BITTERSWEET SAMBA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Bittersweet Samba(ビタースウィート・サンバ)とは、トランペット奏者で音楽プロデューサーであるハーブ・アルパートによる「ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス」の1965年のアルバム「Whipped Cream & Other Delights」に収録されている、ジャズ(アメリアッチ?)のインストゥルメンタルで、実際には1分43秒。
作曲 : ソル・レイク (Sol Lake)、演奏 : ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス (Herb Alpert & The Tijuana Brass)。
日本ではラジオの深夜番組「オールナイトニッポン」、「オールナイトニッポンエバーグリーン」、「オールナイトニッポンR」「オールナイトニッポンアゲイン」(ニッポン放送より全国ネット)のテーマ曲として使われているため、日本の住民には大変馴染み深い曲であり、日本では一般に「オールナイトニッポン」のイメージが強い(前述の様に、原曲は2分にも満たないが、番組用に編集されている。ただし、オールナイトニッポン関係のCDに収録されている曲は原曲である)。
以前は1部のオープニングと2部のエンディングのみ流れていたが、現在は「オールナイトニッポン」(月曜-土曜25:00-27:00)、「オールナイトニッポンエバーグリーン」(月曜-木曜27:00-29:00)「オールナイトニッポンR」(金曜-土曜27:00-29:00)のオープニングで使用されている。通常、オープニングトークの後にすぐ1曲目が始まるため、最後まで聴けることは少ないが、木曜日の「ナインティナインのオールナイトニッポン」(木曜25:00-27:00、以前は「ナインティナインの@llnightnippon.com」)では、オープニングトークが長くなる為、約4分15秒に編集された曲を最後まで聴くことができる。また、2002年から1年間放送されていた「Gacktの@llnightnippon.com」では、オリジナル版は使われず、必ずGacktムードに合わせたアレンジミックスが流れた。また、2002年の秋に「氣志團綾小路“セロニアス”翔のオールナイトニッポン」(この時は「氣志團綾小路“セロニアス”翔の@llnightnippon.com」)でも、一時期、氣志團の名曲「One Night Carnival」とこの曲の一部のパートを被せた曲がテーマ曲として流れたことがあった。パーソナリティの綾小路翔(氣志團)は、これを「BITTERSWEET CARNIVAL」と呼んでいた。単発の矢井田瞳のオールナイトニッポンでは、番組の30年以上の長い歴史の中で初めて、生演奏によるBITTERSWEET SAMBAが流れた。 スペシャルウィークの放送分でちわきまゆみが本曲を強制停止させた。自己都合での強制停止の事例は彼女のみである。
「オールナイトニッポン」以外では、CBCラジオ「週刊第14帝國」のオープニングで使用されていた。
1970年代の人気テレビドラマ『時間ですよ』(TBS)の音楽を担当した作曲家、山下毅雄の晩年の述懐によると、同番組のテーマ曲は本曲をモチーフに更に明るい曲調にして作ったものという。
1995年9月には、演歌歌手の森進一が出演していた日産自動車・ローレルのCM曲としても使われていた。
2002年に吉本興業のユニット「Re:Japan」により、オールナイトニッポン35周年記念企画で詩がついた歌謡曲「bittersweet samba~ニッポンの夜明け前~」としてカバーされたが、木曜パーソナリティのナインティナインは参加していない。(当時パーソナリティだった藤井隆、ロンドンブーツ1号2号は参加しているがナインティナインは参加していなかった。)
カテゴリ: オールナイトニッポン | ポピュラーソング | 1965年の楽曲