能登金剛
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能登金剛(のとこんごう)は能登半島の外浦、石川県志賀町にある景勝地。約30㎞に亘って奇岩、奇勝、断崖が連続する海岸であり、能登半島国定公園の代表的な景観の一つ。松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台となったことで、全国にその名を知られることになった。
[編集] 見所
一帯の海岸は日本海の荒波によって浸食されたもので、名称は朝鮮半島有数の景勝地、金剛山に因み、それに匹敵する景観という意味合いを持つ。見所としては巌門、関野鼻、機具岩、ヤセの断崖、碁盤島、吹上滝、増穂浦、玄徳岬などがある。
- 巌門
波食によって形成された天然の洞門。幅6m、高さ15m、奥行き60mにも及ぶ大規模なもの。「ゼロの焦点」のロケ地として記念碑が立つ。
- 機具岩(はたごいわ)
能登二見とも呼ばれる夫婦岩。夕陽が美しい。
- 関野鼻
日本海沿岸では珍しいカルスト地形の岬で、非常に変化に富んだ奇岩風景が見られる。かぶと岩、義経一太刀岩、弁慶二太刀岩などの奇岩がある。
- 増穂浦
貝類が豊富に採れる遠浅の砂浜海岸。突堤には世界一長い、全長460.9mのベンチが設けられており、新たな観光名所となっている。
- ヤセの断崖
標高35mもの垂直状の断崖絶壁。「ゼロの焦点」の拠点として知られる。