高田宏
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高田宏(たかだひろし、1932年 - )は日本の作家・随筆家。京都府京都市出身で石川県加賀市育ち。石川県立大聖寺高等学校、京都大学文学部仏文学科卒業。
光文社、アジア経済研究所で雑誌編集を経て、エッソ石油広報部でPR誌「エナジー」を編集し、PR誌を越えた雑誌として評価された。その後、文筆専業に専念となる。代表作に『鳥焼け』などの歴史小説をはじめ、樹木・森・島・旅・雪などの自然、猫などをテーマに随筆・評論・紀行など著書百冊ある。1979年に『言葉の海』で大佛次郎賞と亀井勝一郎賞、1990年に『木に会う』で読売文学賞をそれぞれ受賞。その他には日本ペンクラブ理事、将棋ペンクラブ会長、石川県九谷焼美術館館長、深田久弥山の文化館館長をそれぞれ務めている。