Cat Shit One
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『Cat Shit One』(キャットシットワン)は小林源文の漫画作品(フィクション)。 ソフトバンククリエイティブ社にて1998年から現在4巻まで発行されている(0,1,2,3巻)。 日本の他、アメリカ (ADV Manga) 、スペイン (Glénat) 、ポーランド (Waneko) からも翻訳版が発売されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
ベトナム戦争での、アメリカ軍の偵察チームに所属するパッキー、ラッツ、ボタスキー、チコの戦いを描く。彼らのコードネームは「キャット・シット・ワン」。
[編集] 登場人物
- パッキー(パーキンス)
- アメリカ陸軍特殊部隊隊員。南ベトナム軍事援助軍・特殊作戦グループ・第五特殊部隊(MACV/SOG 5th Special Forces Gr.)所属。偵察チーム・キャットシットワンの隊長。階級は軍曹。後に大尉となり、ヴェトナム戦後は少佐になる。性格はラッツ曰く楽天家。彼の存在については合衆国大統領も関与できない最高レベルの国防機密が……。
- ラッツ(ホワイト)
- アメリカ陸軍特殊部隊隊員。MACV/SOG 5thSFG所属。キャットシットワンのメンバー。階級は伍長、後に軍曹。ヴェトナム語に精通し、通訳を担当する。理知的な性格で、パッキーの右腕的存在。ブロンクス出身。プアホワイトの家庭に育つ。
- ボタスキー
- アメリカ陸軍特殊部隊隊員。MACV/SOG 5thSFG所属。キャットシットワンのメンバー。無線を担当。アジア人が嫌い。
- チコ
- ヴェトナム山岳民族モンテニャードの出身。アメリカによって教育を受けた、頼りになる傭兵。
- ベックウィズ
- アメリカ陸軍将校。階級は少佐。戦後は大佐になる。ヴェトナムで米軍特殊部隊隊員とヴェトナム人レインジャーとで偵察チームを組織し、指揮官を務める。
[編集] キャラクターの表現について
『Cat Shit One』では、登場キャラクターは全て人間以外の動物で表現されている。 動物の種類はキャラクターの出身国によって分かれている。
- アメリカ人 - ウサギ
- ヴェトナム人 - ネコ
- フランス人 - ブタ (由来はフランス料理のトリュフを取るブタからイメージされたらしい。)
- 中国人 - パンダ
- 日本人 - サル
- ロシア人 - クマ
- 韓国人 - イヌ (由来は韓国料理の「ポシンタン(犬鍋)」からイメージされたらしい。)
- イギリス人 - ネズミ (由来は「砂漠のネズミ」からイメージされたらしい。)
- オーストラリア人 - カンガルー もしくは コアラ
[編集] トリビア
- アメリカ軍には「ドッグシットワン(犬のクソ野郎)」というウェストポイントの下級生につけるあだ名があり、それが転じて「キャットシットワン」になった。なお『Cat Shit One』Vol.1に、人間が主人公のDog Shit Oneという短編が掲載されている。
- 作者曰く、彼らの下半身が裸に見える人は大至急で病院に行く必要があるとのこと。
- 同様に、劇中に登場するストリッパーがパンティを着用していても、疑問を感じてはいけない。
[編集] 書籍情報
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.0 ソフトバンククリエイティブ、2005年: ISBN 4-7973-3298-0
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.1 ソフトバンククリエイティブ、1998年: ISBN 4-7973-0716-1
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.2 ソフトバンククリエイティブ、2000年: ISBN 4-7973-0960-1
- 小林源文 『Cat Shit One』Vol.3 ソフトバンククリエイティブ、2002年: ISBN 4-7973-2163-6