野村昭子
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野村 昭子(のむら あきこ、本名;増見昭子(ますみ あきこ)、1927年1月2日 ‐ )は、日本の女優。東京市神田区(現・東京都千代田区)出身。夫は演出家の増見利清。東京薬学専門学校(現・東京薬科大学)を卒業。薬剤師免許を所持している。岩崎加根子や土方弘は同期。
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[編集] 来歴・人物
薬剤師として東京大学の付属病院に勤務していたが、演劇に魅せられ1949年に劇団俳優座養成所の第1期生となる。1952年に養成所卒業後はそのまま俳優座に入団。以後、舞台、映画、テレビなどで主に脇役として活躍。若い頃から年齢より年上の老け役が多く、最近では『家政婦は見た!』シリーズの「大沢家政婦紹介所会長」の大沢キヌヨ役、『渡る世間は鬼ばかり』の青山タキ役で親しまれている。
歴史に残る特撮番組『ウルトラQ』で、後世まで語り継がれる名キャラクター・カネゴンの初出演作「カネゴンの繭」に、加根田少年の母親役で出演している。ストーリーでは自身も最後にはカネゴンに変身してしまうという役どころで、全国の視聴者の子供たちを恐怖させ、強い印象を与えた。
「きんぴら行進曲 野村昭子の味指南」などの著書もある。
[編集] 出演作品
[編集] 映画
[編集] テレビドラマ
- ウルトラQ 第15話 カネゴンの繭(1966年4月10日放送)
- おはなはん (1966年・NHK朝の連続テレビ小説)
- 金田一耕助シリーズ(犬神家の一族、本陣殺人事件、三つ首塔、悪魔が来りて笛を吹く)(1977年・TBS・カネ役)
- 白い巨塔 (1978年・フジテレビ・鵜飼夫人役)
- パパになりたかった犬(1984年1月9日~3月26日、日本テレビ系列)
- スウィート・ホーム (1994年・TBS・井上タキ役)
- 家政婦は見た! (テレビ朝日・大沢キヌヨ役)
- 渡る世間は鬼ばかり (TBS・青山タキ役)
- 腕まくり看護婦物語 (フジテレビ・野崎綾役)
- 税務調査官・窓際太郎の事件簿シリーズ (TBS・窓辺トメ役)
- 音の犯罪調査官 響奈津子シリーズ (フジテレビ・響信恵役)
- 上条麗子の事件推理シリーズ (TBS・小野町子役)
- ハルとナツ 届かなかった手紙 (NHK・中原イネ役)
- パパとよばないで
- スウィートホーム
- こちら本池上署 (TBS、山野桜役)
- 土曜ワイド劇場『探偵事務所』シリーズ(1994年 - 1999年)(テレビ朝日)