鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鹿児島県下一周市郡対抗駅伝競走大会(かごしまけんかいっしゅう・しぐんたいこう・えきでんきょうそうたいかい)は、毎年2月に鹿児島県本土(薩摩・大隅地方)を舞台に5日間に渡って開催される、鹿児島県の各地区対抗の駅伝大会。鹿児島県・鹿児島市・南日本新聞などの主催。通称、鹿児島県下一周駅伝、鹿県下一周駅伝(南日本新聞が幟などに使用)。
目次 |
[編集] 概要
1954年に奄美群島の日本復帰を記念して10地区でスタート。1955年には熊毛(種子島・屋久島)が、1962年には大島(奄美群島)が初出場し現在に至る。2005年の第52回大会は、宮之城町(現・さつま町)山崎の国道267号沿いで応援帰りの中学生の列に車が突っ込み死傷者を出したことから中止された。
鹿児島県内の購読率が3分の2を超える南日本新聞が主催することもあり、同紙をはじめ県内の各マスコミが数週間前から特集を組み大会を盛り上げる。このため鹿児島県内のスポーツ大会においては圧倒的に知名度が高く、鹿児島県の2月の風物詩として親しまれている。
応援も盛んで、沿道には地域住民や幼稚園生・小学生・中学生が数多く駆けつける。このため、万が一に備えて交通安全対策が万全に図られており、ゴール地点など特に人が多く集まる場所では大会運営側がアナウンスを繰り返すなどの方法で注意を喚起している。(前述の事故のこともあり、2006年の第53回大会以降はより強化されている)
[編集] 参加チーム
上位から4チーム毎にA・B・Cクラスに分けられ、1位(総合優勝)、5位(Bクラス優勝)、9位(Cクラス優勝)となる。カッコ内はたすきの色
- 鹿児島地区(赤)
- 指宿地区(朱)
- 川辺地区(青)
- 日置地区(濃緑)
- 川薩(せんさつ)地区(薄青)
- 出水地区(濃紺)
- 伊佐地区(桃)
- 姶良地区(紫)
- 曽於地区(黄)
- 肝属地区(薄緑)
- 熊毛地区(薄茶)
- 大島地区(白)
近年では姶良地区がトップを占めることが多く、鹿児島地区・曽於地区がこれを追う展開となることが多い。
[編集] コース
2007年の第54回大会では全距離592.7Km、53区間に分かれる。
- 鹿児島市役所前~南さつま市役所前
- 第2日 加世田~出水・川薩方面
- 南さつま市役所前~出水市役所
- 根占中学校下~鹿児島市役所前
[編集] 関連リンク
[編集] 参考文献
- 2007年2月9日付南日本新聞朝刊