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激走戦隊カーレンジャー - Wikipedia

激走戦隊カーレンジャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

激走戦隊カーレンジャー』(げきそうせんたいカーレンジャー)は、1996年(平成8年)3月1日から1997年(平成9年)2月7日までテレビ朝日系列で毎週金曜日17:30 - 17:55に全48話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第20作である。


注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。


スーパー戦隊シリーズ
第19作 超力戦隊
オーレンジャー
1995年3月
~1996年2月
第20作 激走戦隊
カーレンジャー
1996年3月
~1997年2月
第21作 電磁戦隊
メガレンジャー
1997年2月
~1998年2月

目次

[編集] あらすじ

地球からはるか遠く離れたハザード星は、宇宙暴走族ボーゾックの蹂躙の末、花火にされ滅亡した。ボーゾック打倒を誓うハザード星人の少年ダップは、超豪華花火にされた母星を後に、母親が死の直前に語った「星座伝説」の戦士「カーレンジャー」がいるという惑星・地球に向かう。一方、ボーゾックもまた、次なる暴走の舞台を惑星チーキュ(劇中でボーゾック構成員は地球をこう呼ぶ)に定めていた。

ダップがたどり着いたのは日本の小さな自動車会社「ペガサス」。彼はここで働く5人の若者に素質を見出し、自身の特殊能力「クルマジックパワー」をはじめ、あの手この手を使って5人をカーレンジャーに変身させる。最初は乗り気でなかった5人だったが、ボーゾックの本格的侵攻を目の当たりにし、カーレンジャーとしてボーゾック退治の決意を固めた。

[編集] 概要・特徴

[編集] 作風

モチーフは高速戦隊ターボレンジャーと同じく自動車、特に当時一大ブームとなっていたレクリエーショナル・ビークル(RV車)である。また、ターボレンジャーの時代と同じく当時もミニ四駆ブームであったため、それを意識したためであるとも考えられる。実際スピーダーマシンにはガイドローラーらしきものも付いている。カーレンジャーの専用マシン「レンジャービークル」(巨大ロボ「RVロボ」のパーツとなる)は、5人が夢想するペガサス製RV車の模型を、ダップのクルマジックパワーによって巨大マシン化したものである。後には強化仕様の「ビクトリーレンジャービークル」も登場した。ちなみに主人公5人の苗字の頭文字をそれぞれ合わせると「じ・ど・う・し・ゃ」となる。また敵組織側も「宇宙暴走族」の上、名前はほとんどが自動車部品のもじりである。また車がテーマになっているためか、今までシリーズには必ず登場していたバイクが登場せず(シグナルマンは別)、個人用の移動手段としてカート「スピーダーマシン」、後半からはスポーツカー「ペガサスサンダー」とバギー「ドラゴンクルーザー」(後述)が登場する。

メインライターが「東映不思議コメディーシリーズ」を手がけた浦沢義雄とあって、当時は「戦う交通安全」と言うキャッチフレーズの元、全編が不条理なギャグとスーパー戦隊シリーズのセルフパロディにあふれる異色作と評された。こういった作風は浦沢の資質だけではなく、前作『超力戦隊オーレンジャー』がゴレンジャーを意識してひたすら原点回帰を目指したものの失敗、シリアスな作品を作りにくい雰囲気があった可能性もある。また前年度のサンライズ制作のアニメ『黄金勇者ゴルドラン』や、同時期の勇者指令ダグオン、同時期の円谷プロダクションの映画『ウルトラマンゼアス』、同時期の東映の超光戦士シャンゼリオンも同様(なお、東映作品では後のメタルヒーローシリーズ最後の2作品『ビーロボカブタック』と『テツワン探偵ロボタック』がギャグ路線で作られている)。

このためかOPのタイトルコールおよび本編での名乗りの際の言い回しもかなり独特のものであり、冠名である「激走戦隊」こそ通常通りだが、戦隊名である「カーレンジャー」の部分は、「カ~~~~レンジャー!」と「カ」と「レ」の間を極端に伸ばして「レ」にアクセントを置く言い回しを行っている。この緊張感に欠ける名乗り方もまた、当作品のシュールな雰囲気を強めているとの意見もある(『未来戦隊タイムレンジャー』の51話(スーパー戦隊大集合)や『轟轟戦隊ボウケンジャー』の30戦隊紹介コーナーにおいても上記の発音で紹介されている)。

前作の著しい低迷から「スーパー戦隊シリーズ」自体の終了も一部で噂されていた状況下という制作当時に本作が置かれていた事情もあり、この様なやや極端な作りとなった事から視聴率的にはオーレンジャー程ではないものの苦戦したが、浦沢義雄が作り出した子供向けであるという作品の主眼を改めて捉え直した単純明朗な物語や世界観は以降のシリーズ制作に対して一つの方向性を示したものといえ、シリーズの立て直しに重要な役割を果たした作品といえる。

ちなみに、前作『オーレンジャー』の反省は本作では各所に生かされており、本作の「自動車」というモチーフそのものについても、『オーレンジャー』の「古代文明」というモチーフが子供たちには難解すぎて売れなかったというその反省と、自動車玩具は男児に確実に売れるという点から選ばれたものであると言われている。また巨大ロボも前作の半分である3体しか登場しない。

また、本作品はギャグ色の強さと同時に、5人を「鍛え抜かれた戦闘のプロ」や「生まれもっての特別な戦士」ではない「等身大のヒーロー」として描いている点もまた特徴であり、特に第1話においては会社員である5人の給料についての会話がなされており、当時の若い会社員の経済事情などを伺うことができる。

なお、ブルーレーサー/土門直樹が「必要以上に丁寧な言葉遣いをする」という設定と、グリーンレーサー/上杉実が「関西弁を話す」という設定は、それぞれを演じた増島と福田の普段の話し方から生まれたもので、当初の設定ではどちらも普通の話し方をするキャラクターだったらしい。

そのギャグ要素は、後楽園ゆうえんち(現:東京ドームシティアトラクションズ)のレッドヒーローショーでも使われており、最近のボウケンジャーショーにおいては、逃げる戦闘員に向って「待って、待って待って」とザ・たっち風に言ったり、またその戦闘員に「君たち謝りなさい」と言って本当に謝らせてしまうなど、観客を笑わせる事もしている。

この作品から新たにデジタル合成が導入され、第32話「RVロボ大逆走!」ではその技術をふんだんに活かし、巨大ロボボディ上での等身大アクションシーンが描かれた。

また、テロップ体はこの作品のみ、ゴナの斜体である。

[編集] キャスティング

初のナレーターが存在しない作品(『忍者戦隊カクレンジャー』も第2部になってからナレーターが廃されたが、1年通してだと初)。そのため複数話完結編や次回予告の際には、役者自らの声で説明が行われる。また、次回予告の終わりには毎回交通標語がその回の予告担当者によって上げられる(ただしゾンネットや洗脳時のシグナルマンが予告を担当したときは危険な事を言っているので最後にレッドレーサーが突っ込みを入れるというパターンだった)

ボーゾックのヒロインであるゾンネットには、元AV女優である七瀬理香(旧名・水谷リカ)が起用され、セクシーかつチャーミングな演技を見せて人気を博したが、敵組織の幹部クラスにいわゆるセクシー系の女優を起用する傾向は、続く『電磁戦隊メガレンジャー』(城麻美)『星獣戦隊ギンガマン』(水谷ケイ)においても踏襲されることとなる。このキャスティング傾向について、東映の担当チーフプロデューサーとしてこれら3作品を手がけた高寺成紀は、自身が少年時代に見た『恐竜100万年』(1967年・英、ドン・チャフィ監督、ラクエル・ウェルチ主演)や『バーバレラ』(1967年・仏/米/伊、ロジェ・ヴァディム監督、ジェーン・フォンダ主演)など、セックスシンボルと呼ばれた女性を起用したSF作品の影響を受けた、と当時の取材で述べている(但し1980年代の戦隊でも、いわゆるロマンポルノ出演経験者が幹部役に起用されていたことがあった。例として『超電子バイオマン』(飛鳥裕子)、『光戦隊マスクマン』(浅見美那)、『高速戦隊ターボレンジャー』(岸加奈子))。また総長ガイナモの声には悪役のボスやガキ大将の役柄を得意とする大竹宏、また副長ゼルモダと発明家グラッチの声にはギャグキャラの役柄が多い津久井教生長嶝高士を起用。(津久井と長嶝は7年後の「アバレンジャー」でも共演している。)

カーレンジャーの後楽園遊園地のステージから、素顔の俳優達が登場して行われるその番組の最後のステージが始まっている。(原則として放送直後の2月上旬から、3月上旬で公開される)

[編集] 音響・音楽

テレビドラマのステレオ放送化がほぼ定番となっていく中、1996年5月31日放送の第14話「雷地獄へフルアクセル」からOPのみ、シリーズ初のステレオ放送となった。なお同時期放送のメタルヒーローシリーズ『ビーファイターカブト』は終了までモノラル放送で、ステレオ放送は『ビーロボカブタック』開始時から。

音楽担当は本作が東映作品初登板となった佐橋俊彦。他社の特撮作品では先に『ウルトラマンパワード』を手がけており、2年後の1998年には『星獣戦隊ギンガマン』『ウルトラマンガイア』、更に2000年には『仮面ライダークウガ』と、佐橋はわずか5年足らずの間に日本を代表する3大特撮テレビシリーズ(ウルトラ、ライダー、戦隊)の音楽を手がける(しかも2回以上)事となる。これは渡辺宙明菊池俊輔でもなし得なかった快挙である。

[編集] プロデューサー

本作は、同時期のメタルヒーロー同様若手プロデューサーが作品の単独プロデュースの若返り図ったのである。

[編集] 登場人物

[編集] カーレンジャーと周囲の人々

レッドレーサー/陣内恭介(じんない きょうすけ) - 演:岸祐二 スーツアクター:横山一敏福沢博文
カーレンジャーのリーダーで23歳。自動車会社ペガサスのテストドライバーだが、町工場レベルのペガサスなので実態は雑用係。そのためか、サボり・居眠りの常習犯。左利き。
ノリがよくて能天気ではあるが、やるときはやる男で、リーダーの自覚も強い。元はレーサー志望で、ドライビングテクニックはメンバー中一番。車に対する思い入れや愛着も人一倍強い。
ゾンネットに、レッドレーサーとしての姿を惚れられたが、彼が変身した姿であることは知られていないので、普段ゾンネットをはじめとするボーゾック幹部からは「猿顔の一般市民」と言われている。さすがに最初は(レッドレーサーの代理という形で)ふってしまったが、そのうち恭介自身もゾンネットを好きになったため、どう対応するべきか悩み続けたが、終盤で自らの正体を明かして告白、晴れて相思相愛に。
毎月の給料は税込みで19万3千円。
個人武器は、ギガフォーミュラのノーズ部分が変形する剣フェンダーソード
ブルーレーサー/土門直樹(どもん なおき) - 演:増島愛浩 スーツアクター:竹内康博
ペガサスのカーデザイナー。まだ17歳(途中で18歳になる)だが、その才能は大手メーカーからも引き抜きの手が伸びるほどで、給料は5人の中で一番高い21万円。いつも図面を引いているが、天馬社長の意向により、実際の車としては作ることは出来ていない。
必要以上と思える丁寧な言葉遣いをし、語尾には必ず「~でございます。」を付けるが、この話し方は幼少の頃からすでに始まっていたようだ。温厚で女性が苦手な超純情青年で、綺麗な女性に話しかけられるとうろたえてしまう。幼い頃、捨てられた動物を助けられなかったことがトラウマになっており、それ故かわいそうな動物を放っておけないが、変わった生き物を拾ってくることも。
個人武器は、ギガフォーミュラのエンジンマフラーが分離する大型の銃マフラーガン
グリーンレーサー/上杉実(うえすぎ みのる) - 演:福田佳弘 スーツアクター:大藤直樹
カーレンジャーのサブリーダー。ペガサスの営業担当。その為、新兵器ギガブースター開発時には、他のメンバーが設計や製作などで個々の能力を生かす中、全くやることがなく居眠りをしていた。
大阪出身であり、話し方はバリバリの関西弁(演じた福田は、実際に大阪府出身)。チーム最年長の24歳だが、ひょうきんな3枚目でそそっかしい性格から、アクセルブレスを紛失してしまったり、完成したばかりのギガブースターを揺り篭と間違えて客に送ってしまったりと、かなり失敗が多いため年上の威厳は皆無で、ゆえに洋子にさえ注意を受けるほど(ちなみにギガブースターを間違って送った際、戦闘を離脱してまで送り先の北海道まで取りにいき、なおかつ戦闘中に間に合うよう戻ってくるというすごいことをやってのけた)。そんな人柄ゆえか恭介と対立して自ら「新リーダー」を名乗った際、誰も付いて来ないという事態まで起きた(結局、恭介と和解し元の鞘に戻った)。しかし、自分の失敗の責任は自分で取ろうとするなど、責任感は強い。幼少時代、魚を釣っている時に雷に打たれ、奇跡的に軽傷で済んだものの、そのトラウマから雷が大の苦手(後に電気うなぎを食べて克服する)。同期入社の恭介とは漫才コンビ状態。毎年神社に優勝祈願するほど熱狂的な阪神タイガースのファンでもある(奇しくも放送時期は所謂低迷期であった)。
給料は5人の中で一番安い17万8千円。
個人武器は、ギガフォーミュラのボディそのものが砲身の携帯キャノン砲エンジンキャノン
イエローレーサー/志乃原菜摘(しのはら なつみ) - 演:本橋由香 スーツアクター:大林勝蜂須賀祐一
負けん気の強い19歳で、ペガサスのメカニック担当者。スパナ片手にどんなメカでも直したりばらしたりする腕前を持ち、安全ピンだけでアクセルチェンジャーを修理したことも。恭介と直樹に仕事が回ってこないため、実質ペガサス内の仕事はほぼ彼女がこなしている状態であり、周りからの信頼も厚い。
姉御肌で直樹のことを非常に可愛がっており、また子どもっぽい洋子にアドバイスを行うこともある。メンバーの中では一番の常識人であり、実が新リーダーを名乗った時には、直樹と洋子は実ではなくて彼女についたという事もあったが、直樹を無理やり弟にしようとするなど、時折見せる暴走の度合いは他のメンバーにもひけをとらない。
給料は20万2千円。
個人武器は、ギガフォーミュラのサイドガードをそのまま使用するナックルサイドナックル
ピンクレーサー/八神洋子(やがみ ようこ) - 演:来栖あつこ スーツアクター:中川素州
19歳。ペガサスの経理担当者。自動車会社に勤務しているとは思えないほどメカオンチ。
仕事柄お金には厳しく、修理経費などで菜摘とやりあったりもしているが、自身の性格は乙女チックで甘えん坊で、しかも怒らせると怖い。極度の方向音痴でもある。自身の体重を極度に気にしているようで、「数値」を操るPPラッパーは、彼女の体重計をも操ったと誤解され倒されている。
給料は本人曰く、20万とちょっと
個人武器は、ギガフォーミュラのフロントバンパーが外れて2本のビームを放つビーム弓バンパーボゥ
ダップ - 声:まるたまり スーツアクター:田邊智恵
ハザード星人の少年。故郷のハザード星を、ボーゾックに花火にされ滅ぼされた。(未来戦隊タイムレンジャーのタイムグリーン/シオンの故郷のハバード星と名前が似ているが関係はない。)母の死ぬ間際の言葉を頼りにクルマジックパワーを習得、星座伝説を元に地球に降り立ち、ペガサスの5人を半ば無理矢理カーレンジャーにした張本人。
本作品における指揮官的存在だが、年齢が年齢だけに基本的に子どもっぽい。語尾に「~だっぷ」を付けるのが口癖。普段は、ペガサスの工場裏にクルマジックパワーで作った亜空間秘密基地に潜んでいる。
ハザード星人の習性上、冬季には冬眠しなければ生きてゆけない(地球の環境が合わなかったのか、ダップは冬眠ではなく夏眠してしまった)。
シグナルマン・ポリス・コバーン - 声:大塚芳忠 スーツアクター:O-BITOH武智健二
ポリス星からやってきた宇宙の警察官。ボーゾックを逮捕するため、妻子を残し地球に単身赴任してきた。一応6人目の戦士的ポジションではあるが(小学館の公式設定では彼は完全なる6人目の戦士扱い)、『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャマンに続く人間体を持たない戦士である。(カーレンジャー以降、人間体を持たず戦うキャラクターは29作目『魔法戦隊マジレンジャー』のスモーキーまで登場しない。)武器は、通信機・電磁警棒・銃に変形する万能ツール「シグナイザー」。愛車はポリスピーダーというバイク。
幼少の頃から、夏休みには塾に通い勉強付けだったりと、かなりの頑固者かつ融通が利かない性格で、その点では宇宙でもかなり有名。さらに交通ルールに異様にうるさい交通安全体質で、宇宙でもルール(特にスピード違反)を守らない者に対してはたとえカーレンジャーであっても容赦しないため、ボーゾックの追跡が遅れてしまうことや、そのまま見失ってしまうことすらあった。
移動式の交番『コバーンベース』で活動しているが、裏通りの橋の上や資材置き場脇の歩道など、人通りのない辺鄙な場所にばかり設置する上、本人は自覚がないので「誰も通らない…」と、人が通らないことをよく嘆いている。
さらに以前取調べをしたリッチハイカーの顔を覚えていなかったりと、やや記憶力に乏しい面も。
職務には忠実なのだが、上に述べた事実を照らし合わせても、警察官としてはお世辞にも優秀とはいえない。ゆえに結構な歳ながら出世できず、実質的に左遷状態の交通巡査である。しかし妻・シグエ、息子・シグタロウを誰よりも大事にし愛する、家庭的な心優しい父親。ゆえに息子と同じくらいの年頃の市太郎に息子の面影を見ており、市太郎とはとても仲がいい。
融通が利かない面が目立つが、「宇宙お笑い君こそスター誕生」に出て4週間勝ち抜いたという、くだけた一面もある。地球の紅しょうがを気に入るが、それの名前が分からず「赤いの」と呼んでいた。歌も上手であり、『激走戦隊カーレンジャーvsオーレンジャー』ではそれを生かして事件を解決した事もある。非常に目立ちたがりでもあり、彼抜きでロボ戦が始まると、大抵「本官の許可無く勝手に戦うんじゃない!」などと言って、サイレンダーで割り込んでくる。
一時期、エグゾスがポリス星にばら撒いたガスを吸ったことで、カーレンジャーに憎しみを抱くよう洗脳され、ボーゾックに協力したことがあったが、ダップの「サイダーを飲ませてゲップをさせ、洗脳ガスを体外に排出させる」と言う奇策というか珍作戦によって、わずか2話で元に戻る。
最終回以降はポリス星へ帰り、警部補昇進試験を目指して猛勉強を始めた(ということは、巡査部長には昇進していたらしい)。
天馬市太郎(てんま いちたろう) - 演:寺岡龍治
総一郎の息子。シグナルマンと仲が良い。よく工場に遊びに来る為、5人とも仲がいい。終盤でカーレンジャーの正体を知った唯一の民間人。
ラジエッタ・ファンベルト - 演:濱松恵(25話のみ)・須藤実咲(34話~)
ファンベル星出身の第2皇女。カーレンジャー6人目の「ホワイトレーサー」を名乗っていたが、本当は魔法で変身できるだけのただのファン。カーレンジャーに憧れ、はるばる地球までやって来た。
実はゾンネット=バニティミラーの妹で、2度目の登場の際には、姉に星に帰るよう説得していた。また、その際には何故かかなり雰囲気が変わっていた(2代目に変わった理由は、濱松が撮影時期に体調を崩したため交代となった。)。初代の方が人気が高いらしい(圧倒的ではないが)。
VRVマスター - 声:小林清志  スーツアクター:森山貴文、武智健二
ダップが冬眠中に登場した、黒いマスクとスーツを纏った謎の男。正体はダップの父親で、訳の分からない“宇宙美学”追求のため、ブラリと旅に出ては長く家を空ける習性のある、気まぐれな風来坊親父だった。そのため妻(ダップの母親)にも、ほとんど諦められていたらしい。
ある時、久しぶりに旅から帰ってみると、既にハザード星はボーゾックに花火にされ消滅してしまった事を知り、失意の内にあてもなく宇宙をさまようようになり、そのうち人々からは「宇宙の一匹狼」と呼ばれるようになる。そんな中、息子・ダップの生存とカーレンジャーの噂を耳にし、ダップの冬眠に伴うカーレンジャーのピンチを予期。急遽VRVシステムを完成させ地球に飛来、予想通りピンチに陥っていた彼らにVRVシステムを授けた。マスクとスーツを纏っていたのも、こういった経緯からダップに対して負い目があり、ダップを支えていたいものの顔を合わせ辛い、という気持ちからである。
コーヒー牛乳が大好物(コーヒー牛乳のフタを武器として使う、“シュラシュシュシュ”なる遊びを、ダップに教えていた事も)で、放浪時代は朝から晩まで浴びるように飲んでいたため、ハザード星人にも拘らず冬眠しない体質になってしまった。性格はクールで飄々としており、何を考えているのかよく分からない。地球においては、“パチンコをした後にところてんを食べて、(髪の毛もないのに)床屋さんに行く”という生活をしており、パチンコの景品は大抵ドロップに変わる。やたらと格好のつけた臭いセリフ(例:「この星の夕日は、俺には眩し過ぎる」)を吐く。
最終回では、ダップとともにビクトレーラーで宇宙を放浪する姿が見られ、素顔も見せた(胴体の半分ほどはある頭が、何故通常のフルフェイスのヘルメットに収まっていたのかは、しばしば特撮ファンの間で議論となるところであるのだが、特捜戦隊デカレンジャーの「デカマスター変身時、ドギー・クルーガーの鼻はどこに収まっているのか?」という問題と同じく、きっと「聞いてはいけないこと」なのだろう)。
天馬総一郎(てんま そういちろう) - 演:エド山口
株式会社ペガサスの社長。市太郎の父親。
恭介に言わせれば、皆をこき使う存在とのことだが、5人を旅行に連れて行くなど、基本的にフレンドリーな性格。またカーレンジャーのサインを貰って喜んだり、自分の会社の地下に基地を作られても気付かないなど、かなりのおとぼけキャラでもある。中盤以降は出演しなくなる。
天馬良江(てんま よしえ) - 演:岩崎良美
市太郎の母親であり、総一郎の妻。当初は総一郎同様かなりとぼけたキャラクターだったが、市太郎がボーゾックにさらわれた際には、「一緒にいたせいだ」と激しくシグナルマンを叱責するシーンがあった。総一郎、市太郎以上に出演回数は少ない。
芋長(いもちょう)主人 - 演:南州太郎
宇宙人を巨大化させる芋羊羹を唯一売っている和菓子屋「芋長」の店主。グラッチに最初に芋羊羹を売った際は「変なのが芋羊羹買って行った~」と腰を抜かしたが、結局慣れたのかそれ以降は普通に売ってやっていた。無論、自分の作った芋羊羹でボーゾックが巨大化する、と言う事実は一切知らず、ボーゾックも彼に対する扱いはそれなりに丁重。
芋羊羹には並々ならぬこだわりをもっており、自宅の床の間に飾ってある掛け軸には「芋羊羹」と書いてある。その一方で「本当はケーキ屋になりたかった」と話している。
若い頃はかなりの美形で、38話にてエグゾスの若返りパックで若返り、「イモタク(滝智行)」と名乗ったことも。この「イモタク」は勿論「キムタク」から。この事から、木村の人気がいかに凄かったかが伺える(ちなみにこの「イモタク」という名前に木村本人からクレームは来てはいない模様)。
シグエ - 声:長沢美樹
シグナルマンの妻。頭の3方に信号(髪?)が付いている風貌は、某超長寿アニメを思い起こさせる。
シグタロウ - 声:沢田雄希→池上央将
シグナルマンの息子。単身赴任中の父・シグナルマンが大好き。
エグゾスのばら撒いたガスを吸い、喉に痛みを感じるよう洗脳されたが、カーレンジャーがポリス星に送ったサイダーにより、無事回復する。

[編集] 宇宙暴走族ボーゾック

宇宙各地の荒くれ者が、ガイナモを中心に集まって結成された宇宙暴走族。平和な星を面白半分で襲い、花火のように爆発させ滅ぼす事を楽しみにしている。人工惑星・バリバリアンを根城とし、多種多彩な巨大装甲車「バリッカー」で地球を暴走する。暴走族なのになぜか月給制。
ダップの故郷ハザード星を滅ぼした後、今度は地球(ボーゾックの発音では「チーキュ」)を花火にしようと企み(TVCFでは「チーキュにヤキ入れにいくぞ」とガイナモが叫んでいた)襲来するも、元々頭の良くない集団という事もあり、カーレンジャーの活躍によって失敗続き。『ヘルスボーゾック』『デビルボーゾック』等と改名してみたり(結局は元のままに落ち着く)、スランプに陥ったりなど、一向に成果は上がらない。
多種多様な異星人の集団という事もあり、皆カーレンジャーの姿を素顔と思っており、終盤まで地球の一般市民が変身しているとは夢にも思っていなかった。
実は暴走皇帝エグゾスに利用されており、真実を知った後は、ゾンネットの仲裁によりカーレンジャーに協力しエグゾスと戦った。最終話でバリバリアンがエグゾスへの特攻で消滅してしまったため、エグゾスを倒した後、ほとんどのメンバーは更正し地球に定住。幹部は以下の通りの進路に進み、その他の生き残ったメンバーは地球で芸能プロダクションを設立し生活している。

総長ガイナモ - 声:大竹宏
ボーゾック総長。親分肌かつ俺様的な性格で、当初は戦隊悪役らしく暴れていたものの、番組中途からはその頭の悪さだけがクローズアップされ、完全にギャグキャラに。ゾンネットにベタ惚れしているが、全く相手にされていない。リッチハイカーのボーゾック乗っ取り事件の際は、「熱い友情で結ばれていた」はずの部下に金で転ばれるという失態を演じ、パチンコ屋や焼肉屋でバイトするハメになった。冷酷な悪役から、「基本的に根はいい奴」になった珍しいボス。
とはいえ、ノリシロン-ファイナルを使ったロボ戦では合体前を狙うという戦術を見せ、ゼルモダに「あったまいい」と言わしめ、敗れたものの体面を保った。
最終回では、部下に見捨てられていた頃に働いていた焼き肉屋に就職しており、『電磁戦隊メガレンジャー VS カーレンジャー』では本人の出番こそ無かったものの、「弁当屋がいなも」を独立開業して、元気でやっているらしい。
名前の由来はダイナモ
美女ゾンネット(バニティーミラー・ファンベルト) - 演:七瀬理香
ボーゾックのアイドル。その正体はファンベル星の第一王女で、お姫様暮らしが嫌で家出、ボーゾックに転がり込んだ。可愛いけれどもワガママな家出不良少女。ガイナモに惚れられているが、本人はそれを利用して彼を顎で使う。
レッドレーサーに一目惚れするが、「住む世界が違う」と恭介を通じて(当時はレッドレーサーの正体を知らず、恭介の事は“サル顔一般市民”としか認識していなかった)ふられてしまう。後にその正体が恭介自身だと知り、憧れの人が“サル顔一般市民”であったことにかなりのショックを受けたが、自分を救おうと必死で戦う恭介の姿に心が動き、晴れて相思相愛の仲に。
終盤にて、ファンベル星がエグゾスの手により侵攻されたことをラジエッタから聞き、エグゾスの本性をいち早く見抜きボーゾックを脱退。ボーゾックがエグゾスに裏切られた後、彼らを説得し手を結ばせた。
名前の由来はボンネット、本名の方は化粧用鏡のバニティミラーから。
副長ゼルモダ - 声:津久井教生
ボーゾックのNo.2で戦闘隊長。ガイナモとは共に艱難辛苦を乗り越えた仲であるが、金で裏切るなど割と現金なところもある。戦闘員を詰めた壺に載り浮遊して登場することが多い。
初期は冷酷かつ残虐なキャラだったが、最終的にはやはりお茶目に。幼少時代に雷をバカにして火傷をしたトラウマから、雷が大の苦手だったが、14話で、バキバキ伝説に挑み、突破したことで克服した。
最終回では、グラッチとともにランドセルを背負って小学校に通う姿が見られた。
ネーミングの由来はセルモーター
発明家グラッチ - 声:長嶝高士
ボーゾックの発明家だが、機能よりも趣味でデザインばかり重視するため、発明するものはほとんど役に立たない。芋長の芋羊羹による巨大化作用を偶然にも発見(特に解明したわけではないのがこの作品らしい)。リッチリッチハイカーが奪ったRVロボを、ボーゾック乾電池で悪の尖兵としたことも。
番組後半はエグゾスの出現と、彼からの雑誌による武器供与により印象が薄いが、ノリシロンの組み立てにも立ち会った。でも腕の割りピンを付け忘れ大失敗して、エグゾスからお仕置きを受ける。
芋羊羹を買いに行くのは大体彼の役目で、どこで稼いだのかは不明だが毎回ちゃんと代金500円を払っていた。
最終回ではゼルモダ共々小学校に通っていた。
ネーミングの由来はクラッチ
リッチハイカー教授 - 声:田中信夫
16話から登場。ボーゾックの悪事を成功させるべく、ガイナモが呼び寄せた犯罪コンサルタント。インテリ系な性格でプライドが高い。実はかなりのエロオヤジ。請求している給料はやたらと高いが、かなりまけさせられていた様子。人間の姿(声を担当した田中自らが演じている)に変身することができる。
28話のボーゾック祭りにおいて、手違いで全宇宙の邪悪エネルギーを一人で浴びてしまい、金色にパワーアップ。リッチリッチハイカーと名乗り、ガイナモとゾンネットを追放、その他の構成員を買収し2代目総長としてボーゾックを牛耳った。自分の手持ち資金に加え、ガイナモがゾンネットとの結婚資金として貯めていた秘密定期預金を勝手に下ろし、強力な怪獣メカ『ブレーキング』を製作。RVロボを一度は倒し持って行ってしまったが、31話でVRVロボのビクトリーツイスターで葬り去られる。笑い声は「リーチッチッチ!」。
ネーミングの由来はヒッチハイカー
宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん - 声:桜井敏治
元々はボーゾック基地の内にいた宇宙ゴキブリだったが、グラッチに芋長の芋羊羹を食べさせられ巨大化。その後も何故か準レギュラーとして最終回まで登場した。「ゴキ!」や「ゴキー!」といった言葉しか話せない。実は養殖ゴキブリ
戦闘員ワンパー
ボーゾックのカラフルな下級戦闘員。白は1人しかいない。元はらしく、普段は『NO FUTURE NO WAY』と書かれた蛸壺に入っており、倒されると蛸の姿になってしまうことも。また、たまに日干ししないとカビ臭くなってしまう。
ゼルモダやボーゾックの荒くれ者の号令で一気に飛び出し、口から吐く墨やビーム砲にもなる剣を武器にして戦う。ちなみに壺からは大抵一気に飛び出すため、ゼルモダはよく足を踏まれるらしい。基本的に「チース」としか喋れない。
ネーミングはワイパー+バンパー
暴走皇帝エグゾス - 声:小林修
37話から登場。スピード違反は当たり前、交通事故も起こし放題の「恐怖の大宇宙ハイウェイ」を建設することを目論む、宇宙の地上げ屋。カーレンジャーの世界観にはそぐわないほどの、正統派の悪役。ハザード星の正義の星座伝説と対をなす悪の星座伝説の力を持つ。5つの車型星座を全て飲み込んでしまうなど、計り知れないスケールを見せる一方、『宇宙ランド』なる雑誌を発行しているなど庶民派な一面も。
本来ボーゾックとは全く関わりはないが、ハイウェイの建設予定地にハザード星や地球などの惑星が点々と存在していることを邪魔に思い、自分の手を汚さずにそれらの惑星を始末しようと、ボーゾックをそそのかして操っていた黒幕であった。一方のボーゾックは、エグゾスを“ボーゾックのファンで、色々物をくれる気前のいいおっさん”程度にしか認識していなかった。
「占い師スゾグエ」を名乗り、ガイナモに「『ハ』で始まる星を滅ぼすといいことがあるでしょう」という年賀状を送って、ハザード星を滅ぼさせるよう仕向けた。同じように地球も消滅させようとしたのだが、ボーゾックがうまい具合に地球に向かったためそのまま静観することに。しかしいつまで経っても地球がなくならない上、彼らはスランプに陥ってしまったので、遂にボーゾックの前に姿を見せ、雑誌の付録・ノリシロンシリーズを与えたりと、あれこれ手を出すように。
終盤でボーゾックを見限り、彼らもろとも地球を滅ぼそうとしたが、ゾンネットがボーゾックとカーレンジャーの手を結ばせてしまう。その後ボーゾックからバリバリアンを借り受けた恭介達によって、突撃され倒される。しかし全宇宙の邪悪エネルギーを吸収して復活、エグゾス・スーパーストロングへとパワーアップし、カーレンジャー&ボーゾック連合軍に戦いを挑む。RV&VRVロボを両方とも軽々と破壊、圧倒的強さを見せつけるが、ガイナモに「腐った芋羊羹」を口に投げ込まれて人間サイズに縮小し、腹痛に苦しんでいるところをカーレンジャーにとどめを刺された。
この「腐った芋羊羹」のインパクトの強さからか、最終回を視聴しなかったファンの中には、それに伴う腹痛で死亡したと勘違いしている者も少なくない。いずれにせよ、史上まれに見る馬鹿馬鹿しい理由で敗北を喫した最終ボスであることは確かである。但し、腐った芋羊羹が無かったらカーレンジャー&ボーゾックは確実に負けていたわけで、「戦隊最強のラスボス」と言われることもある。言ってしまえばカーレンジャーらしい倒され方と言えようか。
名称は排気管のエキゾーストから。

[編集] 装備・技

[編集] 共通装備・必殺技

アクセルチェンジャー
カーレンジャーに変身するためのブレス。ブレスレットのアクセルブレスとエンジンキー型のアクセルキーからなる。右手をもったアクセルキーを掲げ、「激走!」と叫び、左手にはめたアクセルブレスに差し込んでエンジンを掛ける時と同様のようにして「アクセルチェンジャー!」と叫んで変身する。
オートブラスター
右腰のホルスターに入っている銃。「シフトアップ!」と叫んで後部を引っ張ると、オートパニッシャーに変形する。オートパニッシャーは、オートブラスターの20倍もの威力がある。
バイブレード
バックルに入っている剣。柄の下部のグリップを引っ張ると破壊力がアップするフルパワーモードになる。
カーナビック
洋子と菜摘が開発した策敵システム。2つある。2つのモードがある。
ナビックコム
カーナビ形態。姿を消したボーゾックを発見することが出来る。
ナビックショット
銃形態。姿を消した敵でも追尾して命中することが出来、障害物に対しては、曲折して避けることも出来る。オートパニッシャーと合体させると百発百中のナビックブラスターになり、オートパニッシャーの3倍の威力を発揮する。
ギガフォーミュラー
フォーミュラーマシン型の武器。組み替えるとフォーミュラーノバに変形する他、分解すれば個人武器フォーミュラーウェポンになる。マニュアルは日本語。
フォーミュラーノバ
ギガフォーミュラーを組み換えた初期の必殺バズーカ砲。ドラゴンクルーザーに装備可能。
ギガブースター
26話から登場。営業である実を除く4人とダップの手で開発された、必殺バズーカ砲に変形するフォーミュラーマシン型武器。飛行形態に変形できる。ドラゴンクルーザーに装備可能。
ブースターキャノン
ギガブースターが変形した後期の必殺バズーカ砲。フォーミュラーノバの5倍の破壊力を持つ。
カーレンジャー・クルマジックアタック
5人が突進しながら光と化して一つに固まり、体当たりする。最終話でエグゾスを倒した。

[編集] 個人武器・技

レッドレーサー
フェンダーソード
フォーミュラーマシンのフェンダー部分が変形したステラメタル製の特殊な剣。どんなに硬いものでも一刀両断する。フェンダーソードとバイブレードの二刀流で体当たりして敵を切り裂くツインソード・ツインカムクラッシュという技がある。
ドライビングアタック
体をきりもみ回転させて敵に突撃する。
ピストンブロー
きりもみ回転で勢いを付け、アッパーカットを食らわす。
ブルーレーサー
マフラーガン
フォーミュラーマシンのマフラーが変形した2丁の大型銃。2700度の超高温ヒート火弾を撃ち出す。
ヘアピンキック
高速回転しながらキックする。ジャンプしながらより高速で何度も蹴るハイパーヘアピンキック、宙返りしながら敵を蹴り上げるバック転ヘアピンキックという応用技もある。
ハッシングフラッシュ
頭部のライトから放つ閃光。ドラゴンクルーザーのライトと同時に放つ事もある。
激走カーウォッシャー
水と木の葉で、相手の身体についた毒物を一瞬で洗い落とす。7話で使用。
グリーンレーサー
エンジンキャノン
フォーミュラーマシンのエンジン部分が変形したバズーカ砲。破壊力抜群の強力なエネルギー弾を、マッハ1の速さで発射する。
ピットインダイブ
地面にうつ伏せになり、ワンパー達の足元をすくうようにして地面を泳ぐように突進する。
グリーンレーサー浪花蹴り
空中できりもみ回転しながら両足でキックする。「なにわげり」ではなく「なにわけり」と呼称する。
スクランブルチョップ
ジャンプで敵に突撃して決めるダブルチョップ。
イエローレーサー
サイドナックル
フォーミュラーマシンのサイドバンパーが変形した特殊ナックルガード。巨大な岩も打ち砕くほどにパンチ力を倍増させ、電撃を流して敵を痺れさせる。これを使用した「ナックルボンバー」という技があり、OOオーパに大ダメージを与えた。
チェッカーチョップ
高速回転チョップで敵の弱点を攻撃する。
激走メカニックばらし
伝説のスパナを使い、猛スピードで走る敵マシンを一瞬のうちに分解する。44話で使用。
ピンクレーサー
バンパーボウ
フォーミュラーマシンのバンパー部が変形したアーチェリー。二つの発射口からライトニングアローを発射する。
ホイルスピンキック
空中前転しながら敵を蹴り上げる。
ホイルスピンシールド
空中で高速前転して敵の攻撃を跳ね返す。38話で使用。
ピンク爆弾パンチ
怒りを込めた強烈なアッパー。11話で使用。
ピンクジャイアントスウィング
敵の足を掴んで振り回して遠くへ投げる11話で使用。
ピンクフライングアタック
しなやかに飛び、敵に素早くクロスチョップを放つ。11話で使用。
バイブレードおかえしワイパー
バイブレードをワイパーのように高速で左右に振り、毒ガス等を跳ね返す。6話で使用。
ピンクヒッププレス
全体重をかけ、お尻で敵を押しつぶす。
シグナルマン
シグナイザー
シグナルマンが携帯している宇宙警察官警察手帳。通常のIDモードから、放電可能な警棒のポリスバトンモードや、拳銃のガンモードに変形する。IDモードには録音機能がある。ガンモードでは高熱弾ヒートビーム、ショック波、冷凍弾の三種類のエネルギー弾を発射可能。
シグナルホイッスル
シグナルマンが専用メカのポリスピーダーやサイレンダーを呼ぶ際に使用する笛。

[編集] マシン

スピーダーマシン
レッドスピーダー1
レッド用カート。最高速度は時速350km。スピーダーガンを装備。
ブルースピーダー2
ブルー用カート。最高速度は5機の中では最大の時速450km。武器は無し。
グリーンスピーダー3
グリーン用カート。最高速度は時速350km。スピーダーミサイルを装備。
イエロースピーダー4
イエロー用カート。最高速度は時速350km。スピーダーカッターを装備。
ピンクスピーダー5
ピンク用カート。最高速度は時速350km。スピーダーレーダーを装備。
野生の車
隕石に閉じこめられていた、意思を持った自動車形機械生命体。誰も乗りこなすことのできなかった銀河に伝わる伝説の車。宇宙空間では自在に走れるが、ドラゴンクルーザーは大気圏内では飛べない。
ペガサスサンダー
スポーツカータイプの赤い車。飛行能力があるので買い物に便利。レッドが運転、ピンクが乗る。左ハンドル。走行速度は時速600km、飛行速度はマッハ1.2。屋根にビーム砲・ペガサスレーザーを装備。飛行時に全砲門からビームを一斉射撃する「ペガサスファイナルバーニング」という必殺技があり、WWワリッチョを倒した。
ドラゴンクルーザー
ジープタイプの青い車。ブルーが運転し、グリーン、イエローが乗る。最高速度は時速550km。車体前部にウインチ・ドラゴンクローを装備。
シグナルマンのマシン
ポリスピーダー
シグナルマンの白バイ。宇宙空間も飛べる。最高速度は時速500km。前部のエンブレムとオレンジ色のライトからレーザー光線を発射する。シグナルホイッスルで召喚する。28話ではカーレンジャーがカーナビックを取り付けて自動操縦モードにし、シグナルマンを一度ポリス星に帰した。
コバーンベース
シグナルマンが常駐している移動交番。人通りのないところに置かれ、シグナルマンは独り寂しそうに勤務している。

[編集] 巨大ロボ

RVロボ
5機のレンジャービークルが合体した巨大ロボ。合体コードは「激走合体」。合体後「バトルモード、チェンジアップ」の合図で立ち上がり、「エンジン快調! RVロボ」の合図で戦闘開始。横に「RV」の字幕が出るのが特徴。
出力は2000万馬力。武器として剣のRVソードと盾のラジアルシールドを持つ。胸のハイパワーランプからプラグネードスパークを放つ。格闘技として、右足から繰り出す跳び蹴りの「RVロボ浪速蹴り(「なにわげり」ではなく「なにわけり」)」、左足キックの「イエロービークル回転キック」、右パンチの「ピンクビークルパンチ」がある。必殺技は、RVソードを構えて敵に突っ込み、回転切りでトドメを刺す「RVソード・激走斬り」。これの強化版として、激走斬りのモーションで相手の懐に飛び込み、RVソードで刺し貫く「激走斬り・ハイパークラッシャー」があり、こちらはエグゾススーパーストロングの体に穴を開けたが、すぐに再生された。また、TTテルリン戦では「回転スイカ割り」という縦斬りを使用してダメージを与えた。その他、VRVロボの武器であるVバズーカを使用してスカイギギューンを倒している。
怪獣メカ・ブレーキングに負け、一時はボーゾックの手に渡ってしまったこともあった(この時、敵はクルマジックパワーの代わりに、巨大なバッテリー〈ボーゾック乾電池〉を取り付けて動かしていた)が、カーレンジャーにより奪回。
最終回で巨大エグゾスに敗れて大破してしまうが、『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』では復活して登場し、メガボイジャーと共闘。おそらくカーレンジャーが修理していたものと思われる。両手両足はVRVロボと交換できる(玩具でも可能)設定で、番組中で一度実際に行っている。これについては後述。
レンジャービークル(RVマシン)
カーレンジャー5人の夢の車を具現化させた巨大なRV車。カーレンジャーがスピーダーマシンごと搭乗する。合体してRVロボとなる。クルマジックパワーで動くため、排気ガスは出さない。
レッドビークル
レッド用クーペ。RVロボの頭と胸になる。走行中にRVロボの顔を出して喋らせる事も可能。最高速度はマッハ1.5。
ブルービークル
ブルー用四駆。RVロボの腹と大腿部になる。 最高速度は時速800km。
グリーンビークル
グリーン用軽四駆。RVロボの右足になる。 最高速度は時速840km。
イエロービークル
イエロー用軽四駆。RVロボの左足になる。 最高速度は時速840km。
ピンクビークル
ピンク用ワゴン。RVロボの両腕になる。最高速度は時速889km。
VRVロボ
5機のVRVマシンが合体した巨大ロボ。合体コードは「必勝合体」。合体後「エンジン絶好調! VRVロボ」の合図で戦闘開始。 VRVマスター曰く「必ず勝つことを約束されたロボット」である。
出力は3000万馬力。2丁のVガンと放水ノズルを装備。必殺技は、ビクトレーラーより送られる2本の巨大なバズーカ砲VバルカンVバズーカによる砲撃「ビクトリーツイスター」。RVロボとの連携技として、VRVロボのビクトリーツイスターをRVロボがRVソード激走斬りで弾いて特定の場所以外に命中させる「RVソードツイスターカッター」があり、ランドズズーンを倒して、頭部に捕らえられていたダップのみを残している。また、両手両足をRVロボと交換することが出来る(玩具でも可能)。
ビクトリーレンジャービークル(VRVマシン)
VRVマスターがカーレンジャーに与えた巨大な「働く車」。それぞれが単独でロボットのVRVファイターに変形することもできる。合体してVRVロボとなる。
Vファイヤー
レッド用消防車。最高速度は時速800km。リキッドディスチャージャーから放水する。人型のファイヤーファイターに変形する。VRVロボの頭と胸になる。
Vポリス
ブルー用パトカー。最高速度はマッハ1.5。ポリスサイレンソニックを装備。体当たり攻撃のVポリスアタックが得意。人型のポリスファイターに変形する。VRVロボの腹と大腿部になる。
Vダンプ
グリーン用ダンプ。最高速度は時速700km。荷台から大量の鉄球を転がして敵を転ばせる。人型のダンプファイターに変形する。VRVロボの右足になる。
Vドーザー
イエロー用ブルドーザー。最高速度は時速750km。前部のバケットは倒壊するビルも受け止める。人型のドーザーファイターに変形する。VRVロボの左足になる。
Vレスキュー
ピンク用救急車。最高速度は時速750km。上部から注射器形ミサイルを発射する。人型のレスキューファイターに変形する。VRVロボの両腕になる。
ビクトレーラー
VRVマシンを運ぶ超巨大トレーラー。最高速度は時速300km。ロボットタイプに変形するが、戦闘用ではなく、ロボのパーツとなるマシンを運ぶ母艦。東京ドームの地下から発進する。ロボットタイプの両腕に装備されている、VバルカンとVバズーカがVRVロボの必殺武器になる。これはVRVロボ以外が使用する事も可能で、RVロボがVバズーカを使用したり、レッド以外のVRVファイターが4体で持って使用した事もある。バズーカの先端にクローのようなパーツがあり、おもちゃでもちゃんとクローモードに出来るが、番組中では結局使われなかった。
天下の浪速ロボスペシャル
40話のみに登場。RVロボの両手足とVRVロボの胴体が破壊されて行動不能に陥った為、無傷だったRVロボの胴体とVRVロボの両手足を緊急処置として合体させた形態。グリーンが勝手に命名するが、他メンバーから「勝手に名前決めるなぁ!」と総ツッコミを受けた。
プラグネードスパークとビクトリーツイスターの同時発射を必殺技とする。
轟轟戦隊ボウケンジャー』の『30戦隊大全集 スペシャルファイル』では「マルチ合体」のバリエーションとして紹介された。
サイレンダー
シグナルマンの巨大パトカー。シグナルホイッスルにより召喚される。ポリス星の警察官はみんなこのタイプのパトカーを持っているらしい。「スタンドアップ(スタンダップ!に聞こえる)!サイレンダー」の合図でロボットに変形する。「無駄な抵抗はやめろ!」で戦闘開始。
出力は1800万馬力。胸の信号からビームのシグナルフラッシュを発射する他、両手から出すナイフサイレンダガー、巨大な手錠・サイレンワッパーを発射する銃ワッパガン、警察用盾のサイレンシールドと多彩な武器を持つ。必殺技は右手の機関砲による一斉掃射「サイレンバルカン」。
26話では実とギガブースターを入れた段ボールを北海道から東京まで投げるという、驚異的な投擲力を見せた。
ラジエッカーロボ
宇宙も走行できるラジエッタの愛車ラジエッカーが変形したロボ。ネコの様なファンシー系。人は乗り込まず、遠隔操作で動く。
外見に反して異常に強いが、地球では1分しか稼動出来ない。当初は等身大ロボだったが、その後の改良で巨大化も可能になった。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

本作から『救急戦隊ゴーゴーファイブ』での4年間、主題歌シングルはOPとEDが別売仕様となった(各カップリングには挿入歌を収録)。

[編集] オープニングテーマ

『激走戦隊カーレンジャー』(第1~13話)
作詞:森雪之丞 作曲・編曲:小路隆 歌:高山成孝
『激走戦隊カーレンジャー~フルアクセルヴァージョン~』(第14~31話は歌詞1番を、第32~48話は歌詞2番を使用)
作詞:森雪之丞 作曲:小路隆 編曲:奥慶一 歌:高山成孝
ギャグ面はほとんど前面に押し出していない、純粋なヒーローソングである。シリーズの主題歌としては珍しく、原曲は2番のサビで終わる。なおヴァージョン違いではあるが、放送途中でレギュラー使用するOP曲が変更されたのは2007年2月現在シリーズ唯一である(『星獣戦隊ギンガマン』以降、総集編のみ別ヴァージョンを使用する例はある)。また、同作から『未来戦隊タイムレンジャー』まではOP曲の英語バージョンも製作された。

[編集] エンディングテーマ

『天国サンバ』 
作詞:森雪之丞 作曲・編曲:小路孝 歌:高山成孝
2作前の『忍者戦隊カクレンジャー』のエンディングは雑魚敵のドロドロが主役的な位置を占めていたが、この曲は完全に敵サイドから歌われており、歌詞にも本作の特徴であるギャグ面がふんだんに取り込まれている。

なお、最終話では『激走戦隊カーレンジャー』を使用した。

[編集] 挿入歌

本作では25曲もの挿入歌が作られ、主題歌を含めた全28曲がすべてシングルCDで発売された。これは本作より戦隊担当となった日本コロムビア(現・コロムビアミュージックエンタテインメント)の音楽ディレクター・本地大輔(現在はエイベックスを経てインターチャネルに移籍)の意向によるもので、その結果一年間の番組のために14枚ものシングルが発売されるという、当時としては異例の記録を打ち立てている。さらに、英語版主題歌などのバリエーション(シングル未発売)が4曲存在する。下記に挙げたものはその一部。

『激走合体!RVロボ』 
歌:高山成孝
『白バイ野郎シグナルマン』 
歌:高尾直樹
『絶対勝利だ!VRV』 
歌:坂井紀雄
『ビクトレーラー巨大なるマシン』 
歌:VRVマイスタージンガー
『夢見るゾンネット』 
歌:ゾンネット(七瀬理香)
『げきそうマシン大集合!』 
歌:坂田おさむ
『青春サーキット』 
歌:朝川ひろこ
『暴走戦隊ゾクレンジャー』 
歌:高山成孝
「激走戦隊カーレンジャー」の替え歌。

これらとは別に、カーレンジャーとダップが歌うクリスマスアルバムも発売された。

[編集] 放映リスト

  • サブタイトルには必ず交通に関するワードが付く(例:騒音、Uターン、一方通行など)(※第43話は除く)。
  • 本作の声優は、加藤精三、飯塚昭三、渡部猛、関智一、肝付兼太など、豪華声優が多い。
  • カッコ内の人物は声の出演者。
放送日 話数 サブタイトル 登場怪人 スタッフ
1996/3/1 1 戦う交通安全 暴走消防車 監督-小林義明
脚本-浦沢義雄
3/8 2 踊る騒音公害 BB(ビービー)ドンパ(大塩昌則)
3/15 3 正義の初心者印(マーク) RR(リーリー)リー(細井治 監督-坂本太郎
脚本-浦沢義雄
3/22 4 巨大化に赤信号 MM(モーモー)モグー(河本浩之
巨大グラッチ
3/29 5 この先激走合体 MM(モーモー)モグー(河本浩之)
バリッカー
監督-渡辺勝也
脚本-浦沢義雄
4/5 6 私達…一方通行 QQキュータン(加藤精三
4/12 7 青(ブルー)は進入禁止?! NN(ネーネー)ネレンコ(梅津秀行 監督-田崎竜太
脚本-浦沢義雄
4/19 8 変身腕輪(ブレス)不携帯 YY(ヤーヤー)ビンゴ(千田義正)
YY(ヤーヤー)ゴンザ(塩屋浩三
4/26 9 星(スター)へのUターン KK(クークー)エス/スピード王マックス(二又一成
BBドドンパ
監督-坂本太郎
脚本-浦沢義雄
5/3 10 大逆転!! 自転車教習 LL(レーレー)オネネ(柳沢三千代 監督-坂本太郎
脚本-曽田博久
5/10 11 怒りの重量オーバー PP(パーパー)ラッパー(江原正士 監督-渡辺勝也
脚本-荒川稔久
5/17 12 宇宙から来た信号野郎 UU(ウーウー)ウーリン(渡部猛 監督-渡辺勝也
脚本-浦沢義雄
5/24 13 出動!! 自慢の緊急車両 再生UU(ウーウー)ウーリン(渡部猛)
5/31 14 雷地獄へフルアクセル エレキンタ(郷里大輔 監督-田崎竜太
脚本-曽田博久
6/7 15 悪まで仮免恋愛中 GG(ゴーゴー)ゴキちゃん(桜井敏治 監督-田崎竜太
脚本-荒川稔久
6/14 16 ワル知恵合流注意 JJ(ジェージェー)ジェットン(高戸靖広 監督-坂本太郎
脚本-浦沢義雄
6/21 17 押し着せ正面衝突! ZZ(ゼーゼー)ゼリ(西村智博
6/28 18 うそつきハート整備中 OO(オーオー)オーパ(上田敏也 監督-渡辺勝也
脚本-曽田博久
7/5 19 恋のあて逃げ娘! HH(ヒューヒュー)デーオ(関智一 監督-渡辺勝也
脚本-荒川稔久
7/12 20 試乗最高の名車!! WW(ワリワリ)ワリッチョ(八代駿 監督-田崎竜太
脚本-浦沢義雄
7/19 21 カーナビを超えたカーナビ AA(アーアー)アバンバ(青木和代
7/26 22 悲劇の交通ルール体質 CC(チャーチャー)チャッコー(志賀克也 監督-坂本太郎
脚本-浦沢義雄
8/2 23 王女様にオーバーヒート! VV(ヴゥーヴゥー)ゴリーン(江川央生 監督-坂本太郎
脚本-荒川稔久
8/9 24 急発進?! ニューリーダー TT(テーテー)テルリン(肝付兼太 監督-渡辺勝也
脚本-浦沢義雄
8/16 25 ナゾナゾ割り込み娘! SS(スースー)パマーン(林一夫
暴走戦隊ゾクレンジャー
監督-渡辺勝也
脚本-荒川稔久
8/23 26 ノンストップ宅配武器 DD(ドードー)ドンモ(龍田直樹 監督-田崎竜太
脚本-荒川稔久
8/30 27 単身赴任の分岐点… XX(クスクス)ミレーノ(納谷六朗 監督-田崎竜太
脚本-浦沢義雄
9/6 28 さらば信号野郎!! HH(ホイホイ)ワッショイショイ(峰恵研 監督-坂本太郎
脚本-浦沢義雄
9/13 29 予期せぬ大怪獣事故!! ブレーキング
9/20 30 衝撃のデビュー! はたらく車!! 監督-渡辺勝也
脚本-浦沢義雄
9/27 31 フルモデルチェンジだ! VRVロボ 改造ブレーキング
10/4 32 RVロボ大逆走! ZZ(ヅケヅケ)ギューリー(山下啓介
RVロボ
10/11 33 おめざめ! 激走ダップ UU(ウスウス)ウッス(亀山助清 監督-松井昇
脚本-荒川稔久
10/18 34 恋の世話焼き割り込み娘 FF(フィルフィル)ムンチョリ(大森章督
10/25 35 裏切りの信号野郎 悪のシグナルマン
GG(ゴンゴン)ボーン(篠田薫
監督-坂本太郎
脚本-浦沢義雄
11/1 36 怪しい排ガス一掃作戦 悪のシグナルマン
BB(ブンブン)コイヤ(神山卓三
宇宙バチ
11/8 37 恐怖の大宇宙ハイウェイ計画 ノリシロン-12(トゥエルブ) 監督-田崎竜太
脚本-浦沢義雄
11/15 38 バックオーライ!? イモヨーカン人生 PP(プリプリ)チープリ(飯塚昭三
ノリシロン-12(トゥエルブ)
監督-田崎竜太
脚本-曽田博久
11/22 39 道路好き好き!! 宇宙ペット CC(チャムチャム)パッチョーネ(柴田秀勝
宇宙生物ビーガ-
監督-渡辺勝也
脚本-曽田博久
11/29 40 浪速ともあれスクランブル交差ロボ!? OO(オロオロ)バットン(矢尾一樹 監督-渡辺勝也
脚本-荒川稔久
12/6 41 暴走皇帝戦慄の燃料チェック II(イケイケ)ゴキちゃん(桜井敏治)
スカイギギューン
マリンザブーン
監督-田崎竜太
脚本-荒川稔久
12/20(※) 42 全車エンスト! 巨大ロボ絶体絶命!! マリンザブーン
12/20 43 メリークルマジッククリスマス!! スカイギギューン
マリンザブーン
ランドズズーン
1997/1/10 44 不屈のチキチキ激走チェイス! MM(メチャメチャ)シューリスキー(沢りつお
エグゾスター
監督-竹本昇
脚本-曽田博久
1/17 45 ホントの恋の出発点 EE(エンエン)ムスビノフ(真殿光昭 監督-竹本昇
脚本-荒川稔久
1/24 46 突然失効!? 変身パワー ノリシロン-最終(ファイナル) 監督-渡辺勝也
脚本-浦沢義雄
1/31 47 当って砕けろ!? 決死の宇宙ドライブ
2/7 48 いつまでも交通安全!! エグゾス=スーパーストロング

1996年12月13日放送予定であった第42話は、当日土石流災害の発生に伴い、「ステーションEYE」(ANNのネットニュース)が急遽17:30開始となったため放送休止。翌週の17:05-17:30の枠で第42話を放送した(関東地区の場合。他地域については各局のローカル枠を使用して第42話を放送)。

[編集] 放映ネット局

→IAT 岩手朝日テレビ(1996年10月~1997年2月)

[編集] オリジナルビデオ

[編集] ギャグ

本編に登場する代表的なギャグを以下に掲げる。

  • ボーゾック構成員の巨大化アイテムは、なんと芋羊羹。しかもペガサスの近所の和菓子屋「芋長」製の物に限られ、略奪行為もせずちゃんとお金を払って買っている。ちなみにコンビニで売られている物では、逆に手の平サイズまで縮小してしまう。このばかばかしいネタは、中盤でエピソードのネタになった上、「芋長」製の物であっても、消費期限の切れた(腐った)芋羊羹を食べた場合、縮小してしまう(もちろんパワーダウン)という発展系がクライマックスでも使われた。当初はドリンク剤の類が予定されていたが、浦沢義雄の発案で芋羊羹になったという。
  • 1人の敵に5人で戦っているという、戦隊シリーズでのタブーを茶化すネタはこれまでもないわけではなかったが、当作品では何度も登場している。(もっとも敵側は常に戦闘員を率いており、人数的には敵側が多いため、5対1という前提自体も怪しいものである)
    • 人質をとったボーゾック構成員が、ピンクレーサーの「卑怯よ!」という発言に対し、「普段1人のボーゾックに、5人で戦っているお前らに言われたくない!」と言い返した。
    • 洗脳されたシグナルマンがカーレンジャーと戦っている際に「5対1とは卑怯な!」と発言。
    • 巨大ロボの合体を解いて5体のロボになって敵のロボにかかっていった際、副総長のゼルモダが「お前ら5対1だぞ! 卑怯だとは思わねえのか!!」と発言。
  • 当初ラジエッタを演じていた濱松恵が降板、再登場以降は須藤実咲が演じることとなったが、交代後初登場のシーンで、グリーンレーサーが「ちょっと見ん間に雰囲気変わったんちゃうか?」と発言する、いわゆる楽屋落ちも見られる。
  • 終盤に登場する暴走皇帝エグゾスは、全宇宙の悪人向けに『宇宙ランド』という月刊雑誌を発行している。同誌には組み立て式の巨大ロボット「ノリシロン」が付録として付いている。当時実在した児童向け雑誌『テレビランド』のパロディであることは言うまでもない。ちなみに当初はノリシロンではなくバリンガーZという名称で、形も元ネタのマジンガーZに似せたものだった。こちらは撮影されてアフレコまで済ませていたが、ダイナミックプロ側からの抗議でお蔵入りとなっていると言われ、「ファンロード」誌にその旨を書いた山本弘の投稿が掲載された為に有名になったが、ガイナモの声の大竹によると撮影後打ち上げパーティーでマジンガーのパロディをやった旨を話したら「これはまずい」という事になって変更されたとコメントしている。ちなみにこんなことを発想した理由は、その大竹がマジンガーシリーズの名バイプレーヤー・ボスの声優だったためだと言われている。
  • 毎回登場するボーゾック構成員が「暴走族らしさ」を醸し出していたのは初期のみであり、いつの間にか「ボーゾック一の○○(縁結び名人、ピザ作り職人、メイクアップアーティスト、さらにはキムチ好き、ヒーロー研究家など)」といったおよそ暴走族とは無縁なキャラクターが多く登場した。
  • 挿入歌「暴走戦隊ゾクレンジャー」は、OP主題歌「激走戦隊カーレンジャー」の完全なる替え歌で、唄の担当も同じ高山成孝である。原曲を踏まえた上でのボーゾック側から見た歌詞になっている他、イントロの発進エンジン音に続いて「パラリラパラリラ」という音が入っていたり、間奏部でカーブを曲がる音に続いてそのまま壁にぶつかってしまう音が入っていたりと、何とも豪勢な構成である。本編でも使用されたが、好評だったためか「SONG COLLECTION 3」にボーナストラックとして収録された。
  • その「暴走戦隊ゾクレンジャー」のリーダー・ゾクレッドとして登場したSSパマーンは巨大化時、過去のスーパー戦隊の巨大ロボの必殺技のパロディと思われる技を繰り出そうとする(しかも背後のエフェクトもどこかで見たようなものが続々と出てくる)が、全ての技をパロディして一つの技にしようとした結果、「大銀河電撃科学暗黒剣・稲妻電撃プラズマサイバーオーロラ遠心重力スーパーサンダー…(以下不詳)」という、とんでもなく長い技名になってしまい、技の名前を叫んでいるうちに、「技の名前が長いんだよ!」とツッコまれながら「RVソード・激走斬り」でトドメを刺されてしまった(技名が途中で不詳となっているのはそのため)。ちなみにSSパマーンが持っていた剣は、鳥人戦隊ジェットマンに登場する巨大メカ・ジェットイカロスの必殺武器・バードニックセイバーを黒く塗っただけの使い回しである。

[編集] 外部リンク

前番組:
超力戦隊オーレンジャー
テレビ朝日系金曜17時台後半 次番組:
電磁戦隊メガレンジャー

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