西本鶏介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西本 鶏介(にしもと けいすけ、1934年9月30日 - )は、日本の作家(特に児童文学)であり、児童文学評論家である。本名は西本 敬介(にしもと けいすけ)。
作品数は、二百を超える。有名な作品として、『こんにちは未明おじさん』がある。当時、小川未明は、その作風が暗いなど批判されていた。しかし、『こんにちは未明おじさん』で弁明し、結果的に小川未明の地位を向上させる。
児童文学の他に、民話にも著作が多い。
強面で毒舌(例えば、ハリー・ポッターシリーズは、昔に流行った物語の良い部分だけを取り出して作ったなど)であるが、その作風は優しさに満ちており、慕うファンも多い。 また、さまざまな賞の審査員や、講演会にひっぱいだこであるが、教え子のことを第一に考えており、その予定をキャンセルすることもある。
ポプラ社のホームページにおいて、「こどもの本を考える」という児童文学のさまざまなテーマについて述べている。
日本児童文学者協会、日本児童文学学会、日本文芸家協会、日本児童文芸家協会に所属している。
なお、トマトが嫌いで、その理由は、子どもの頃のとあるトラウマによるらしい。
[編集] 略歴
1958年、國學院大學文学部日本文学科・大学三年の時に、句集『薔薇と母』を刊行する。
卒業後、医学系出版社に務めるが、文学への志を捨てきれず、「トナカイ村」に参加する。 昭和女子大学教授。
[編集] 参考資料
略歴の情報は、以下による。 日外アソシエーツ(2002年)『新訂 作家・小説家人名辞典』pp564
[編集] 外部リンク
- 西本鶏介「こどもの本を考える」(ポプラ社ホームページ)