第四世代携帯電話
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第四世代携帯電話(だいよんせだいけいたいでんわ)とは、ITUが2008年から2009年に策定予定の通信規格に準拠するデジタル方式の携帯電話やその方式のこと。
[編集] 概論
第四世代携帯電話は、2007年に開催予定の世界無線通信会議(WRC)において、世界共通の周波数帯についての採択をした上で、通信規格を策定し、日本では2010年以降の商用サービスを予定している。
第四世代携帯電話の特徴としては、50Mbps~1Gbps程度の超高速大容量通信を実現し、IPv6に対応し、無線LANやWiMAX、Bluetoothなどと連携し固定通信網と移動通信網をシームレスに利用(FMC)できるようになる点がある。2006年12月25日の実験でNTT DoCoMoは約5Gbpsのパケット信号伝送に成功した。
通信スピードが超高速化される代わりに、現在主流の第三世代携帯電話で使用している2GHz帯より高い周波数帯を用いる予定であるため、電波伝搬特性によりサービスエリアが狭くなってしまうことや、電波の直進性が高いことにより屋内への電波が届きにくいことが予想されている。
また、通信速度の高速化はシャノンの定理により高・消費電力も招きうるものであるため、モバイル環境での電源容量の確保(燃料電池)も技術的な課題となっている。
[編集] 関連項目
- 移動体通信
- IMT-Advanced
- 第一世代携帯電話
- 第二世代携帯電話
- 第三世代携帯電話
- 第三・五世代携帯電話
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