西本竜洋
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西本 竜洋(にしもと たつひろ、1980年4月29日 - )は元プロサッカー選手。ベルマーレ平塚・湘南ベルマーレ所属。
愛称はノッチ。お笑い芸人、デンジャラスのノッチに似ていた事から由来する(スーパーサッカーのクラブCMコンテストでもネタにされた)。
1999年のJリーグ・ディビジョン12ndステージ・名古屋グランパスエイト戦にてデビュー、その試合で2ゴール(高卒選手がデビュー戦で2ゴールを記録したのは、彼以外では城彰二だけである)を挙げるなど、1stステージ最下位、チーム消滅の噂など、暗い話題の多かった当時のベルマーレにとってわずかに差し込んだ光明であった。岡田正義主審の不可解な判定もあり、前半で退場者を2名も出していたとは言え、ドラガン・ストイコビッチ、呂比須ワグナー、平野孝などを要した優勝候補名古屋をセカンドステージホーム開幕戦で4-2で破る原動力となった。
だが、この勝利が「ベルマーレ平塚」としてJリーグでの最後の勝利になる事を知るのは、選手もサポーターももう少し後の事だった。
西本自身も、このシーズン3ゴールで終了。そのままチームはJ2に降格した。その後、湘南ベルマーレに引き続き在籍するが、怪我などに見舞われ出場機会は減少。2002年末に戦力外通告を受け、そのまま現役引退。通算成績はJ1が14試合3得点、J2が22試合0得点。
各年代の代表歴などもなく(99年、フィリップ・トルシエ率いるU-22日本代表(当時)にリストアップこそされたが、招集はされず)、プロ入り前は無名な存在である。 残したゴールはわずかに3。出場試合数も36試合。経歴、数字だけを見れば、平凡以下の選手である。 しかし、平塚~湘南変換期の辛く、苦しい時を知るベルマーレサポーターにとっては、決して忘れる事のできない大切な存在であり、彼の事を愛しているサポーターは未だ少なく無い。
現在はリフォーム関係の仕事に就いている。
背番号
- 1999年:25番→23番
- 2000年:14番
- 2001-2002年:19番
- 1999年、入団当初は25番だったが2ndステージより23番に変更された。
- Jリーグではシーズン中に背番号が変更されるのは極めて珍しい例である。
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