阿野家
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阿野家(あのけ)は、羽林家の家格を有する公家。藤原北家閑院流。滋野井庶流。藤原成親の子で滋野井実国の養子公佐を祖として創設された。阿野の号は、公佐がその岳父である阿野全成(源義経の同母兄)から阿野荘を相続したことに由来する。家業は神楽。家紋は唐花。江戸時代の家禄は478石。明治維新後、子爵。
鎌倉時代の公廉の娘廉子は、後醍醐天皇の寵姫で、後村上天皇の生母となり、准三宮。南北朝期には一族のほとんどが南朝方に付くが、それが却って一族の分裂・弱体化を回避する事になり、南北朝合一後に京都に復帰した後も公家社会に留まる事を可能にしたという。
分家に山本家(子爵)、西大路家(子爵)がある。
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