青井 (足立区)
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青井(あおい)とは、東京都足立区の一地区。 住居表示は青井一丁目から青井六丁目。郵便番号は一丁目・二丁目・三丁目が〒120-0012。四丁目・五丁目・六丁目が〒121-0012
隣接する地域は北は一ツ家および西加平、東は加平および綾瀬、南は弘道、西は中央本町。
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[編集] 地域
足立区中部を南北に貫流する綾瀬川の西岸に接し、地区の北端を環七通りが東西に走る。 地区西部には近年開業したつくばエクスプレス線の青井駅があり、これまで鉄道不便地帯であった青井地区を一気に都心へと近づけた。
[編集] 地名の由来
青井は明治時代(1889年、明治22年)の市町村制施行まで、江戸時代からのの次郎左衛門新田、弥五郎新田、五兵衛新田ほか12か村の耕地が交錯しており、その境界も複雑に入り組んだものであった。 その後の市町村制施行による町村合併によっても複雑な境界の様相は残され、戦後に行われた住居表示による新町名の制定において、江戸時代以来の綾瀬村の大字でまとめていくことも難しく議論は紛糾することとなった。 最終的にはこの辺りがそれぞれの村の「精出耕地(せいだしこうち)」であったことから、「精」より「青」、「耕」より「井」をとって「青井」と命名される次第となり、1966年(昭和41年)1月1日より新町名が実施された。 精出耕地とは江戸時代の開拓期に最後まで残されたこの地域を、各村が努力して耕地として拓いたことから「精出し」と名付いたようである。 また青井の「青」には澄み渡った青空と豊かな農作物の繁栄を、「井」は尽きることの無い湧水を表し、この地域の今後の発展を願ったものであるという。
[編集] 交通
[編集] 鉄道
[編集] 道路・橋梁
道路
- 東京都道102号
- 東京都道318号環状七号線
- 花畑街道(旧名「下妻街道」)
- 青井兵和通り
橋梁
- 新加平橋
- 綾瀬新橋
[編集] 施設
- 青井小学校(青井3-12-2)
- 栗島小学校(青井6-13-10)
- 青井中学校(青井4-19-1)
- 東京都立青井高等学校(青井1-7-35)
[編集] 史跡
- 旧浅野家長屋門(青井5-11-31)
- 増福寺(青井2-32-8)
- 不動講
- 愛宕神社(青井1-16-13)
- 四ツ家稲荷神社(青井2-15-14)
- 庚申塔(青井5-1-1)
- 弁財天(青井5-1-1)
- 二ツ家箕濃が谷囃子
[編集] 関連項目
[編集] 参考資料
参考文献
- 足立風土記稿 地区編6 綾瀬(足立区立郷土博物館)
- ブックレット足立風土記6 綾瀬地区(足立区立郷土博物館)
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