近距離電車
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近距離電車(きんきょりでんしゃ)とは、近距離を走る電車・列車を指す。
JRにおいては、東京・大阪の大都市圏を走るものでは電車特定区間の中を中心にして運行されている電車・列車の場合が多い。いわゆる国鉄時代の「国電」・「ゲタ電」・「院電」、JR東日本が制定した「E電」、JR西日本の「アーバンネットワーク」についても同様のことが言える。
また、その用途から通勤形電車といわれる電車の運行範囲でこれを定義する場合があるが、地方都市ではJR東日本107系電車やJR東日本701系電車の様に通勤形電車と同様の内装の車両が運行されるが、それらの運行距離の場合、とりわけ後者の場合中距離電車と差し支えない程度の距離を運行されることがままあるため、距離で換算する場合には、100km程度と見た方がよいのではないかと考えられる。ないしは、地域圏内にのみ運行されている列車、且つフリークエンシーが確立されているダイヤを組むものと考えるべきであろう。
また、私鉄については、100kmを単独で超える路線を持つ会社が東武鉄道、近畿日本鉄道などと数が限られているため、一般的な用語ではない。