5大国
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5大国(ごたいこく)とは、第二次世界大戦の戦勝国のうち、特に中心的な役割を果たしたアメリカ合衆国、イギリス、フランス、中華民国(中華民国が国際連合を追放されてからは中華人民共和国に代わる)、ソビエト連邦(ソ連崩壊後はロシア連邦に代わる)の5つの大国で、国連の常任理事国である。通称はP5。これは、Permanent 5から来ている。
経済的、社会的、政治的に大きな力を持っており、国際的な発言力が強い。この5つの国がバランスを取り合うことが期待されている。
この5大国の言語である、英語、フランス語、中国語、ロシア語は、国連の公用語でもある。 また5大国すべてが核兵器を持っており、核拡散防止条約に調印している。
[編集] 過去の5大国
第一次世界大戦後に創設された国際連盟の時代には、アメリカ、イギリス、日本、フランス、イタリアが世界五大国と呼ばれていた。 アメリカ以外の4カ国は国際連盟の常任理事国であった。
さらには19世紀のウィーン体制下での神聖同盟加盟国(イギリス、フランス、プロイセン王国、オーストリア帝国、ロシア帝国)を五大国とすることもある。