CODED ARMS ASSAULT
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『CODED ARMS ASSAULT』(コーデッドアームズアサルト)は、KONAMIが開発していたプレイステーション3用FPSである。
前作であるCODED ARMSとはストーリー的にもゲーム構成的にも違う。 前作はランダムマップ生成を取り入れたゲームシステムだったが本作ではストーリーを追う、王道的FPSを目指しているとのことだったが、開発中止となった模様。
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[編集] ストーリー
<E3時>
2015年。
日本のコンピュータメーカー「葦原」(ASHIHARA)が開発したグリッドコンピューティングシステム。それは膨大な数のコンピュータ同士を結ぶことで、ネットワーク空間に巨大な「仮想社会」を作り出し、人々は経済を支えるまでになったこの「仮想社会」に没入した。
そこで行き交う膨大なデータはアンダーグラウンドで取引の対象となり、ハッキングで報酬を得る腕利きのハッカーが暗躍することとなる。ハッカー達はコンピュータとのシンクロ率を高めるため、自らの肉体を自慢のマシンに直結し、“PC.drug”を起動してネットワーク空間へトリップする。
トリップしたハッカーが目にする「街」は現実ではなく「システム」であり、迫りくる「軍隊」は「セキュリティプログラム」だ。やつらを打ち倒さなければお目当てのデータにはたどり着けない。そう、ハッカーにとってネットワーク内で行なわれるすべての行為はゲーム感覚なのである。
ある日、プレーヤーのところにやってきた1通の依頼メール。発信元は「エニグマ」。依頼内容は「葦原」のメインフレームである「KAGURA」に侵入し「新商品」のデータを奪取すること。プレーヤーはためらうことなく、“PC.drug”をキメてネットワークに身を投じた。
<東京ゲームショウ時>
ネットワーク空間に、巨大な仮想社会が繁栄する未来。ハッカー達は自らの脳をコンピューターに直結させネットワーク上にトリップする。今回のターゲットは日本企業「葦原(あしはら)」の極秘データ。システムを構成するデータは巨大な街と化し、電脳迷宮を作り出す。
システムを防御するセキュリティプログラムは電脳の軍隊と化し、ハッカーとの攻防を繰り広げる。ハッキングという名の戦闘が今始まる……。