある。国際大会の場合はフリーリレーは 400m・800m が、メドレーリレーは 400m が行われるのが一般的である。
[編集] ルール
詳細はそれぞれのページを参照。
スタート時は、審判長の合図の後に飛び込み台に乗り(背泳ぎの場合は入水し、グリップをもって壁に足をつけて待機)、出発合図員の「Take your marks...(日本では、「よーい」)」のかけ声で構える。このとき、号砲までは静止しなければならないので、体を振って勢いなどをつける事はできない。号砲の後は各種目で指定されたルールに従って泳ぐ。
国際大会や主要な大会では自動審判計時装置を使用するが、この装置のセンサーであるタッチ板の厚さが1センチメートルあるため、タッチ板を装着していない状態の長水路のプールの長さは50.02mである。
[編集] 服装
[編集] 日本の競泳
競泳はかつては日本のお家芸と呼ばれ、1930年代から1940年代にかけては、世界No.1の実力を誇った。オリンピックでは、ロサンゼルスオリンピック (1932年)で、男子全6種目(100m自、400m自、1500m自、200m平、100m背、800mリレー)中、5種目で金メダルを獲得。100m背では、金銀銅独占した。次のベルリンオリンピックでもライバル、アメリカを圧倒した。1940年から戦争でオリンピックが中断。1948年のロンドンオリンピックに日本は、出場出来ず、世界から、敗戦国日本の実力を疑われていたが、1949年の全米選手権に日本選手団が参加し、世界記録を連発。戦前からの力が衰えていない事を示した。 世界の競泳レベルがアップする中、日本は、国際競争力を少しづつ落として行き、東京オリンピック(1964年)以降は、完全に低迷期に入った。 単発的にメダルを獲得する事はあっても、競泳界全体のレベルは上がらず、メキシコシティオリンピック、モントリオールオリンピック、ロサンゼルスオリンピック (1984年)、アトランタオリンピックでは、メダルもゼロに終わった。 競泳大国が国を挙げて強化に取り組む中、馬なりで対応していた日本も近年、ようやく組織的な強化に着手し、アテネオリンピック (2004年)では、久しぶりにメダルを8個獲得した(金3個)。 男子自由形に弱いなど、まだまだ、競泳日本復活には、課題も多いものの、北京オリンピックでの更なる活躍が期待される。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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