竹本昇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
竹本 昇(たけもと のぼる、1965年-)は、主に特撮テレビドラマ作品の監督・演出家。
神戸大学卒。1989年、『高速戦隊ターボレンジャー』の中途より助監督として参加(当時、監督は長石多可男、東條昭平が中心。助監督は諸田敏がチーフ、渡辺勝也がセカンド)。 鳥人戦隊ジェットマンの50話、最終話が公式チーフ助監督デビューとなる。
1997年、激走戦隊カーレンジャーで監督デビューを果たす。 その後電磁戦隊メガレンジャー序盤で戦隊シリーズから離れ、同じ東映のはみだし刑事情熱系の助監督 やボイスラッガー、鉄甲機ミカヅキなどの現場を担当し、再びスーパー戦隊シリーズに復帰する。
長年助監督との兼任が長く、なかなか監督ローテーションに定着しなかったが、塚田英明プロデューサー がメインの制作者となってからは、特捜戦隊デカレンジャーで最多演出&最終回担当、魔法戦隊マジレンジャー では劇場版を演出するなど、活躍の場が広がっている。またこの劇場版マジレンジャーのゲスト出演に曽我町子を推挙したのは竹本である。
同じ年の渡辺勝也とは先輩後輩の間柄だが、それ以上に盟友といえる関係。竹本のスーパー戦隊シリーズ の復帰は渡辺演出のゴーゴーファイブOV版からだった。また、モーニング娘。ファンという共通点もある。演出も渡辺の影響を若干受けており、その派手さは渡辺に勝るとも劣らぬものである。また、分割画面を効果的に使用する。
『轟轟戦隊ボウケンジャー』では本編の演出以外に「30戦隊大全集」の全てを構成、演出した。
目次 |
[編集] 主な作品
[編集] テレビ
- 激走戦隊カーレンジャー(1996-1997年、東映・テレビ朝日)2本担当
- 電磁戦隊メガレンジャー(1997-1998年、東映・テレビ朝日)4本担当
- ボイスラッガー(1999年、テレビ東京)※パイロット&メイン監督 7本担当
- 未来戦隊タイムレンジャー(1999-2000年、東映・テレビ朝日)1本担当(脚本も担当)
- 百獣戦隊ガオレンジャー(2001-2002年、東映・テレビ朝日)10本担当
- 忍風戦隊ハリケンジャー(2002-2003年、東映・テレビ朝日)8本担当
- 爆竜戦隊アバレンジャー(2003-2004年、東映・テレビ朝日)2本担当
- 特捜戦隊デカレンジャー(2004-2005年、東映・テレビ朝日)※最多演出 13本担当
- 魔法戦隊マジレンジャー(2005-2006年、東映・テレビ朝日)12本担当
- 轟轟戦隊ボウケンジャー(2006-2007年、東映・テレビ朝日)12本担当
- 獣拳戦隊ゲキレンジャー(2007-年、東映・テレビ朝日)
[編集] 映画
- 魔法戦隊マジレンジャーTHE MOVIE インフェルシアの花嫁(2005年)
[編集] オリジナルビデオ
- 百獣戦隊ガオレンジャー VS スーパー戦隊(2001年、東映)
- 忍風戦隊ハリケンジャー VS ガオレンジャー(2003年、東映)