遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
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遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(ゆうぎおうデュエルモンスターズ)は、
- 高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』をテレビアニメーション化した作品。本項で記述する。
- 漫画『遊☆戯☆王』劇中に登場した、マジック&ウィザーズという架空のカードゲームにつき、テレビアニメーション化及び実際に商品化した際、原作者が当該ゲームのモデルとした実在するカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』と「名前が酷似している」ことを理由として改名した名称。商品版の正式名は『遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ』(当該ゲームに関する記事はリンク先項を参照のこと)。
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』は、高橋和希の漫画『遊☆戯☆王』の2度目のテレビアニメ化作品。2000年4月18日から2004年9月29日までテレビ東京系列で放送された。全224話。
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[編集] 概要
本作は原作のカードゲームを再現したトレカ商品が大人気を呼んだことをきっかけにリメイクされたTVアニメ作品。原作『遊☆戯☆王』は1998年にテレビ朝日系(一部系列局除く)でアニメ化されているが、この初代版は人気を得ることなく半年で終了した。元々この作品は、主人公武藤遊戯が、様々なゲームを駆使して世の中の悪を倒すという物語であり、劇中のカードゲームはそのうちの一種類に過ぎなかったが、原作及びコナミによって商品化された当カードゲームの実商品の人気が高まり、テレビ東京系列で再アニメ化の運びとなった。
毎週火曜19:28~(途中から19:30~)から放映されていたが、173話から毎週水曜18:30~に放映時間が変更された。
制作はテレビ朝日版の東映からnasへと変わり、スタッフはキャラクターデザインを担当した荒木伸吾、姫野美智以外はほぼ刷新された。主人公武藤遊戯の声優にジャニーズJr.の風間俊介を起用したのを皮切りにテレビ朝日版とは大幅にキャストが変更された。本作はリメイク作品とは言っても、1話ではいきなりライバルの海馬戦をダイジェストにまとめたものを放送し、2話以降は早くも王国編が開始されるなど、カードバトル以外の原作エピソードはほとんど省略・改編されている。また、劇中に登場するカードも一部を除き実商品をスキャンして全く同じものを登場させるなど、実商品とのコラボレーションを強調する手法が採られていた。
原作では最後のカード戦以外の展開となった「ドラゴン・ダイス&ダンジョンズ編」は、内容を若干アレンジして「ダンジョンダイスモンスターズ編」として放送されたほか、オリジナル展開で「デュエルモンスターズクエスト編」「乃亜編」「ドーマ編」「KCグランプリ編」が放送された。また、ソリッド・ビジョンシステムを駆使したデュエル・ディスクなどの設定は、原作とアニメでは違いがある。
放映終了後の2005年1月2日、アメリカで上映された劇場版が放映された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
[編集] 王国編
ある日、デュエルモンスターズの創造者「ペガサス・J・クロフォード」から届いた一通のビデオレター。そのビデオレターに現れたペガサスがデュエルをすると言い出し、テレビの前にカードを置いてデュエルを始める遊戯。しかし遊戯の戦略は、全て見透かされていた。ビデオの時間切れによって遊戯の敗北扱いとなり、罰として祖父・双六の魂をビデオに封印されてしまう。最後にペガサスは、自分が「千年眼(ミレニアム・アイ)」を持っている事を告げ、消えていった。双六を救う為、ペガサスが提示した条件である、「決闘者の王国(デュエリストキングダム)」への参加を決意する遊戯。一方、親友の城之内克也もこの王国に参加したいと言い出す。それは優勝すれば賞金が手に入り、目の病気に苦しむ妹・静香を救える為であった。そして始まった王国での戦い。各地から名だたる決闘者が集まっているが、その中に、ペガサスの刺客「プレイヤーキラー」が紛れ込んでいた。遊戯達はそれぞれの目標を果たせるのか。そして、前回の戦いの末、昏睡状態になっていた海馬は…。王国編のデュエルは、上級モンスターカードを召喚するのに生贄が不要、ライフポイント2000、ダイレクト・アタック不可といった、現在行われているデュエルとは違う初期のルールだった。また、デュエルに使用されたソリッドビジョンのシステムも、原作ではテーブル型(ボックス)であるのに対し、アニメでは「デュエル・リング」と呼ばれる体育館並みのかなり大掛かりな装置(『デュエル・スタンバイ』の掛け声で地面から競り上がってくる)となっていた。他王国編以前のエピソードはDEATH-T編の対海馬戦以外カットされ、王国編で一部のみ挿入された。
[編集] バトルシティ編
童実野美術館に呼び出された海馬が出会ったのは、エジプト政府の要人イシズ・イシュタール。彼女は海馬に、「3枚の神のカード」にまつわる話を聞かせ、その神のカードの一枚である「オベリスクの巨神兵」を託す。そしてレアカード強奪集団「グールズ」を滅ぼし、残りの二枚の神のカードを手に入れるべく、デュエル大会「バトルシティ」の開催を宣言する。時同じくして、童実野美術館を訪れた遊戯は、一枚の大きな石版を目の当たりにする。そこに描かれていたのは、正しく遊戯自身であった。一方、グールズ側も動き出していた。首領「マリク」は、神のカードと、「千年ロッド」を持っている。バトルシティ開催前夜、城之内は謎の集団に襲われ、「真紅眼の黒竜」を奪われてしまう。その集団こそ、グールズのレアハンターであった。そしてバトルシティ開催直後、遊戯がそのレアハンターと対決をする事に。城之内は、成長して遊戯と戦いたい、その一心で戦いに身を投じる。そして遊戯はこの戦いの末、己の記憶が蘇ると信じて戦いに挑む。城之内がマリクに洗脳されてしまうが、友を信じる遊戯の心がマリクの悪の手に打ち勝った。バトルシティは決勝トーナメントに進む。千年アイテムを持つ者が次々と進出し、神のカードを巡る戦いが最終局面に差し掛かろうとした時、マリクに宿っていた邪悪なる人格が目覚める。
余談だが、決闘盤(デュエルディスク)の設定が少し異なる。原作版ではカードをフィールド上に5枚しか置けない(何故か31巻にてマリクが1度に5枚以上のカードを使用しているが)。アニメ版では、召喚ゾーンとリバースゾーンが別に存在しているため、最大カードを10枚置ける。アニメ版だとデュエルディスクは変形し折りたたまれるのだが、原作版だとコンパクト(に見える)な代わりに、変形ができなくなっている。ちなみに本編中でのマリクのセリフから、外観のわりに軽いらしい(彼はバイクの横に引っ掛けていた)。また、アニメと原作でソリッド・ビジョンの設定解釈が少し違う。
[編集] 乃亜編
アニメのバトルシティ編のストーリーが原作に追いついた為、半年に亘って間に挟んだアニメオリジナルストーリー。
バトルシップは決戦の舞台「人工島(アルカトラズ)」へ向けて進んでいたのだが、突如として海中から現れた巨大建造物によって捕捉されてしまう。そこにいた少年は「海馬乃亜」。乃亜は遊戯達をBIG5のいる仮想現実に誘い込み、「デッキマスタールール」でのデュエルを強要する。負ければ体を奪われるデュエルに、遊戯達はそれぞれ別行動で挑んでいく。そして乃亜の正体は…
[編集] ドーマ編
原作がバトルシティ編終了後、一時休載を経てファラオの記憶編を連載していた為、ストックが不足する事から10ヶ月に亘って挟んだアニメオリジナルストーリー。
失われた記憶を見つける為、童実野美術館の石版の前で3枚の神のカードを翳す闇遊戯だが、封印は解かれず、逆に石版が凍結してしまった。同時に世界中でデュエルモンスターズが実体化し、パニック状態となる。更に遊戯の前に現れた、「ドーマ」と名乗る組織の男達。遊戯は彼らの一人グリモと、負けたら魂を封印される闇のデュエルで戦う事になるが、そこでグリモは未知のフィールド魔法「オレイカルコスの結界」を発動する。このカードは召喚上限数を上回る数のモンスターを召喚してパワーアップさせる事が出来る強力な魔法だった。辛うじてグリモを倒した遊戯達に、アメリカのペガサスから「大変な事が起きた、直ぐに来て欲しい」という連絡が届き、一行はアメリカへと旅立つ。一方海馬は、自社株が何者かに大量に買い付けられ、会社が乗っ取られそうになっている事を知る。その買い主とは何とペガサスであった。彼は、先程遊戯に助けを求めていたとは思えない態度で、海馬に勝負を挑んで来た。
[編集] KCグランプリ編
ドーマ編終了後、原作の最終ターンの放送に入る前に今一度、約3ヶ月に亘って放送されたアニメオリジナルストーリー。
(ドーマ編の舞台であったアメリカから)日本に帰る費用が無い事に困惑する遊戯達。その頃、ドーマの策略で社名に傷がついた海馬コーポレーションは、社運を賭けて世界規模のデュエル大会「KCグランプリ」を企画していた。モクバからの提案で、城之内は選手として、遊戯は優勝者とのエキシビジョンマッチの対戦相手としてこの大会に出場すれば、遊戯たちは海馬社の配慮で帰国出来る事になる。純粋なデュエル大会になるかと思われたが、海馬はジークと名乗る謎の選手に不安を感じていた。ジークは「ワルキューレ」や「ヴェルダンディ」等の北欧女神をモチーフにした、今まで遊戯たちが見た事も無い様なカードを駆使し、恐ろしい程の強さで対戦相手を蹴散らしていく。一方試合にはレオンと言う、デュエルを愛する純真な少年が出場していたが、レオンも又、「赤ずきん」「シンデレラ」等のグリムやアンデルセンの童話をモチーフにした未知のカードを次々と繰り出し、猛烈な強さで勝ち進んで行った。やがてジークとレオンが決勝戦で戦う事になるが、試合開始直前、遂に海馬はジークの正体を突き止める。
[編集] ファラオの記憶編
神のカードは揃った。童実野美術館の石版の前(アニメではエジプトのピラミッド)でその3枚のカードを翳すと…。闇遊戯は古代エジプトの神殿にいた。ファラオと呼ばれるが名前は無い。周りには付き人が大勢いる。そして神官達が石版から魔物や精霊を召還して戦う。その姿は、正にデュエルモンスターズのデュエルそのものであった。古代エジプトにもデュエルが有ったと言うのか。その時神殿に乱入した男。その男は自らを「盗賊王バクラ」と名乗り、召還獣での戦いが始まるが、神官達は苦戦する。更に、バクラは先代王のミイラを持ち出していた。自分の父親の変わり果てた姿を目の当たりにし、遂に、激怒したファラオが立ち上がった。「神」を召還し、バクラを倒したかに見えたが…。一方、遊戯達は闇遊戯の行方と、彼の本当の名を明らかにするため闇遊戯の記憶の世界へ入り込み、王の真実の名が封印されている王家の谷へ向かうのだが、そこに立ちはだかったのは闇獏良だった。闇獏良は現代の遊戯達にデュエルモンスターズでの戦いを挑んでくる。両側の戦いは激しくなる一方である。ファラオは、自らの名前を見出す事が出来るのか。原作初期で獏良が初登場したモンスターワールド編を布石とした、本編のクライマックス。物語上の様々な謎や伏線はほぼこの章で明らかとなる。 又、原作には無い物として「古代デュエルディスク」(ディアディアンク)なる物が存在する。
[編集] 戦いの儀
自らの名前=アテムと、全ての記憶を取り戻したファラオこと闇遊戯。一ヵ月後、一行はイシュタール家の誘いでエジプトを訪れる。誰かがアテムと「戦いの儀」つまりデュエルを行い、魂を安らかに眠らせる必要が有ると言う。即ちそれは、アテムが冥界へ旅立つ為の別れの戦いである。その戦いは、遊戯が自らの意思で受ける事となった。そしてルクソールの王家の神殿で始まった、遊戯とアテム、最後のデュエル。お互い一歩も引かず、ファラオの魂の為、それ以前にデュエリストとしての真剣勝負が繰り広げられる。そして、物語のフィナーレを飾るに相応しい感動のデュエルとなった。
TVアニメ版では原作の流れに大幅に肉付けされ、海馬兄弟がエジプトに同道している他、「オシリスの天空竜」「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」の三幻神をアテムが同時召喚して迫るスペクタクルが追加されており、遊戯が如何にこれを破るかと言ったサスペンスフルなくだりや、これまで二人の遊戯が多用して来たモンスター達を次々に登場させる等、約4年に渡る長期放送の結末を飾るに相応しい豪華でドラマチックな展開が描かれた。
[編集] 登場人物
登場人物については遊☆戯☆王デュエルモンスターズの登場人物を参照。
[編集] 代表的なカード
[編集] モンスターカード
- ブラック・マジシャン 声:小嶋一成
- アテムの愛用カードにして彼のデッキの象徴ともいえるモンスターカード。このカード自身には特殊効果は無いが、豊富な専用サポート魔法が存在するため、様々なコンボを狙える。なかでも4つのシルクハットの内1つに姿を隠す「マジカルシルクハット」が有名である。弟子の「ブラック・マジシャン・ガール」登場後、単体での活躍の場は減ったが、重要な場面では弟子と共に登場する事が多い。必殺技は黒魔導(ブラック・マジック)、魔導波、魔連弾。
- ブラック・マジシャン・ガール 声:大浦冬華、中尾友紀
- アテムの愛用カードの一つ。デュエルモンスターズの全カードの中でもトップクラスの人気を誇る。バトルシティ編で初登場後は、最終話までアテムの主力として活躍した。アニメでは自らの意志を持っている描写が見られ、オレイカルコスの力に捕らわれたアテムを悲しい眼で見たり、デュエルモンスターの精霊が集う異世界デュエルモンスターズ界に案内したりした。この作品のヒロイン的な存在である。必殺技は黒魔導爆裂破(ブラック・バーニング)と師ブラック・マジシャンとの同時攻撃、黒爆裂破魔導(ブラック・バーニング・マジック)。
- クリボー 声:石橋美佳、たがみかおり
- 遊戯の愛用カードの一つ。攻撃力・守備力は最弱クラスだが、手札から捨てることでプレイヤーの身代わりとなったり、魔法カード「増殖」と組み合わせることによって無数に増殖する事が出来る。遊戯はこのコンボで何度もピンチを切り抜けている。外見も鳴き声も可愛い、この作品のマスコット的なモンスター。
- デーモンの召喚
- 原作では遊戯の当初のデッキに入っていた遊戯愛用の悪魔族モンスター。通常召喚できる悪魔族の中では高い攻撃力を誇り、「魔霧雨」とのコンボで自身の攻撃力より低い守備力の敵モンスターを破壊する事ができる。原作では王国編で出番は終了したが、アニメではバトルシティやドーマ、戦いの儀で遊戯の主力として活躍した。必殺技は魔降雷。
- 暗黒騎士ガイア
- 遊戯愛用の戦士族モンスター。生贄二体で通常召喚する戦士族では2300と攻撃力は低めだが、王国において「進化の繭」の破壊や「カース・オブ・ドラゴン」と融合して「竜騎士ガイア」になる活躍を見せた。原作では他のカード同様王国で出番は終了したが、アニメの乃亜編ではビッグ1とのデュエルでとどめを刺し、戦いの儀でアテムのモンスターとして登場した(ただし、この二通りはバリエーションカードの「疾風の暗黒騎士ガイア」である)。必殺技は螺旋相殺(スパイラル・シェイバー)。
- カース・オブ・ドラゴン
- 遊戯のデッキでは数少ない愛用のドラゴン族モンスター。「暗黒騎士ガイア」と融合して「竜騎士ガイア」となる。王国では魔法カード「燃えさかる大地」とのコンボでの羽蛾の「究極完全態グレート・モス」誕生阻止に貢献、梶木とのデュエルではフィニッシュを決めた。生贄一体で攻撃力2000とやられやすい事もあったが、アニメでは王国終了以降暫く出番はなかったが、乃亜編で久しぶりに登場し、その後はカード効果のコストに使用される事が多かったが、アニメの戦いの儀では遊戯の主力として活躍した。必殺技は地獄の火炎(ヘル・フレイム)とドラゴン・フレイム。
- エルフの剣士
- 遊戯愛用の戦士族モンスター。原作では幻術が効かない効果を持っていたが、余り意味はなかった。王国では遊戯の主力としてたびたび登場するが、攻撃力が低めの1400だったのでやられる事も多かった。原作では王国で出番は終了したが、アニメではバリエーションカードの「翻弄するエルフの剣士」として乃亜編で再登場し、ドーマ編とKCグランプリ編でも活躍したが、戦いの儀では登場しなかった。必殺技は聖剣斬。
- 炎の剣士 声:吉川寛司
- 城之内の初期の愛用カード。特殊効果は持っていないが、城之内の所有カードの中ではトップクラスの攻撃力を持っていたため、このカードを使用する機会は多かった。城之内は大抵「サラマンドラ」で攻撃力をアップさせて使用した。原作では王国編以降は登場していないが、アニメでは乃亜編で城之内のデッキマスターとして登場した。必殺技は闘気炎斬剣。なお、このカードは本来融合モンスターなのだが、通常カードとして扱われている(カードの色は通常だが説明欄が融合パターンのままとなっている)。
- 時の魔術師
- 王国編から登場。原作では魔法カードだが、アニメや実際のカードゲームではモンスターカードになっている。元々は遊戯のカードだったが、王国へ行く前に城之内にプレゼントした。攻撃力・守備力は低いが、タイムマジックによって「ベビードラゴン」を強力な「千年竜」(サウザンドドラゴン)に強化したり、相手のモンスターを弱体化させる事が出来る。ただしギャンプル性が高く、外れたら自分のモンスターは全滅する上に、その攻撃力の半分がライフから引かれてしまう。バトルシティ編では奪われた「真紅眼の黒竜」の代わりにアンティカードとして登場したが、デュエルでは使用されていない。また、アニメではエスパー絽場戦などで使用されている。
- 青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)
- 『遊☆戯☆王』の中でも絶大な知名度を誇るカード。劇中及び実際にも「青眼(ブルーアイズ)」の呼称で通っている。海馬の愛用カードであり、攻撃力3000、守備力2500と最強クラスの能力を持つ。以後のモンスターカードの能力はこれに準拠している程である。劇中では世界に4枚しか存在しない、「神」に匹敵するレアカード。海馬は偏執狂的に3枚の「青眼」を手に入れた後、双六が持っていた4枚目の「青眼」を破り捨てた。海馬の象徴的なカードで、海馬も神のカード以上の愛着(と言うより執着)を持っている。実は海馬と「青眼」には三千年前からの因縁があり、その詳細は物語の中で明らかにされる。必殺技は滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)。記憶編では滅びの威光。連載当初は「デュエルモンスターズ最強のカード」として名高かったが、長期連載の中でパワーインフレが進み、「非常に強力ではあるが最強ではない」カードに成り下がってしまっている。しかし、「滅びの爆裂疾風弾」や「白竜の聖騎士(ナイト・オブ・ホワイトドラゴン)があるため、十分に通用する。
- 3体融合で「青眼の究極竜(アルティメットドラゴン」、更に「究極竜」を生け贄に「光龍(シャイニングドラゴン)」へと進化する。召喚するのに2体モンスターを生贄にする必要があるため、海馬は「白竜の聖騎士(ナイト・オブ・ホワイトドラゴン)」とのコンボで特殊召喚することが多かった。
- 真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)
- 城之内の愛用カード。攻撃力は2400と生贄を2体必要としているモンスターの中ではそれほど高くはないが「青眼の白龍」に次ぐレアカードと呼ばれ、マニア価格数十万の希少カードである。「青眼」同様「真紅眼(レッドアイズ)」の呼称で通っている。元々はダイナソー竜崎のカードであったが、王国にて竜崎が敗北した時にアンティとしてスターチップごと取られた。中には元々城之内のカードと思っている人もいるほど、彼の代名詞的なカード。これ以降骨塚、迷宮兄弟、キースといった強敵達との戦いで活躍する。特にキース戦では、キースの「メタル化」を奪って「レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン」へと進化した。バトルシティ前夜にレアハンターにより奪われるが初日にて遊戯が奪い返す。が、城之内は受け取らず、遊戯に預けられた。以後は遊戯のデッキに組み込まれ、洗脳された城之内の心を目覚めさせる切っ掛けになったり、海馬とのデュエルで活躍した。ドーマ編ではヘルモスと合体、儀式モンスター「ロード・オブ・ザ・レッド」に進化し、KCグランプリでもジーク戦で活躍した。必殺技は黒炎弾(ダークメガフレアとも言う)。
- 原作での扱いと実用性のギャップが最も大きいモンスターといわれている。しかし今では支援カードの増加からそれは当てはまらなくなった。特に「真紅眼の闇竜(レッドアイズ・ダークネスドラゴン)」は大きい。
- 東映の劇場版においては「青眼の白龍」は勝利をもたらし、「真紅眼の黒竜」は勝利ではなく可能性をもたらすと言われる。その結果「メテオ・ドラゴン」と融合することで「青眼の白龍」と「邪悪なる鎖」を破った。
- 封印されしエクゾディア
- 双六の愛用カードにして究極の召喚神。単体での攻撃力は1000(他の全パーツは200)しかないが、このカードと「封印されし者の右腕」「左腕」「右足」「左足」の5つのパーツカードが手札に全て揃った時、デュエルに勝利するという特殊な効果を持っている。遊戯は双六からこのカードを受け継ぎ、奇跡的なドローによって「青眼の白龍」3体を揃えて迫る海馬に勝利したが、王国編冒頭で羽蛾の策略で海に捨てられ、3枚が失われてしまった。最初の海馬戦では「あのカードは実在するのか」と海馬が驚愕していたことからトップレベルのレアカードのようであったが、以後はレアハンターが使ったり、海馬剛三郎の「エクゾディア・ネクロス」の召喚に使われるなど、遊戯たちの脅威として度々登場。しかし、ファラオの記憶編ではシモンが千年アイテムの一つである千年錠の力で、王宮を守る精霊として呼び覚ました。必殺技は怒りの業火 エクゾード・フレイム(テレビ朝日版では「エクゾディア・フレイム」とされていた)。
- エクゾディア・ネクロス:「封印されしエクゾディア」のパーツ全てが墓地に存在するときに降臨する不死のエクゾディア。戦闘や全てのカード効果によって破壊されず、攻撃するたびに攻撃力が1000ポイント上昇する強力なモンスター。劇中では海馬剛三郎が操る強敵として登場した。OCGでもテレビ放送時のプレゼントとしてカード化されている(後に市販)。
- 究極完全態・グレート・モス
- インセクター羽蛾の愛用カードであり、「ラーバモス」から進化した最終形態。その攻撃力は「青眼の白龍」を超越する。王国編では遊戯に進化を阻まれてしまったため、不完全(とはいえ攻撃力2600と非常に強力)な「グレート・モス」で登場した。原作では結局召喚されなかった(初登場はゲームだった)が、アニメではバトルシティ編の城之内戦で召喚された。必殺技はモス・パーフェクト・ストーム。
- ハーピィ・レディ
- 孔雀舞の愛用カード。攻撃力、守備力共に特に強力というわけではない4つ星モンスターだが、魔法カード「万華鏡-華麗なる分身-」を使用することによって「ハーピィ・レディ三姉妹」を召喚したり、フィールドにいる「ハーピィ・レディ」の数だけ攻撃力を上げる「ハーピィズペットドラゴン」を強化することができるなど、派生カードが豊富。ドーマ編では「ハーピィ・レディ」が2体以上存在すれば相手から受ける全ての攻撃を無効にする罠カード「朱雀の陣」・「ハーピィ・レディ」の数だけ相手モンスターを破壊し、破壊した攻撃力分を相手のLPから引く魔法カード「鳳凰の陣」、「ハーピィ・レディ」が攻撃した際に、相手モンスターの効果を無効にする罠カード「ハーピィの羽吹雪」という強力な「ハーピィ・レディ」専用カードで城之内を苦しめる。
- カオス・ソルジャー
- 王国編において遊戯が儀式召喚したモンスターカードで、攻撃力3000という「青眼の白龍」と互角の数字を誇る。召喚には「カオスの儀式」、レベル8になるようにモンスター(原作では「暗黒騎士ガイア」、攻撃力1500以下の生贄モンスター2体)を生贄にする必要がある。原作での出番はそれだけで終わったが、アニメにおいては何度も「青眼の究極竜」と融合し、「究極竜騎士」になっている。必殺技はカオス・ブレード。
- マジシャン・オブ・ブラックカオス
- 王国編において遊戯が儀式召喚したモンスターカードであり、ペガサスを倒す切り札になった。召喚には「カオス-黒魔術の儀式」」とレベル8になるようにモンスター(原作では「ブラック・マジシャン」、攻撃力1500以下の生贄モンスター2体)を生贄にする必要がある。「カオス・ソルジャー」と同様、原作での出番はペガサス戦1度だけだったが、アニメでは乃亜編において再登場した。「ブラック・マジシャン」「ブラック・マジシャン・ガール」そして、このカードを合わせて黒魔術の三銃士と呼ぶ。必殺技は滅びの呪文(カオスマジックとも言う)-デス・アルテマ、黒魔術の三銃士によるトリプル・ブラック・マジック。
- サウザンド・アイズ・サクリファイス
- 王国編でペガサスが「トゥーン・ワールド」を破壊されたときに使用した最後の切り札であり、「サクリファイス」と「千眼の邪教神」が融合したモンスター。攻守0のモンスターだが、邪眼によって相手モンスターを吸収し攻守・モンスター効果を得ることができる。また、吸収したモンスターを身代わりにでき、その身代わりのダメージは相手に受けさせる。さらに、千眼呪縛でこのカードがフィールド上に存在する限り、相手モンスターの動きを封じるといった極悪な効果をもつ。だが、増殖したクリボーを吸収したことで千眼を全てつぶされてしまい、また攻撃力をもたないモンスターのため敗れた。
- ファイブ・ゴッド・ドラゴン
- 「DMクエスト」編で登場。そのときは「究極竜騎士」に倒され、乃亜編でも召喚される。5ターン以内に、場か手札から地・水・炎・風・闇属性モンスター5体を生け贄に捧げ、「邪龍復活の儀式」により降臨。地・水・炎・風・闇属性のモンスターとの戦闘によっては破壊されない。召喚時、相手フィールド上に存在するカードを全てを破壊するが、そのターンは攻撃できない。
- 究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)
- 「カオス・ソルジャー」と「青眼の究極竜」が融合したモンスター。「DMクエスト」編で登場。後にドーマ編の対ダーツ戦で再登場するが、「オレイカルコス・キュトラー」によりダーツにダメージを与えることはできなかった。記憶編にも登場し、アテムが千年秤で自身の魂と記憶世界に入り込んだ海馬の「究極竜」と融合させ、ゾークと戦った。このカードと「ファイブ・ゴッド・ドラゴン」は現存するカードの中で5000という最も高い攻撃力と守備力を持つ。必殺技はギャラクシー・クラッシャー。
- 人造人間-サイコ・ショッカー
- バトルシティ編から登場したモンスターカード。エスパー絽場の主力カードだったが、絽場が城之内に敗れた後はアンティルールによって城之内の手に渡る。相手の罠カードを破壊する能力を持っており、このカードが場にある限り相手は罠カードを使用できない。高い攻撃力(2400)に加え、強力な特殊効果を持つため、城之内の切り札として活躍した。アニメでは「時の魔術師」のタイムマジックによる劣化効果を受け付けない特殊能力も持っていた。必殺技は電脳(サイバー)エナジーショック。
- インセクト女王(クイーン)
- バトルシティ編から登場した、羽蛾の新たな昆虫カード。羽蛾は「女王様」と呼んでいる。相手を破壊する度に昆虫族モンスターを産み、お互いのフィールドにいる昆虫族の数だけ攻撃力を上昇させる。羽蛾は城之内戦で相手のデッキに「寄生虫パラサイド」を仕込ませ、相手モンスターを全て昆虫族に変えて「虫除けバリアー」の効果でモンスターの攻撃を完全に防いだ。その一方で「インセクト女王」を召喚、攻撃力を上昇させ続けた。しかし「パラサイド」(装備カード)の効果を受け付けない「鉄の騎士ギア・フリード」の反撃によって敗北。このカードは城之内の手に渡った。原作では以後は出番が無いが、アニメではジーク戦で召喚されている。必殺技はクイーンズ・ヘル・ブレス。
- 鉄の騎士ギア・フリード
- 城之内愛用の戦士族モンスター。羽蛾の策略で不利な状況に追い込まれた城之内が打開策として召喚したモンスター。羽蛾のコンボを破る鍵となり、見事勝利。その後も城之内の主力として活躍する。装備カードを装備できない欠点とも言える効果を持つが、アニメではドーマ編で魔法カード「拘束解除」で「剣聖(ソード・マスター)ネイキッド・ギアフリード」になり、ドーマに着いた竜崎を倒した。
- 伝説のフィッシャーマン
- バトルシティ編で登場。「海」がフィールド上に存在していれば、姿が見えず、魔法を受けない。元々は梶木漁太のもので、彼にとって敬愛する父親の面影を感じさせる特別なカード。このカードが墓地に送られた際は、さらに強力なカード「要塞クジラ」があったにも関わらず、「このカードだけは墓地に置きたくなかった」と死者の生還で呼び戻すほどだった。「バトルシティ編で城之内にアンティカードとして譲り渡された。
- ダーク・ネクロフィア
- バトルシティ編で登場。自分の墓地に存在する悪魔族モンスター3体をゲームから除外する事で特殊召喚できる。バクラの使うオカルトデッキの切り札であり、後述する「ウィジャ盤」とのコンボで遊戯を苦しめた。必殺技は念眼殺。
- 聖獣セルケト
- バトルシティ編で登場。「封魂の聖杯」「セルケトの紋章」「王家の神殿」の3枚によって召喚される。聖櫃に封印されたカード「ラーの翼神竜」の守護神。破壊したモンスターを食べ、姿を変えながらその攻撃力の半分を吸収する。
- ギルフォード・ザ・ライトニング
- 城之内の愛用カードで、「真紅眼の黒竜」よりも更に高い攻撃力を持つ、城之内デッキ最強カード。このカードを3体の生贄を使って生贄召喚した場合、相手モンスターを全て破壊する能力を持つ。非常に強力なモンスターだが、バトルシティ準決勝のマリク戦以降、召喚されていない。アニメでは後に何度か登場。原作では相手モンスターの効果耐性を無視して破壊できるようだ(=神のカードも破壊できる?)。効果名はライトニング・サンダー。必殺技はライトニング・クラッシュソード。
- 絵札の三騎士(キングス・ナイト、クイーンズ・ナイト、ジャックス・ナイト)
- バトルシティで登場した遊戯の戦士族モンスター。「クイーンズ・ナイト」が場にいるときに「キングス・ナイト」が召喚されると「ジャックス・ナイト」を特殊召喚する能力を持つ(ただし、これは「キングス・ナイト」の効果で、「クイーンズ・ナイト」と「ジャックス・ナイト」は通常モンスターである。)神召喚の為に遊戯は必ずと言っていいほど使用するモンスターで、マリクとのデュエルでも「オシリス」の生贄となった。アニメではドーマ編でも活躍し、KCグランプリでは「ロイヤル・ストレート・スラッシャー」になった。また、遊戯王Rでは三騎士の融合モンスター「アルカナ・ナイト・ジョーカー」が登場した。
- ガーディアン・エアトス
- ドーマ編で登場し、「女神の聖剣」が自分のフィールド上に存在する場合召喚できる。また、自分の墓地にモンスターが存在しない場合、生贄は不要となる。ラフェールの切り札で、聖剣のソウルにより相手の墓地からモンスターカードが出る限り取り除き、その攻撃力を得ることができる。この効果により攻撃力は10000となり、遊戯は攻撃を受け敗北した。このカードが戦闘によって破壊された場合、「ガーディアン・デスサイス」を守備表示で特殊召喚できる。必殺技はフォビデン・ゴスペル、精霊のオペラ。
- 『遊戯王』に存在するカードの中で「BMG」と同等に根強い人気を持つ女の子モンスターであるが、現在までOCGの発売はない。
- ガーディアン・デスサイス
- ドーマ編で登場し、「エアトス」が墓地に埋葬されたときに特殊召喚された。ラフェールの負の怨念が具現化された歪みの象徴のモンスターである。召喚されたとき「死神の大鎌」が装備され、自分の墓地に存在するモンスターカード1枚につき攻撃力を500ポイントアップする。墓地に送られた場合でも手札を1枚捨てることで復活する不死者。「デスサイス」が存在する限り、プレイヤーはモンスターを召喚・特殊召喚することはできない。また、攻撃時にプレイヤーの「デスサイス」以外のモンスターを墓地に送る。ラフェールは「服従」「魂狩りのデスエンド」を使用し、相手に守備表示をさせないようにした。必殺技はフォビデン・レクイエム。
- 魔空要塞ジグラート
- ドーマ編で登場したモンスターカード。ドーマの三銃士アメルダの切り札であり、アメルダが持っている人形をした要塞。魔法カード「魔空合進」の効果で3体のモンスターを生け贄に捧げた場合のみ召喚でき、魔法、罠を受け付けず、自分のエンドフェイズごとに攻守0の「トイロボット」トークンを召喚する。また、相手は「トイロボット」トークンを必ず攻撃しなければならない。
- 古代竜(エンシェント・ドラゴン)
- KCグランプリ編、マスク・ザ・ロックが城之内とのデュエルで使用した。「古の扉」「古の巨人」「古の書物」がフィールドに存在するときに「古の都」により特殊召喚できる古代の秘宝のような幻のモンスターカード。また、「古の扉」を出現させるには「古の鍵」と、表示形式を攻撃、守備、攻撃と3回変更した「石の巨人」トークン2体を生贄に捧げなくてはならない。「エンシェント・ドラゴン」は「古の都」が存在する限り、何度でも蘇り、相手モンスターを破壊した場合、相手守備モンスターを全て破壊する特殊効果をもつ。
- 特殊召喚が大変なモンスターであるのに、攻撃力2800と見返りは少ないが、その達成感をマスク・ザ・ロックは楽しんでいた。勝負に必死な城之内に向けてのメッセージを持ったモンスターでもある。必殺技はゴールデン・ボンバー。
- 破壊竜ガンドラ
- 記憶の世界でのバクラとのデュエルで遊戯が使用したドラゴン族カード。自分も含むフィールド上の全てのカードを破壊する効果を持つ。共通効果として召喚ターンしか存在することができないが、絶大な効果を有しており、その名の通り正に破壊竜である。遊戯が使うには凶悪すぎるカードであったが、これはアテムとの決別を意味したカードでもある。必殺技はデストロイ・ギガ・レイズ。
[編集] 魔法(マジック)カード/罠(トラップ)カード
- 死者蘇生
- お互いの墓地からモンスターを場に出すことができる魔法カード。その便利さから、多くのデュエリストがデッキに投入し、使用している。バトルシティ編では、制限カードのためデッキには1枚までしか入れることはできない。また、遊戯からアテムへのメッセージを秘めたカードでもある。
- トゥーン・ワールド
- ペガサスが使用した魔法カード。作中では世界でただ1枚しかないペガサス専用のカードである。このカードが場に出ている限り、自分のモンスターは全てトゥーンモンスター(カートゥーンのような姿に変貌したモンスター)になる。トゥーンモンスターはトゥーンモンスターでしか倒せないため、通常モンスターの攻撃は一切通用しない。ペガサスはこのカードと千年眼の力で海馬を倒し、遊戯を圧倒したが、「魔法効果の矢」で打ち破られた。続編のGXではリメイクカードの「トゥーン・キングダム」が登場した。
- デビルズ・サンクチュアリ
- バトルシティ決勝で海馬が「ラー」攻略のキーカードとして遊戯に手渡したカード。「メタルデビル・トークン」を特殊召喚するカードで、遊戯はこのカードで「ラー」の1ターンキルを防いだ。原作、アニメではこれで出番は終了したが、GXでは上級モンスター召喚の生贄用として使用頻度が高い。
- ノルンの三姉妹「女神ウルドの裁断」「女神ヴェルダンディの導き」「女神スクルドの託宣」
- KCグランプリ編で登場した永続魔法。ジークの愛用カード。「スクルド」は未来を司り、1ターンに一度相手のデッキの上から3枚を見て順序を入れ替える。「ヴェルダンディ」は現在を司り、1ターンに一度相手デッキの一番上の種類を言い当て、正解した場合そのカードはフィールドに(モンスターの場合、裏守備表示で)セットされる。「ウルド」は過去を司り、1ターンに一度相手のリバースカードを言い当て、正解した場合ゲームから除外する。
- ジークはさらに「ニーベルングの指輪」を装備させてコントロールを奪い、相手にドローフェイズに2枚引かせ、モンスターカードが含まれる場合そのカードを捨てさせた。そして、「英雄の架橋-ビヴロスト」により除外させたカードの数だけ「ワルキューレ-ヴリュンヒルデ」の攻撃力を500アップさせるという、カード抹殺コンボを完成させた。
- シュトロームベルクの金の城
- KCグランプリ編で登場した永続魔法。ジークがレオンに渡し使用させた。テキストデータを書き換えているため、通常のテキストにはない効果をもつ無敵のカード。毎ターン、レベル4以下のモンスターカードをデッキから特殊召喚でき、お互いのターンに強制的に戦闘を行う。相手モンスターが攻撃してきた場合、それを無効にし、そのモンスターの半分の攻撃力を相手プレイヤーに与え、破壊する。さらに自分が支払わなければならない、ターンごとにデッキの半分を墓地に送るというコストを相手に変更している。また、このカードは魔法・罠・モンスター効果を無効にし破壊されない。
- ウィジャ盤
- バクラが使用した罠カード。「D」の文字が書かれている。このカードが場に出されるとターンごとに死のメッセージカード「E」「A」「T」「H」が並べられ、4ターン後にはLPに関係なくプレイヤーの勝利が確定する。アニメではフィールド魔法「ダーク・サンクチュアリ」とコンボで使用。「ダーク・サンクチュアリ」は「ダーク・ネクロフィア」が墓地に埋葬されたときに発動し、自分のモンスターゾーンに魔法・罠カードをセットできる。また、毎ターン怨霊を相手モンスター1体に憑依し、攻撃不能にさせ、攻撃力の半分を相手のLPに与え、もう半分を自分のLPに加算する効果も持つ。さらにバクラは「暗黒の扉」でお互いの攻撃可能なモンスターを1体のみに限定し、憑依対象以外が攻撃宣言した場合「沈黙の邪悪霊」の効果で憑依モンスターに攻撃させ、この間に「ウィジャ盤」による死のメッセージを完成させようとした。原作では「ダーク・ネクロフィア」が「ダーク・サンクチュアリ」の効果を備え、「ウィジャ盤」の発動条件となっていた。
[編集] 三幻神
絶大な力を持つ三枚のカード「オベリスクの巨神兵」「オシリスの天空竜」「ラーの翼神竜」の総称。三千年前の古代エジプトの神官(セト)が残した壁画を見たペガサスが、そこに刻まれていた三体の幻神獣の絵を元に作り上げた。この三枚のカードはまるで本物の神が宿ったかの様に強大な力を持ってしまい、その力を恐れたペガサスは王家の谷に封印した。だが、グールズの手によって「オシリス」「ラー」は盗み出され、「オベリスク」はイシズを通じて海馬の手に渡った。バトルシティの戦いを経て、三枚のカードはアテムの元に集まった。この三枚のカードはアテムの記憶を呼び覚ます鍵でもある。神のカードは三体のモンスターを生贄に捧げる事によって召喚出来、大半の魔法・罠・効果モンスターは無効にされ、有効の場合は1ターンのみとなる(その為、蘇生カードを使っても1ターン後に墓地に戻る)。
- このカードを元に『R』では邪神獣「邪神ドレッド・ルート」「邪神アバター」「邪神イレイザー」のカードが、新シリーズの『GX』では三幻魔「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のカードが製作された。三幻神の実際のカードはゲームボーイカラーソフト『遊戯王デュエルモンスターズ4~最強決闘者戦記~』の特典として配付されたが、余りに極端な効果の為公式ゲームでは使う事が出来ない。(そもそも効果が書かれておらず、同ゲームの攻略本のお遊び企画で効果が付けられたのみ。裏面の色が異なっている。)後にコンピュータゲームでは使用可能になったが、バランスを考えて劇中とは効果が大きく低下している。
- オベリスクの巨神兵(大地の神)
- 劇中に最初に登場した神のカード。恐らくランク的には最弱の神。青い体と圧倒的な巨体が特徴。三幻神の中で唯一、4000ポイントという攻撃力・守備力が初めから設定されている。2体のモンスターを生贄に捧げる事で攻撃力を∞(無限大)まで上げ、全ての敵モンスターを破壊する特殊能力「ゴッド・ハンド・インパクト」を持つ。記憶編ではアテムの精霊として登場。現代のオベリスクとは若干形状が違っており、角や胸に模様が入っている。
- 必殺技はゴッド・ハンド・クラッシャー、ゴッド・ハンド・インパクト、映画のみインフィニティ・ゴッド・インパクト。
- デュエルモンスターズ4での効果は敵のモンスターを全滅させ、相手に4000のダメージを与えるもので、三幻神の中ではオリジナルに最も近い能力となっている。
- オシリスの天空竜(天空の神)
- 二つの口を持った赤い龍のような姿をした神。自分の手札の枚数×1000によって攻撃力、守備力が増減するという特徴がある。敵モンスターが召喚されると攻撃力2000の攻撃を自動的に行なう為、攻撃力又は守備力が2000以下のモンスターは召喚する事さえ出来ず、又攻撃力・守備力2000以上のモンスターも、ステータスが2000削られるのでほぼ無力化してしまうという、徹底的な相手モンスターのシャットアウト能力を持つ。
- グールズに奪われ、最初は強力な敵モンスターとして遊戯を苦しめたが、その後は遊戯の手に渡り、バトルシティ決勝大会を勝ち進む切り札となった。記憶編にも登場し、得意の空中戦でバクラのディアバウンドを追い詰めるものの、最後は倒されてしまった。最終章である遊戯とアテムの別れの戦いではアテムの切り札として登場。
- 必殺技は(超電導波)サンダーフォース、相手の攻撃力を下げる効果名は召雷弾。
- デュエルモンスターズ4では攻守共にオベリスクと同じく4000で手札1枚につき攻守が500ずつパワーアップするという効果を持つが、ゲームプログラムの制約上、2段階(つまり攻守5000)迄しか強化出来ない。しかしデュエルモンスターズ7並び同8では手札一枚につき3段階(1500)アップに強化され、その能力アップの制限自体が存在しない上、裏側表示にして更なる効果の使用も可能なため、最大で攻守55000のまさしく「神」と呼べる攻撃力を手にすることが出来る。
- ラーの翼神竜(太陽の神)
- 三体の神の中で頂点に君臨するカード。普通に召喚された場合、スフィア・モードと呼ばれる球体で攻撃も守備も出来ない。カードに書かれた古代神官文字(ヒエラティックテキスト)の呪文を読み上げる事によって変形し戦闘形態となる為、古代神官文字を読める者にしか扱えない。尚、ラーの攻撃力と守備力は生贄にした三体のモンスターの攻撃力・守備力を合計した数値となる。その為、生贄無しで召喚した場合、攻撃力・守備力は0になるが、「古代神官文字を唱えたブレイヤーにのみ従う」、「プレイヤーのLPを1ポイントだけ残して引いた数値と、任意で生贄にした自軍の他のモンスターの攻撃力分の数値を自身の攻撃力に加える事が出来る」、「LPを1000P支払う事によって、神を含むあらゆる敵モンスター1体を破壊する」という3つの特殊効果を持つ特殊極まるカード。
- 神の頂点に位置するだけあり、全てのモンスターの効果に対して無敵ともいえる耐性を誇るが、本アニメでは神の効果だけは有効と修正されている。
- 必殺技はゴッド・ブレイズ・キャノン、モンスター破壊の効果名はゴッド・フェニックス。
- デュエルモンスターズ4では他の2体と同じく攻守共に4000、効果は敵のモンスター全てと敵味方の墓地のカードを自分の場に召喚するというもの。開発当時、ラーの翼神竜の能力がまだ不明だった為、オリジナルとは全く異なる能力となっている。また、DM7ではCPU(マリク)専用カードとしてプレイヤーの使用は出来なかったが、DM8では逆にプレイヤーカードとして「スフィア・モード」「戦闘モード」「フェニックス・モード」の三形態(全て別のカード扱い)を手に入れることが出来る。戦闘モードの効果は「自分のライフ-1のダメージを与える」という、原作・アニメの「1ターンキル」を再現した能力であり、スフィア・モード(攻守ともに0)以外の2体は他の神同様初期ステータスが攻守4000と指定された。
[編集] アーマーモンスター
ドーマの三銃士ヴァロンの主力である。プレイヤーに装着し攻撃するという特異なモンスターだが、大半が攻撃力0である代わりに強力な効果を持っている。要となる「サイキック・アーマー・ヘッド」を元に様々なアーマーを召喚する。ヴァロンは「アーマード・グラビテーション」によって一気に全てのアーマーを装着し攻撃する戦法を得意とする。アーマーモンスターは共通として1ターンに1体しか攻撃できないが、身代わりの効果を持っている。また、装着せずに使用する「ダブルクロス・アーマー」も存在する。
- サイキック・アーマー・ヘッド
- プレイヤーに装着する頭部のパーツ。ドローフェイズを行う代わりに、、デッキから「アーマーモンスター」1体を手札に加えることができる。また、墓地に存在する時、このモンスターを特殊召喚できる。ちなみに、頭部のためか相手の情報を常に解析までしてくれている。
- トラップバスター・アーマー
- プレイヤーに装着する左手のパーツ。
- オーバーブースト・アーマー
- プレイヤーに装着する足のパーツ。
- ビックバンブロー・アーマー
- プレイヤーに装着する右手のパーツ。このモンスターが戦闘で破壊されたとき、場にいるモンスターを全て破壊し、破壊されたモンスターの攻撃力の合計分のダメージを各プレイヤーは受ける。必殺技はジ・エンド・オブ・クラッシャー。
- アクティブガード・アーマー
- プレイヤーに装着する体のパーツ。プレイヤーに発生する効果ダメージを0にする。
- バーニングナックル・アーマー
- プレイヤーに装着する右腕のパーツ。場に存在する「アーマーモンスター」1体につき、攻撃力が200ポイントアップする。また、戦闘を行ったモンスターの攻撃力を、このモンスターの攻撃力分下げる。
- ジェットガントレット・アーマー
- プレイヤーに装着する左腕のパーツ。このモンスターが破壊されたとき、相手モンスターを1体破壊する。
- バスターナックル・アーマー
- プレイヤーに装着する右腕のパーツ。場に存在する「アーマーモンスター」1体につき、攻撃力が200ポイントアップする。
- アドバンスドシールド・アーマー
- プレイヤーに装着する盾のパーツ。
- バスターパイル・アーマー
- プレイヤーに装着する右腕のパーツ。戦闘時にこのモンスターが受けるダメージは0になり、戦闘を行った相手モンスターを破壊する。さらに、相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与える。
- ブラックホールシールド・アーマー
- プレイヤーに装着する左腕のパーツ。このモンスターが破壊されたとき、プレイヤーへのダメージを0にすることができる。
[編集] 伝説の竜
かつてデュエルモンスターズの世界を救い、その時の戦いで力を封印された名前すら忘れ去られた三体の竜。選ばれた決闘者のみがその封印を解くことが出来ると言われている。ペガサスもその存在を認知しており、竜を仮の姿と称している。遊戯、海馬、城之内が選ばれた。
- ティマイオスの眼
- 効果はモンスターと合体して新たなモンスターとなる。グリモ戦後で遊戯が選ばれ、初陣はラフェールとの初戦であった。合体したモンスターは、「ブラック・マジシャン」と「ブラック・マジシャン・ガール」。出現したカードは「アミュレットドラゴン」、「竜騎士ブラック・マジシャン・ガール」。
- 本当の伝説の三騎士ティマイオスの姿は遊戯に似ており片目に傷を持つ隻眼。そのモンスター効果は「クリティウス」と「ヘルモス」と合体する事で攻撃力∞の「合神竜」となる。
- クリティウスの牙
- 効果は罠カードと合体して新たなモンスターとなる。決闘者の王国でのアメルダとのデュエルの最中に海馬が選ばれ、その時に使用される。合体した罠カードは「死のデッキ破壊ウィルス」、「タイラント・ウイング」、「聖なるバリア ミラーフォース」。出現したカードは「デスウィルス・ドラゴン」、「タイラント・バーストドラゴン」、「ミラーフォース・ドラゴン」。
- 本当の伝説の三騎士クリティウスの姿は海馬に似ている。そのモンスター効果は、デュエル中に使用した罠カードを吸収し発動する。
- ヘルモスの爪
- 効果はモンスターと合体して新たな装備カードとなる。ドーマに入った舞とのデュエルの最中に城之内が選ばれ、その場で使用される。合体したモンスターは「時の魔術師」、「真紅眼の黒竜」、「ロケット戦士」、「ビッグバンブロー・アーマー」、「クィーンズ・ナイト」。出現したカードは「タイムマジック・ハンマー」、「レッドアイズ・ブラックドラゴン・ソード」、「ロケットヘルモスキャノン」、「ビッグバンドラゴンブロウ」、「女神の聖弓 アルテミス」。
- 本当の伝説の三騎士ヘルモスの姿は城之内に似ている。そのモンスター効果は、墓地のモンスター効果を吸収する。また、デッキからモンスターを3体吸収することで受けた攻撃を3倍にして跳ね返す。
- レジェンド・オブ・ハート
- 伝説の竜を真の姿である伝説の騎士にするカード。1000ポイントのライフと自分の場の戦士族を生け贄に捧げることで伝説の騎士を特殊召喚する。
[編集] オレイカルコス
- オレイカルコスの結界
- 秘密結社ドーマの面々が使用したフィールド魔法カード。フィールド魔法だが、デュエル中に及ぶ効果は自分のみに適用される。自分のモンスターの攻撃力を500ポイントアップさせ、魔法や罠のカードを置くゾーンにもモンスターカードを召喚できる。
- このカードを使用した場合、デュエルの敗者は魂を抜き取られ、オレイカルコスの神の生贄となる。また、オレイカルコスの力以外では、いかなる方法をもっても無効にはできない。使用中はプレイヤーと場のモンスターの額にオレイカルコスの結界陣が浮き出し、目が赤く光るという特徴がある。
- ダーツのみが持つ第二の結界「オレイカルコス・デウテロス」、第三の結界「オレイカルコス・トリトス」によって生まれるオレイカルコスの三重結界はさらに以下の効果が全て付け加えられ、まさに鉄壁の結界となる。
- オレイカルコス・デウテロス:毎ターン、自分の場にいるモンスター1体につき、500ポイントのライフを回復する。また、自分の場にいるモンスター1体を生贄にすることで、相手モンスターの攻撃を無効にし破壊する。
- オレイカルコス・トリトス:自分のモンスターへの魔法・罠を無効にする。
- ミラーナイト・コーリング
- 儀式魔法「オレイカルコス・ミラー」で召喚するモンスター。召喚時に「ミラーナイト」を特殊召喚する効果を持ち、「ミラーナイト」の鏡の盾を再生する。
- ミラーナイト
- 「ミラーナイト・コーリング」の効果で特殊召喚されるモンスター。攻撃力0のモンスターだが、戦闘する相手モンスターと同じ攻撃力となり、鏡の盾がある限り破壊されない。さらに「ミラーナイト・コーリング」が存在する限り、鏡の盾は再生し続ける。これにより、遊戯と海馬の最強モンスターは簡単に倒されてしまった。
- オレイカルコス・シュノロス
- 「オレイカルコス・キュトラー」(相手モンスターから受ける全てのプレイヤーへの戦闘ダメージを無効にし吸収する)によって特殊召喚されたモンスター。以下の右腕と左腕と共に召喚される。その攻撃力は、「キュトラー」が吸収した合計となる。遊戯との対戦では20000という驚異的な攻撃力を得た。また、戦闘するたびに相手モンスターの攻撃力分を下げなければならない。必殺技はフォトン・リング。
- オレイカルコス・デクシア:「シュノロス」の右腕。「シュノロス」が存在する場合、破壊する事はできない。この攻撃力は相手モンスターの攻守を常に300ポイント上回る究極の剣。
- オレイカルコス・アリステロス:「シュノロス」の左腕。「シュノロス」が存在する場合、破壊する事はできない。この攻撃力は相手モンスターの攻撃力を常に300ポイント上回り、全ての攻撃を受け止める究極の盾。
- 蛇神ゲー
- 「シュノロス」の攻撃力が0になった時、10000以上のLPと手札を全て捧げることで特殊召喚されるモンスター。その攻撃力は∞という恐るべき力を持つ。攻撃のコストとしてデッキから10枚墓地に捨てる必要がある。召喚された時、自分のLPが0になった時に敗北するというルールは無視され、「蛇神ゲー」が破壊された時に敗北となる。最後には、「伝説の三騎士」の無限のループ・絆の力によって倒される。必殺技はインフィニティ・エンド。
- オレイカルコスの神
- ダーツが自らの魂を捧げ、復活した「巨大竜リヴァイアサン」。その力は遊戯・海馬・城之内の最強モンスターや「伝説の三騎士」の力をもってしても太刀打ちできない巨大な敵。遊戯は絆の力を信じて「三幻神」を召喚し、倒すことに成功したかのように見えた。しかし、遊戯が脱出しようとしたとき、ダーツと共に本当の姿を現した…。
[編集] デュエルモンスターズ以外のゲームについて
[編集] DDM(ダンジョン・ダイス・モンスターズ)
御伽龍児が生み出したゲーム。原作ではDDD(ドラゴン・ダイス&ダンジョンズ)と称されていた。様々な紋章が描かれたダイスを振ってモンスターを召喚。自分が振ったダイスを展開させてダンジョンにしてモンスターを動かし、戦わせる。原作ではこのゲームのオリジナルモンスターが使われたが、アニメでは御伽がペガサスに売り込みをした事により、ブラック・マジシャンなどデュエルモンスターズのモンスターも取り入れられていた。またデュエルモンスターズの方にもこのゲームを参考にしたと思われるカードが作られ、御伽が使用している。
[編集] デッキマスター
乃亜編で使用されたデュエルモンスターズの特殊ルール。ゲームそのものは通常のデュエルモンスターズと同じだが、以下の点が異なる。
- 自分のデッキからモンスターカードを一枚選び、そのモンスターを自分のデッキマスターとする。デッキマスターはフィールドとは別の場所に置いておく。
- デッキマスターはそれぞれ「デッキマスター能力」という特殊効果を持つ。この効果は相手ターン中にも使用でき、発動と効果は無効化されない。
- デッキマスターは自分のモンスターとして自分の場に特殊召喚することができる。デッキマスターは生け贄召喚のための生け贄にはできないが、儀式召喚の生け贄と融合素材としては使用することができる。
- デッキマスターが墓地に送られたプレイヤーは、そのデュエルに敗北する。また、デッキマスターを融合素材にした場合と儀式召喚の生け贄にした場合は、それによって召喚されたモンスターが墓地に送られた時、そのプレイヤーはデュエルに敗北する。
アニメに登場したデッキマスターとその効果は、以下に掲載する。モンスター名の後の名前は使用したプレイヤーである。
- 青眼の白龍(海馬[コンピューター])
- デッキマスターのこのカードを素材とした「青眼の究極竜」は融合したターンに攻撃できる。
- 絶対防御将軍(コンピューター)
- 絶対防御バリア:相手が攻撃宣言した時にライフを1000ポイント支払い攻撃してきた相手モンスターを破壊する。
- 深海の戦士(ビッグ1)
- リフレクター・ホール:自分の場のモンスター2体を生け贄に捧げる事で、相手モンスター1体のモンスターへの攻撃を無効にし、そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果は何度でも使用できる。ダイレクトアタックには使用できない。
- クリボー(遊戯)
- 相手からの致死量の戦闘ダメージを1度だけ0にすることができる。その後、クリボーは場に特殊召喚される。
- ペンギン・ナイトメア(ビッグ2)
- 自分の場の水属性モンスターの攻撃力を200ポイントUPする。
- ブラック・マジシャンガール(杏子)
- ソウル・サークル:場に召喚された時、自分の墓地の魔法使い族モンスターの数だけデッキからカードをドローする。
- ジャッジ・マン(ビッグ3)
- 無期懲役:1000LP払う事によって発動。相手の場のモンスターを全てゲームから除外。除外したモンスター1体につき500ポイントのダメージを相手に与える。
- 炎の剣士(城之内)
- このモンスターの攻撃力を100単位で味方の戦士族モンスターの攻撃力に供給する(供給した分だけ自身の攻撃力は減る)。
- 機械軍曹(ビッグ4)
- 支援砲撃:自分の手札の機械族モンスターを捨てることで相手プレイヤーに500ポイントのダメージを与える。
- レアメタル・ナイト(本田)
- 場に伏せカードをセットすることで攻撃力を1000ポイントUPする。
- 本田は苦し紛れにデッキマスター能力でこのカードの攻撃力を上げるが…。
- 速攻の黒(ブラック)忍者(御伽)
- 手札を2枚捨て自分の場以外に置かれた伏せカード1枚を自分のカードとして使用する。
- 心眼の女神(静香)
- フュージョニック・アイ:手札の魔法カードを捨てることで、融合カードを使わなくても自分のモンスター2体を融合させる事が可能。
- 人造人間-サイコ・ショッカー(ビッグ5)
- 相手の罠カードの発動と効果を永続的に無効化する。自分は罠カードを使用可能。
- ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-(海馬)
- 500LPを払う事で自分の手札のドラゴン族モンスター1体を通常召喚する機会を得る。
- ブラック・マジシャン(遊戯)
- セパレート・マジック:ライフを1000ポイント支払うことでこのターンに使用した魔法カードを墓地から1枚手札に加える。
- カイザー・シーホース(海馬→遊戯)
- 光属性の上級モンスターを生け贄召喚する際、その生け贄を1体だけ減らすことができる。
- 奇跡の方舟(乃亜)
- 収容能力:互いの墓地に送られるべきモンスターカードと墓地に存在するモンスターカードを方舟に収容する。
- 絶対防御:攻撃されたとき攻撃モンスターの数だけ方舟から守備モンスターをランダムに選び場に出す。
- 生命の回復:収容されたモンスターを全て除外し、1体につき500LP回復する。
- 能力を発動しはじめてから7ターン後、天界王シナトとなる。
- 天界王シナト(乃亜)
- 相手に与えたダメージの数値分、自分のライフを回復する。
- 輪廻転生:場に出ているこのカードが破壊されそうになったとき、その破壊を無効にして再びデッキマスター本来の位置に戻る。この能力を使用した後は再びシナトを召還することはできない。
- 勘違いしやすいが守備モンスターを破壊すると相手のライフを半分にする能力も持っているがこれはシナト自身の特殊能力である。
[編集] 決闘(ディアハ)
三千年前の古代エジプトで行なわれていた戦いの儀で、デュエルモンスターズの原型ともいえる儀式。自らの心の映し身である精霊や、罪人の悪しき心に宿る魔物を召喚して戦わせる(ただし悪人でも自身の行いに罪悪感を感じていなければ精霊を召喚できる)。アニメでは精霊を召喚する際にデュエルディスクに酷似した道具「ディアディアンク」を使用する。
[編集] スタッフ
- エグゼクティブプロデューサー:岩田圭介(TV TOKYO)・長沼孝一郎(nas)・山路則隆(集英社)
- 企画プロデューサー:戸澤更成(TV TOKYO)・生田英隆(nas)・鳥嶋和彦(集英社)
- シリーズ構成:武上純希・吉田伸・面出明美
- デュエルアドバイザー:彦久保雅博
- キャラクターデザイン:荒木伸吾、姫野美智
- モンスターデザイン:加々美高浩、高橋和徳、星野浩一
- 美術監督:坂本信人→宮前光春
- 色彩設計:中村千穂
- 撮影監督:枝光弘明
- 編集:中川晶男、近藤康弘
- 音楽:光宗信吉
- 録音監督:三ツ矢雄二
- 音響監督:平光琢也
- 効果:野口透(アニメサウンド)
- 録音調整:山田均
- 録音助手:福島永里佳
- 録音スタジオ:神南スタジオ
- 録音制作担当:立石弥生
- 録音制作:神南スタジオ
- キャスティング:ネルケプランニング 松田誠、原田三穂
- 撮影:ゆめ太カンパニー・サンシャインデジタル・ゼクシス・ぎゃろっぷ・G・TACラボ・エースクリエイション
- ビデオ編集:杉森豪→知識優→今井雅勝
- プロデューサー補:→笹田直樹(現dentsu)
- ラインプロデューサー:別府幸司
- プロデューサー:五島尚武(TV TOKYO)・麻生一宏(nas)
- 監督:杉島邦久
- アニメーション制作プロダクション:スタジオぎゃろっぷ
- 製作:TV TOKYO・nas
[編集] サブタイトル
- 戦慄のブルーアイズ・ホワイトドラゴン
- 幻想師(イリュージョニスト)ノー・フェイスの罠
- 失われしエクゾディア
- インセクターコンボ
- 究極完全態グレート・モス
- 華麗なるハーピィ・レディ
- 海神リバイアサン
- 奪われたブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン
- 起死回生! マジカルシルクハット
- 逆襲のブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン
- 友情パワー! バーバリアン1号・2号
- 黒き炎! レッドアイズ・ブラックドラゴン
- メタモルポットの罠! 炎の剣士危うし
- 漆黒のデュエル! 闇晦ましの城
- 闇を切り裂け! 光の護封剣
- 激突! ブルーアイズVSレッドアイズ
- 恐怖! リビングデッドの呼び声
- 右手に盾を左手に剣を
- 迷宮のタッグ・デュエル
- 三神合体! ゲート・ガーディアン
- 悪魔竜! ブラック・デーモンズ・ドラゴン
- 宿命のデュエル! 遊戯VS海馬
- 最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルテイメット・ドラゴン)
- クリボー増殖! 驚愕の結末
- 涙のデュエル! フレンドシップ
- モクバを救え! 海馬VSペガサス
- 海馬散る! 無敵のトゥーンワールド
- 決戦前夜! ペガサスの秘密
- 絶体絶命! 誘惑のシャドウ
- 伝説の最強戦士 カオス・ソルジャー降臨
- 凶悪・重機械(ヘヴィメタル)デッキ
- 時を超えろ! レッドアイズ・ブラックメタルドラゴン
- 友情の決勝戦 遊戯VS城之内(前編)
- 友情の決勝戦 遊戯VS城之内(後編)
- 最終決闘(ファイナルデュエル) 遊戯VSペガサス
- 攻略不能!? 無敵のトゥーン軍団
- 反撃開始! マインドシャッフル
- 邪眼発動 サクリファイス
- 光と闇の融合 ブラックカオス降臨
- キング・オブ・デュエリスト
- アメリカからきた少女
- 必殺のシャドーグール
- ビッグ5の罠 デュエルモンスターズクエスト
- DMクエスト2 伝説の勇者 遊戯
- DMクエスト3 マスター・オブ・ドラゴンナイト
- なぞの転校生 御伽龍児
- 対決! ダンジョンダイスモンスターズ
- 遊戯苦戦 ゴッドオーガスの猛攻
- 奇跡のディメンジョン ブラックマジシャン召喚
- 過去からの挑戦 戦慄のゼラ
- 砕かれた千年パズル
- 失われた王(ファラオ)の記憶
- 炎のダンスバトル
- この町は、バトルシティとなる!
- グールズ強襲 狙われた真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)
- 激闘! バトルシティ開幕
- 逆転 連鎖破壊(チェーンデストラクション)
- エスパー絽場 サイキックデッキの恐怖
- 勇気ある賭け 廻れルーレットスパイダー
- ブラックマジシャン使い パンドラ
- 魂のブラックマジック
- 魔術師(マジシャン)の弟子 ブラックマジシャンガール
- 復讐の罠 暴走!パラサイド
- 鋼鉄(はがね)の騎士 ギアフリード
- マリク始動 神のコンボ
- オシリスの天空竜
- 神を越えろ! 究極の無限ループ
- 見えない敵 シーステルス||
- 伝説のフィッシャーマン
- 仮面の呪縛 高層デュエル
- 封じられた神のカード
- 結束せよ!
- オベリスクの巨神兵
- 絆
- 非情の決闘(デュエル) 遊戯VS城之内
- 届け! 友情の真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)
- 絶望へのカウントダウン
- ボクを撃て! 運命のラストターン
- ゴーストデッキVSオカルトデッキ
- 忍者使い(ニンジャマスター)マグナム見参
- バトルシップ発進!
- 天空のファーストデュエル 遊戯vs闇の獏良
- 死を呼ぶウィジャ盤
- 闇を砕け 神の一撃!
- 秘められた力 神のカードの謎
- 城之内VSトラップデッキ
- 受け継ぎし魂(カード) サイコショッカー反撃!
- ラーの翼神竜を召喚せよ
- ラーの怒り 立て!城之内
- 舞VSマリク 闇のデュエル
- 神のカードを奪え
- 古代神官文字(ヒエラティック・テキスト)の謎
- 海馬VS八人目のデュエリスト
- 未来を変える一撃
- 明かされるイシュタール家の真実
- 闇(マリク)対闇(獏良)
- ONE TURN KILL
- 未知なる挑戦者 巨大機動要塞浮上
- デッキマスター深海の戦士
- 恐怖の再生コンボ
- 反撃のレインボーアーチ
- 氷上の決闘(デュエル) 狙われた杏子
- 輝け! 賢者の宝石
- デッキマスタージャッジマンの裁き
- 勝利への賭け
- 男の花道 本田玉砕
- 聖女ジャンヌ 三位一体の攻撃
- さらわれたモクバ 海馬VSサイコショッカー
- 宇宙からの攻撃 サテライトキャノン
- 深まる謎 乃亜の正体
- ビッグ5の逆襲
- 狙われた城之内 勝利への連係プレー
- 倒せ! ファイブゴッドドラゴン
- 乃亜VS瀬人 天地創造の決闘(デュエル)
- 無敵 デッキマスター天界の方舟
- モクバを救え! 運命の第七ターン
- 引き継ぎし山札(デッキ) 遊戯VS乃亜
- LP10000VS100!!
- 海馬家の闇
- エクゾディア・ネクロス
- 脱出!!
- 決戦の地 アルカトラズ
- バトルロイヤル!
- それぞれの対戦者
- 闇の準決勝 城之内VSマリク
- 地獄の詩人ヘルポエマー
- 逆転! 稲妻の戦士(ギルフォード・ザ・ライトニング)
- 城之内死す
- 天空闘戯場(てんくうコロシアム) 遊戯VS海馬
- 神を喚ぶ三騎士
- 激突! 神(オシリス)VS神(オベリスク)
- 受け継ぎし宿命の決闘(デュエル)
- 友との誓い 真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)
- 憎しみを撃て! ブラックパラディン
- 炎の凡骨ロード 城之内VS海馬
- 青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)VS青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)
- 真のデュエリストへの道
- 決勝戦(ファイナル) 遊戯VSマリク
- 悪魔の聖域(デビルズサンクチュアリ) 発動!
- 不死の壁 ゴッドスライム
- オベリスクの怒り ソウルエナジーMAX
- バトルシティ終結!
- アルカトラズ炎上
- 兆(きざし)
- 新たなる闇の鼓動
- オレイカルコスの結界
- 名もなき竜 ティマイオス
- ペガサスからの招待状
- トゥーンワールドの悪夢
- 目覚めよ! クリティウス
- 予期せぬ敵
- 闇に堕ちた舞
- よみがえれ! 第三の竜
- ヘルモスの奇跡
- ターゲットは名もなき王(ファラオ)
- 遊戯VSラフェール 鉄壁のガーディアンデッキ
- ドーマの真実
- 遊戯の中の闇 ティマイオス消滅
- 引きさかれた魂
- 暴走特急デュエル
- パワーアップデッキ! 羽蛾&竜崎
- ティマイオス発動せず
- 対決! 二人の遊戯
- オレイカルコス・ソルジャー
- ヴァロン始動! 謎のアーマーデッキ
- 復讐のアメルダ 大空中決闘(デュエル)
- 天空の要塞 ジグラート
- 忍びよるダーツの影
- 激突! 城之内VSヴァロン
- フルアーマー・グラビテーション
- 響きあう魂(ソウル)
- 激闘の果てに
- 苦い勝利
- 運命の決闘(デュエル)! 遊戯VSラフェール
- 不死身! ガーディアン・デスサイス
- 心の闇を撃て!
- 決戦の地へ! ダーツVS遊戯&海馬
- アトランティスの悲劇
- 囚われのミラーナイト
- オレイカルコスの三重結界
- よみがえれ! 伝説の三騎士
- 攻撃力∞(むげんだい) 蛇神(じゃしん)ゲー
- 神神の戦い
- 光の中を歩め
- KCグランプリ開幕
- 動きだした陰謀
- 城之内VSマスク・ザ・ロック
- 幻の古代竜(エンシェント・ドラゴン)
- 熱闘! レベッカVSヴィヴィアン
- 城之内VSジーク 華麗なる決闘
- モンスター抹殺の女神
- 天才少女(レベッカ)VS天才少年(レオン)
- おとぎの国のレオン
- 海馬乱入! グランプリ決勝戦
- 戦女神(ワルキューレ)VS青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)
- デュエルキング決定戦 遊戯VSレオン
- シュトロームベルクの金の城
- KCグランプリ終結
- 究極のゲーム
- 動きだした闇のバクラ
- 開かれた記憶の扉
- 盗賊王バクラ見参!
- マハードの決意
- 死闘! マハードVSバクラ
- 青い瞳のキサラ
- 千年アイテム誕生の秘密
- 巻き戻る時間(とき)
- 生きていたファラオ
- 死霊の村
- 盗賊王バクラの最期
- 新たなるステージ
- 闇の大神官
- 邪神復活へのカウントダウン
- 白き龍
- 大邪神ゾーク復活
- 伝説の守護神エクゾディア復活!
- 召喚! 三幻神
- ゾークVS青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)
- 王(ファラオ)の名のもとに!!
- 最後の試練
- 運命のラストデュエル
- 三幻神を倒せ!
- 強き心 優しき心
- 光の中へ完結する物語
[編集] 主題歌
[編集] オープニングテーマ
- 『voice』 (第1話 - 第48話)
- 作詞・作曲:悠希 歌:CLOUD
- 『Shuffle』 (第49話 - 第80話)
- 作詞:奥井雅美 作曲:矢吹俊郎 歌:奥井雅美
- 『WILD DRIVE』 (第81話 - 第131話)
- 作詞・作曲・歌:永井真人
- 『WARRIORS』 (第132話 - 第189話)
- 作詞:生沢佑一、IPPEI 作曲:山下雄大 歌:生沢佑一
- 『OVERLAP』 (第190話 - 第224話)
[編集] エンディングテーマ
- 『元気のシャワー』
- 『あの日の午後』
- 作詞:奥井雅美 作曲:矢吹俊郎 歌:奥井雅美
- 『楽園』
- 作詞:RUMIKO 作曲:SHOJI 歌:CAVE
- 『あふれる感情がとまらない』
- 作詞・作曲:生沢佑一 歌:生沢佑一
- 『EYE'S』
- 作詞:マイクスギヤマ 作曲・歌:生沢佑一
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
テレビ東京系列 火曜19:30枠 | ||
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レレレの天才バカボン | わがまま☆フェアリーミルモでポン!ごおるでん (土曜8:30枠から移動・改題) |
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ボンバーマンジェッターズ | 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ | 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX |
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