ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト

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『ルパン三世 EPISODE：0 ファーストコンタクト』は、漫画家モンキー・パンチ原作の人気アニメ『ルパン三世』の毎年恒例となっているTVスペシャルのシリーズ第十四弾である。2002年 7月26日に日本テレビ系の金曜ロードショーで放送された。視聴率は20.6%。[1]

第二次世界大戦中に各国諜報部員が捜し求めていた錬金術「クラム・オブ・ヘルメス」の争奪戦を軸に、ルパンファミリーの「ファーストコンタクト」のエピソードが明らかになる…。

演出としては、ルパンと五ェ門が勝負するシーンはTV第1シリーズ第5話「十三代目五ェ門登場」の演出とほぼ同じである、第一話のラストの「裏切りは女のアクセサリーみたいなものさ」という台詞があるなど、初期のTVシリーズや劇場版などをイメージした渋い演出が目立つ。BGMについては本作から、過去のTVスペシャルの物が使用されている。メンバーとの出会いの他にルパンの愛車、メルセデスベンツSSKとの出会いが描かれていた。なおこの作品においてのルパンの衣装は劇場版「ルパンVS複製人間」と同じカラーリングである。

なお、本作品以降「ルパン三世シリーズ」が始まって以来、初めてセル画からデジタル製作に変更となっている。

原作・TVシリーズの設定を完全に無視しているため（キャラクターデザインは第2シリーズとほぼ同じ）、本当の『ファースト・コンタクト』とは言い難く、最後はルパンがこの話が真実か虚実かをあやふやにして終わらせている。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] あらすじ

「今、初めて明かされるルパンと次元の出会い!?」

ある夜、次元は女性記者のエリナにルパン三世との出会い、いわゆる『ファーストコンタクト』を語り始めた。ルパンとその仲間達の出会いが初めてあかされる。次々と起こる事件の中、出会うルパンと次元。その中で友情、裏切りが描かれる。そこにルパンと不二子の初めての出会いも織りまぜ、話は二転三転する。また、犯人捜査のため、警視庁からニューヨーク市警を訪れた銭形もはじめてルパンと遭遇する。そして、斬鉄剣を求めて五ェ門も登場する。今回のお宝「クラム・オブ・ヘルメス」を追う中で、錯綜する人間関係。

おなじみのメンバーである次元、不二子、五ヱ門、銭形警部は一体どのようにして出会ったのか?そして、ルパンと次元はそれぞれ相手の腕前をどう思っているのか、また五ェ門の持っている斬鉄剣の秘密など、ルパンと仲間達の過去が今明らかになる!?

[編集] スタッフ

原作：モンキー・パンチ（中央公論新社刊）
監督：大原実
脚本：米村正二
音楽：大野雄二
作画監督：宮繁之、片岡康治
撮影監督：林コージロー
音楽監督：鈴木清司
録音監督：加藤敏
美術監督：宮野隆
キャラクターデザイン：平山智
メカニックデザイン：石本英治
編集：佐野由里子
色彩設計：西香代子
製作担当：浄園祐
プロデューサー：小野利恵子、尾崎穏通、大石祐道
主題歌「LOVE SQUALL（po do amor）」
- 作曲/編曲：大野雄二
- 唄：ソニア・ローザ
- オリジナルサウンドトラック：「ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト」
連載誌：週刊Weekly漫画アクション
製作：東京ムービー、トムス・エンタテインメント、日本テレビ放送網