高井有一
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高井 有一(たかい ゆういち、男性、1932年 -)は、日本の小説家。 東京都に生まれる。本名は田口哲郎。祖父は角館町出身の小説家だった田口掬汀(たぐちきくてい)。父は画家の田口省吾(しょうご)。早稲田大学文学部英文科卒業。共同通信記者の傍ら、1964年『犀』に『夏の日の影』を発表し、同人の立原正秋、加賀乙彦、後藤明生らの知遇を得る。1965年に『北の河』で芥川賞受賞。1976年に祖父の田口掬汀の生涯を描いた『夢の碑』で芸術選奨文部大臣賞、1983年に『この国の空』で谷崎潤一郎賞、1989年に『夜の蟻』で読売文学賞、1999年に『高らかな挽歌』で大佛次郎賞、2002年に『時の潮』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。その他の代表作に立原正秋の生涯を描いた『立原正秋』などがある。