高野山駅
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高野山駅(こうやさんえき)は、和歌山県伊都郡高野町にある、南海電気鉄道鋼索線の駅。駅の標高は867m。
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[編集] 駅構造
頭端式2面1線の階段状のホームとなっている。駅舎は1928年完成の木造2階建て。洋風建築を基調とする外観で、高野山の玄関駅らしい寺院風の宝形造の屋根を持つ。1階がコンコース、2階が待合室となっている。この駅舎は2005年に国の登録有形文化財に登録するよう答申された。
2つのホームは、乗車用と降車用に分かれており、それに対応して、改札口も入口と出口が別になっている。
[編集] 利用状況
2004年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は1884人。この数字は南海の駅全体では99駅中70位である。
[編集] 駅周辺
駅前に、奥の院など高野町中心部へ向かう南海りんかんバスのバス停がある。それ以外の施設はみやげ物店兼食堂一軒とコインロッカーのみであり、高野山へのバス連絡所という意味合いが強い。バス停では、バス一日乗り放題のチケットも売られている。
[編集] その他の特徴
- 駅から高野山中心部へ直接向かう道路は、南海りんかんバス私有の専用道となっており、一般車両や歩行者の通行は禁止されている。この専用道は1933年6月に、南海りんかんバス高野山上路線の前身である高野山自動車が開設したものである。この駅に一般車両が向かう場合は、大門方面からの町道(町道大門高野山駅線。この道も1934年4月に同じく南海りんかんバスの前身のもう一社である高野山大門自動車が開設したもの)を使用する。徒歩で高野山中心部に向かう場合は、極楽橋駅から女人堂方面への登山道を使用するコース、高野山駅から先述の町道を使用するコースとなる。
- ケーブルカーのみの駅であるが、南海電鉄の特急券や徳島航路との連絡乗車券も購入できる。
- ケーブルカーに定員以上の乗客が押し寄せ、いわゆる「積み残し」が発生した場合、約7分後に臨時便が運行される。
[編集] 歴史
[編集] その他
[編集] 隣の駅
- 南海電気鉄道
- 鋼索線
- 極楽橋駅 - 高野山駅
[編集] 関連項目
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