氷河
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
氷河(ひょうが)は、長年にわたって存在し、重力によって流動する巨大な氷の塊である。
氷河は、山がちな、または傾斜した地形に、複数年にわたって氷や雪が堆積することでできる。氷河は大きく2種類に分けられる。1つは山岳氷河で、これは雪線よりも高い所で万年雪が圧縮されて氷となり、下方へ流れ出したものである。もう1つは南極やグリーンランドにあるような広範囲を覆う大陸氷河(氷床(ひょうしょう))で、下部には過去の氷期にできたものが融けずに残っている。
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[編集] 氷河の形態
冒頭にもあるが、氷河には2種類の形態があることが知られている。一つは山岳地に形成される山岳氷河である。もう一つは主に南極とグリーンランドの広大な面積を覆うる大陸氷河(氷床)である。
山岳氷河の温度は一年を通して、表面から底部まで氷の融点付近にあることが知られている。一方、極地の氷河は水の激しい昇華冷却により、常に氷点下にあり溶けることが無い。亜極地の氷河の表面は季節により融点付近に達し、溶けた水がいくらか氷河内部に流れ込むが、氷河の底部は常に融点以下である。
英語版en:Glacierより翻訳。著者en:user:Geologyguyほか。
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