顕微鏡
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顕微鏡(けんびきょう)とは、光学的もしくは電子的な技術を用いることによって、微小な物体を視覚的に拡大し、肉眼で見える大きさにする装置である。単に顕微鏡というと、光学顕微鏡を指すことが多い。
光学顕微鏡は眼鏡屋のヤンセン父子によって発明された。その後、顕微鏡は科学の様々な分野でこれまで多大な貢献をしてきた。その中で様々な改良を受け、また新たな形式のものも作られ、現在も随所に使用されている。顕微鏡を使用する技術のことを顕微鏡法(microscopy)、検鏡法という。また、試料を顕微鏡で観察できる状態にしたものをプレパラートという。
- 光学顕微鏡 (OM)
- 実体顕微鏡
- 蛍光顕微鏡
- レーザー走査顕微鏡
- 共焦点レーザー顕微鏡
- 走査型プローブ顕微鏡 (SPM)
- 原子間力顕微鏡 (AFM)
- 走査型トンネル顕微鏡 (STM)
- 走査型近接場光顕微鏡 (SNOM)
- 超音波顕微鏡
[編集] 顕微鏡と科学
[編集] 生物学
科学の諸分野の中で、生物学は恐らくもっともその影響を受け、恩恵を被っている。生物学の教科書が、往々にして細胞の発見から始まることを見ても、それは明らかである。また高等学校においては、通常は顕微鏡は生物教室におかれる。