鍾路
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鍾路 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 종로 |
漢字: | 鍾路 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
チョンノ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
英語: | Jongno |
鍾路 (チョンノ)は韓国・ソウル特別市鍾路区にある、漢江の北に位置する繁華街である。
[編集] 概要
西は光化門交差点から東は東大門市場に至るまで東西に直線に伸びる大通り・鍾路を挟んで発展しており、大通りの真下には日本の経済援助によって韓国で初めて建設された地下鉄であるソウルメトロ1号線が走っている。鍾路近辺には明洞、仁寺洞、東大門市場などの観光地がある。また鐘閣、近代的な西洋的な要素を取り入れた公園として知られるタプコル(パゴダ)公園、世界文化遺産にも指定された宗廟などの史跡も存在し、観光地として人気がある。
光化門駅、鐘閣駅、鍾路3街駅、鍾路5街駅など鍾路の大通りに乗降客の多い地下鉄駅があるのと同時にバスの主要路線もソウル各地域から乗り入れていることもあり、市内各所からのアクセスもよい。復元工事が完成した清渓川、乙支路と平行しており、条里制の街並みを形成していることも特徴。
日本統治時代は現在の明洞付近の日本人居住地域と対照的に、朝鮮人居住地域の中心街として発展し、現在の鍾路タワー(ミレニアムタワー)の位置に朝鮮人資本としては初めてとなる近代的デパート・和信百貨店(ファシン-)や、貴金属店などがあった。現代グループも鍾路にあった自動車整備工場が原点である。このため、韓国ドラマや映画の舞台になることが多く、現在グループ創始者の鄭周永を描いたドラマ「英雄時代」などはその一例である。
江北と呼ばれる旧市街の中心地であり近年は再開発もさかんである。鐘閣の向かいに立地する近代的高層建築、鍾路タワー(もともと経済危機前にサムスングループが総合ショッピングセンター建設を目的に工事が始まったが、1997年末におきた経済危機で頓挫、一時期、韓国国税庁が建物を間借りしていたこともある)や鍾路1街付近の清進洞の再開発などがその代表に挙げられる。
しかし、ピマッコルをはじめとする昔ながらの飲み屋など韓国の風情がなくなるとの批判の声もあり、鍾路の再開発には疑問を呈する声も少なくない。
[編集] 外部リンク
- 鍾路区庁(日本語)