黄檗駅
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黄檗駅(おうばくえき)は、京都府宇治市にある京阪電気鉄道・西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅。
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[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
両駅とも隣接しているが、路線自体が競合関係にあるため、連絡通路などの設備は無くそのような計画も無い。両駅のホームの端同士は目と鼻の先にあるものの駅舎の出入口は離れており、乗り換えるためにはかなり遠回りをしなくてはならない。
[編集] 京阪黄檗駅
相対式2面2線のホームを持つ地上駅である。急カーブ上に位置し、「電車とホームの間に注意」というステッカーがホームに貼り付けられているほど。
改札口は上下線で別々に設けられており、改札内でホーム同士を行き来することはできない。中書島方面に改札があり、宇治方面のホームの改札は無人。中書島方面のホームの改札には駅員が常駐している。2006年6月30日で売店の営業は終了し、現在では飲料および新聞の自動販売機がある。
- のりば
- 中書島・大阪・出町柳方面行のりば
- 宇治・三室戸方面行のりば
- ※両ホームとも有効長は5両。のりば番号は設定されていない。
[編集] JR黄檗駅
相対式2面2線のホームを持つ、交換設備を備えた地上駅である。ただ、配線が1線スルーになっておらず、快速は減速しての通過を余儀なくされる。
かつては単式1面1線のホームしかなかったが(現在の2番線)、奈良線の輸送力増強のためにホームが新設された(現在の1番線)。非常にこぢんまりとした駅舎を持ち、電車を降りるとすぐに改札という構造になっている。なお駅業務は(株)ジェイアール西日本交通サービスへ委託されている。
- のりば
- ■ 六地蔵・稲荷・京都方面
- ■ 宇治・木津・奈良方面
[編集] 利用状況
- JR線黄檗駅の1日の利用客数は約3101人(西日本旅客鉄道調べ)。
- 京阪線黄檗駅の1日の利用客数は約3542人(京阪電気鉄道調べ)。
ともに平成15年度の資料より。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
- 1913年(大正2年)6月1日 京阪電鉄宇治線の駅が開業。当時の駅名は黄檗山。
- 1926年(大正15年) 黄檗駅に改称。
- 1943年(昭和18年)10月1日 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1961年(昭和36年)4月21日 国鉄奈良線の駅が開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、国鉄の駅がJR西日本の駅となる。