豊田真奈美
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豊田真奈美 | |
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プロフィール | |
リングネーム | 豊田真奈美 |
本名 | 豊田真奈美 |
ニックネーム | 飛翔天女 |
身長 | 167㎝ |
体重 | 72㎏ |
誕生日 | 1971年3月2日 |
出身地 | 島根県益田市 |
所属 | フリー |
スポーツ歴 | 水泳 バスケットボール 空手 |
トレーナー | 山崎五紀 |
デビュー | 1987年8月5日 |
豊田 真奈美(とよた まなみ、1971年3月2日 - )は、日本の女子プロレスラーである。
身長167cm、体重74kg、血液型A型。島根県益田市出身。
目次 |
[編集] 所属
- 全日本女子プロレス(1987年~2002年)
- フリー(2002年~)
[編集] 人物
1987年8月5日、全日本女子プロレスでの対中村幸子戦でデビュー。同期の下田美馬とスイート・ハーツとしてタッグを組んでいたこともある。その後山田敏代とタッグを組み大活躍したが、1992年には髪切りデスマッチで対決を行った。その後、シングルマッチタイトルの頂点であるWWWA世界シングル王座まで上りつめ、90年代の全女の象徴として君臨した。現在もなおマットで活躍を続ける女子プロレス界のトップスター。
豊田の使う技はオリジナリティが高く、彼女の使う技が他のレスラーに使われることはほとんどない(全くないわけではないが、身体能力の問題で他人にはできないことが多い)。それらオリジナル技には出身地にあやかって「ジャパニーズ・オーシャン」の名を冠し、いずれも相手の腕をロックした状態で使うのが特徴的である。また女子プロレスには男子プロレスの影響が技などの面で少なからず及ぶことがあるが、豊田は全く男子プロレスを見ないタイプでその影響は全くといって良いほどなく、むしろ頑として拒否していた程であった。この辺りにも彼女の孤高さが見え隠れする。また、本気で勝負する選手であり、また手加減はしないと断言しており、特に「ラスタとんねるず'94」のジャイアント将棋では、本気さを見せつけ木梨憲武扮する憲王と3度に渡り死闘を繰り広げ2勝1敗の成績を残している。
試合ではプランチャなどの華麗な飛び技を多用し、「飛翔天女」の異名をとる。しかしほとんどの飛び技は練習では怖くて飛べず、試合中の勢いに任せて飛んでいるらしい。
2006年4月のZERO1-MAXのS-ARENA大会に於いて、男女混成出身地別都市対抗戦が行われ、島根県益田市出身同士というよしみで日高郁人とのタッグを結成した。
全日本女子時代の彼女のイメージ・カラーはピンクだったため、ピンク色の紙テープが飛んでいた。コスチュームの色もごく初期を除いてピンク×白→ピンク×黒と変化していき、最終的に黒を基調としたものとなった。一時期赤×金を着ていたが再び黒を基調としたものに変えている。
[編集] 得意技
- ジャパニーズ・オーシャン・クインビー・ボム
- 腕をロックしての投げ技でノーザンライト・ボムに近い落とし方をする。現在のフィニッシュ技。
- ジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス
- 相手の腕を前で交差させて、後ろからその両手を掴みながら股の間に頭を入れ、肩車をし、そのまま後ろに倒れてブリッジをしフォールを奪う技。
- ジャパニーズ・オーシャン・スープレックス
- タイガースープレックスのように相手の腕を後ろでロックし、その相手の手首を掴んでロックを解けないようにして後ろに投げる技。フロントで投げるバージョンも初期は使用していた。
- ジャパニーズ・オーシャン・ボム
- リバース・フルネルソンの体勢から相手を持ち上げ、その状態で腕をロックしたままライガー・ボムの要領でマットに叩きつける。
- ジャパニーズ・オーシャン・バックドロップ
- 相手の後ろから左脇に頭を入れ、相手の左腕を相手の股下から右手で掴み、相手の左腕の上を通るように相手の右腕を左手で掴み、バックドロップの要領で後ろに投げる技。
- タワーハッカー・ボム
- 相手の背中を自分の後頭部に付け持ち上げ、回転をつけながらライガー・ボムの要領でマットに叩きつける技。ライオネス飛鳥の得意技であるが、本人はその事を知らずにオリジナル技として開発し使用したが、その後、飛鳥の技と同じである事を知り、一度だけ使ったのみで封印している。
- プランチャ・スイシーダ
- コーナートップから場外の相手へ向かってフライングボディープレスを仕掛ける技。飛ぶ前に手を叩いて観客を煽り、「よっしゃ行くぞー」と掛け声を挙げてから飛びかかる。
- ミサイルキック
- コーナーポストの上から高い打点で繰り出すドロップキック。場外にいる相手に向かって出すこともある。
- ムーンサルト・プレス
- コーナーポストの上から後ろ向きに270°回転して体を浴びせていく飛び技。
- ラ・ケブラーダ
- コーナーポストと鉄柱の間の金具部分に足をかけ、場外にいる相手に向かって後ろ向きに270°回転して体を浴びせていく飛び技。トップロープ上から技を仕掛けることもある。
- ローリング・クレイドル
- ロッキーフェイスボトム(高角度2回転エビ固め)
- ロープに振られた反動を利用してかけたり、パワー・ボム系の返し技としても使用することがある。相手の正面から相手のやや膝上に手をつき、そのまま逆さになって自らの背中を相手の身体正面に合わせると同時に伸び上がり、一瞬逆姿勢の肩車になってから素早く背面にそって前方回転をして瞬時に固める技。技を伝授したのはジャガー横田。
- 鎌固め
- ビクトリー・スタードロップ
- コーナー最上段にリングの外をむかせる形で座らせた相手の胴体を足で挟み込んで後ろに反り返って相手をマットにたたきつける技。
- シャトルループバスター
- 山田敏代とのタッグで使用していた合体バックドロップで、ポスト上あるいはロープなどを利用して相手をほぼ一回転させるようにして投げるため、勢い余ってうつぶせになるようにして落ちる(つまり、実質的にはフェースバスターとなる)。だが、回転が中途半端だと相手は頭部からほぼ垂直に落ちる事になり、非常に危険な技となってしまう(かつて、アジャ・コングと堀田祐美子の二人が、技の失敗により頭部からほぼ垂直に落ちている)。
- スワンダイブ式セントーン
- ブーメラン・アタック
[編集] 過去使用していた技
- ダブルクロスアームサルト
- 相手の腕を交差させてのダブルアームサルト、1992年の髪切りデスマッチなどでつなぎに使っていた。
- フロントフルネルソン・スープレックスホールド
- 正面からフルネルソンに決めてそのままブリッジ。長身の三田英津子からカウントスリーを取ったこともある。90年代初期に使用していた技。
- パロ・スペシャル
- 卍固め
[編集] 入場テーマ曲
- 「GRIND」(響野夏子)
- 「Mystic Eyes」(完全版 全日本女子プロレス選手別テーマ曲集)
- 「QUEEN OF QUEENS」(バクバクKissの世界)
[編集] 外部リンク
- FLYING ANGERA(公式サイト)
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