COWA!
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『COWA!』(こわ!)は漫画家鳥山明による漫画。1997年、週刊少年ジャンプ(集英社)に短期集中連載された。単行本はジャンプコミックスで、全1巻。
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目次 |
[編集] 概要
本作はお化けのパイフーやホセ、人間のマルヤマなどによるコメディ漫画。作者自身はこの作品について、『DRAGON BALL』よりは『Dr.スランプ』に近い感じの作品であると語っている。
また、この作品から作者は漫画制作にパソコンを本格的に導入し始めており、これ以降の作品は、作者自身好きな作業といいながらも、『DRAGON BALL』では時間の関係上最低限しか使われなかったスクリーントーンが多用されることになる。
1997年当時、売り上げが低迷し発行部数が週刊少年マガジン(講談社)に劣っていたジャンプが、離れていった読者を取り戻そうと試み、ジャンプ全盛期の看板作品『DRAGON BALL』の作者である鳥山明による作品として本作を投入したという背景がある。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
人とお化けが共に暮らすこうもり岬に住むお化けの小学生パイフーは、日々、岬のお化けや人達と平和に暮らしてきた。そこへ突然大流行した、お化けのみが罹るお化け風邪。罹れば一ヶ月で死に至るこの病気を治すには、西に住む魔女のみが作ることの出来る薬が必要だが、動ける大人のお化けは全て病気に罹ってしまい、人が行くにはモンスターの出る危険な道のりと、どうしようもない状況。この危機にパイフーは、友達のホセ、アーポン、人間の丸山と共に、魔女の薬を買いに旅に出る。
[編集] 登場人物
- パイフー
- 主人公。コアラ男の父と、吸血鬼の母を持つハーフの子供お化けで、普段は吸血鬼だが、3秒以上十字架を見せられるとコアラ男に変身し大暴れし始め、丸いものを見なくては元に戻らない。母子家庭。
- ホセ
- パイフーの友達。幽霊型の子供お化け。フルネームはホセ・ロドリゲス。
- アーポン
- パイフーやホセの友達の子供お化け。パイフーをなにかとライバル視する。
- 丸山真虎(まるやま まこ)
- 通称マコリン。人間の男。活火山(かつかざん)という四股名(しこな)を持っていた元関取。人殺しの噂があり、村の人やお化けは怖がっていた。薬を持って帰ったら、百万円もらうという条件でパイフー達とともに出かける。
- 魔女
- お化け風邪を治す薬を作ることが出来る唯一の存在。
[編集] 用語
- お化け風邪
- お化けのみが罹る病気。これに罹るとおよそ一ヶ月で死に至る。
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