長崎屋火災
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長崎屋火災(ながさきやかさい)は、1990年3月18日に兵庫県尼崎市神田中通4丁目の長崎屋尼崎店で発生した火災。死者15名、重軽傷者6名を出す惨事となった。
バブル経済による在庫確保のために階段や防火扉の前など、ビル内の避難通路に商品の入ったダンボールを積み上げていた事、普段火災報知器の誤作動が多発していたことが多くの死傷者を出すに至った。1993年、防火対策を怠ったとして、元店長ら2人に業務上過失致死傷罪で有罪の判決が下された。
火の気のないカーテン売場から出火していたことなどから、出火原因は放火と思われるが、犯人は不明のまま2005年に時効を迎えた。
この火災は10年後(2000年)の長崎屋倒産の遠因ともなった。