HVD
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HVD
- Holographic Versatile Disc。この項目で説明。
- High-definition Versatile Disc。EVD2 (Enhanced Versatile Disk 2) の旧称だが、EVDとは本来無関係な規格。中国の国内規格ビデオディスク。ハードウェア的にはDVDとほぼ同じ。
ホログラフィック・バーサタイル・ディスク(Holographic Versatile Disc、HVD)はBlu-ray Disc(ブルーレイ)やHD DVDの次の世代に位置づけられる光ディスク規格である。HVDでは赤と青緑の2色のレーザーを使い1本のビームにまとめて照射する。
青緑のレーザーで干渉縞としてホログラフィック層にエンコードされたデータを読み取り、赤のレーザーでCDと同様のアルミニウム層からハードディスクのセクタの概念に相当する、読み込んでいるトラックの場所を含む制御情報を読み取る。CDやDVDでは制御情報はデータ内に点在していたが、HVDではダイクロイックミラーを使用し、屈折した青緑のレーザーによって制御情報が狂うのを防いでいる。
以前、ホログラフィック記憶媒体は実用に耐えない散乱ノイズの発生や既存のCD、DVD技術との不整合などの理由で実用化は不可能とされてきた。 HVDの容量はBlu-ray Discのほぼ20倍の1テラバイトで、転送速度は28倍の1Gbpsとされている。 2005年2月2日、オプトウェアはHVDの標準化に向けた団体、HVDアライアンスを設立すると表明した。
[編集] HVDアライアンスのメンバー
- オプトウェア *
- 富士フイルム *
- 東亞合成 *
- 日本ペイント *
- CMCマグネティックス *
- パルステック工業 *
- 三菱化学メディア
- LITE-ON IT
- MPO International
- コニカミノルタオプト
- Software Architects
後ろに*があるのは設立時からの企業