退場
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退場(たいじょう)とは、競技場や舞台、イベント会場などある程度他とは明確に区切られた場所から退く事。入場の対義語。特にスポーツ等においてはルールに違反したものに対して強制的にその場を退かせる処分(退場処分)をさして、単に退場と言う語が用いられる場合が多い。事故による怪我などにより退場する場合は負傷退場と呼ばれる。
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[編集] 舞台芸術等における退場
演劇や舞踊、合唱や器楽演奏などを含む舞台芸術において、演者が舞台上から舞台袖などに引き上げる事を退場という。
[編集] 強制的な退場の例
[編集] スポーツ
- 団体競技において著しい反則行為や審判員などに対する侮辱を行った選手に対する罰則として命じられることが多い。また、プロ野球では頭部死球などの危険球により退場させられる事もある。
- 一部のスポーツでは一定時間退場していれば、その後プレーを再開することができる競技もある(アイスホッケーなど)が、野球やサッカーなどの球技では完全にベンチから引き上げなければならない。
- 野球やバスケットボールでは審判が直接退場を言い渡し、サッカーやバレーボールではレッドカードを示されることで退場となる。
- 野球やバレーボール、バスケットボールでは退場した選手の代わりの選手を出すことが可能であるが、サッカーやラグビーでは退場した選手の代わりの選手を補充することが出来ず、試合の残り時間は少ない人数で戦わなければならない。ゴールキーパーが退場となった場合はフィールドプレーヤーを減らして代わりのキーパーを使うか、フィールドプレーヤーの誰かが代わりにゴールを守る事になる。
- 退場者のために人数不足となった場合は敗戦扱い(没収試合)とされる場合もある。
[編集] イベント会場
- 迷惑行為をした者に対して、会場運営者、場合によっては警察の指示の元退場を命じられることがある。