木幡駅 (JR西日本)
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木幡駅(こはたえき)は、京都府宇治市にある西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の駅。
JRの駅名は「こはた」だが、京阪宇治線の木幡駅は「こわた」と、それぞれ読み方が異なる。
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[編集] 駅構造
単式・島式2面2線のホームを持つ行違い可能な地上駅。以前は2面3線であったが、中線は撤去されている。なお駅業務は(株)ジェイアール西日本交通サービスへ委託されている。
本数的には、京都方面、奈良方面とも、駅本屋側の単式ホーム(1番線)に発着することが多い。跨線橋を渡った反対側の島式ホーム側(2番線)は、京都~城陽間の普通列車の発着が主である。駅内配線は、JR黄檗駅とは違いみやこ路快速の登場後に1番線による1線スルーに変更され、快速が減速せずに通過出来るようになった。
開業時からの小さな木造駅舎が大事に使われている。駅前のポストは円筒型の、通称"丸ポスト"である。
- のりば
- ■ 六地蔵・京都方面/宇治・木津・奈良方面
- ■ 六地蔵・京都方面/宇治・木津・奈良方面(ともに行違い待ち列車のみ)
[編集] 利用状況
平成16年度の1日の利用客数は約2,638人(西日本旅客鉄道調べ)。
[編集] 駅周辺
- 宇治陵
- 許波多神社
- 宇治木幡郵便局
- 京都府立東宇治高等学校 -- タレントの安田美沙子の出身校として知られる。
- 木幡緑道 -- 歴史の項目参照。
- 株式会社京都アニメーション -- 駅前に本社。
- 木幡駅(京阪宇治線) -- 西に徒歩5分ほど。
- 京都医療少年院
その他、周辺は住宅密集地である。
[編集] 歴史
- 1897年(明治29年)1月25日 奈良鉄道の駅として開業。
- 1905年(明治38年)2月7日 合併により関西鉄道の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 関西鉄道が国有化。国鉄木幡駅に。
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる。
戦前から戦後にかけ、木幡西部に位置した旧陸軍宇治火薬製造所木幡分工場への引込線が本駅から引かれていた。その後線路は撤去されたものの、築堤の大部分や、道路を跨ぐ橋桁等がそのまま残されており、また本線と並行する一部区間は1983年に遊歩道「木幡緑道」として整備されている。