第四紀
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第四紀(だいしき、だいよんき、Quaternary)は地質時代の一つで、180-160万年前(250万とする説もある)から現在までの期間。
他の地質時代が地層から定められたのに対して、第四紀は人類の時代という意味で決められた。第三紀との境界は、アフリカにおける最古の人類化石が出土した地層の直下の玄武岩を年代測定して決定した。
国際地質科学連合(IUGS)の2004年の修正により、第四紀は正式区分から外れ、新第三紀へ入れられた。すなわち、第四紀を構成していたPleistocene(更新世)とHolocene(完新世)は,今後はNeogene(新第三紀)に含まれることになる。なお、第三紀の用語もIUGSにより正式区分から外れているため、Neogeneを「新第三紀」とする訳語の再検討が国内学会でなされている。
周辺の時代 | |||
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新生代 | 第四紀 Quaternary | 完新世 Holocene | |
更新世 Pleistocene | |||
第三紀 Tertiary | 新第三紀 Neogene | 鮮新世 | |
中新世 | |||
古第三紀 Paleogene |
目次 |
[編集] 生物
[編集] 気候
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 地質年代表(仲田崇志)
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